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拝啓 私へ(4通目)

4月15日 最近の私は少し我儘になった気がする。

誰かのために、というよりかは「自分はどうしたいか。」と言うことを、相手じゃなくてきちんと私自身と話し合っている感じ。


前までの私は自分のことを後回しにする癖があったので、友人や家族が困っていたらそちらを優先していた。きっと、自分にも相手にも〝都合が良かった〟のだと思う。

歌を歌いたい、と言う気持ちが捨てきれなくてもがいていたあの時の私とは違い、今はギターを背負って電車やバスを逃さないように駆け回る女になっている。

傍から見たら、「気楽だなぁ。」と思われているかもしれない。「自由でいいね。」だなんて言われたり。

でも、それが私がなりたかった私だと思う。実際シンガーソングライターとして駆け出し初めて、まだ全てを投げ捨てて走れてはいないけれど、〝望月マコト〟として歌えている気がする。口にはしないけれど、「お前の頭の中に私の曲よ焼き付け〜!」ってビームを出しているイメージ。


音楽を含め、表現者を〝プロ〟になれるかどうかで、判断される方もいる。「どうせ上には行けないよ。」って鼻で笑う人も。「うるせえよ、お前だって何者でもないだろ。」って思うのは秘密だけど、だからこそ私は〝望月マコト〟を自分の大切な人たちには見せれない。私の大切な人たちはわりと現実主義なので(笑)いつか見せれるといいなあ…。

夢って誰もが持ってることなのに、みんな恥ずかしがって叶えようと手を伸ばす人を笑う。でもただ見てるだけは、本当に簡単で、もがいてもがいて行動するための一歩って本当に勇気がいる。唇が震えて、血液が冷えていく感じ。


今の私の気持ちとしては、〝誰かの頭の中に私の歌が焼き付いて離れなくなる〟と言うことが目標。誰もが知っている人になると言うよりかは、ふとした瞬間に望月の歌が流れてきて、「なんだよ…。」ってドキドキしてエモい時間を味わってもらいたい(ぐわしポーズ)

自分の中で期限は決めているのだけれど、それまではマイペースで走り切れるといいなあ。


昔、おいでよ!どうぶつの森の喫茶店の雰囲気が大好きで、私もこんな喫茶店開きたい!と思っていた。ライブハウスさんの雰囲気ってとても個性がある。

オーナーさんの雰囲気だったり、ご飯だったり。そこに音楽が加わるだけなのに、どうしてこうも場所によって味があるんだろう。お客さんが入ると、日によって顔を変えていく。口下手な私は言葉に表すことができないのだけれど、すごくすごく素敵。

今の私はとたけけになっている。実際には、とたけけにはなっていないけど、ステージの上で〝歌を歌う人〟にはなれている。あの空間を憧れていた私には「叶ってるよ」って笑ってやりたい。


いろんな夢を持ったまま走っていて、それなのに怖がって渡る橋を叩いてばかりいるけど、抱えてる夢を挑戦する前に、落とさないよう試してみる気持ちを持つまでは我儘になったと思っている。

目に見える「ロックンロール」は表せないけれど、心の奥底で燃える「ロックンロール」が、〝望月マコト〟を聴いて伝わってほしい…!喋るのもまとまらないし、ギターも人も1つだけど、心の中はバンドでドーーン、バーーーン、メラメラーーー、って気持ちです。



最近〝望月マコト〟も私も楽しく息をしています。あとはムキムキになれるともっと楽しいよ!



2022年4月の望月マコトより



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