三日月(Ayaka)

昨晩三日月を見た。
湿度は50%(多分)、雲ひとつない澄んだ神奈川の外れの平野の夜空に浮かぶ三日月と星座。視界が開けているだけで星空の見え方がこんなにも違うのかと23区に住んでいる身としては心が動かされた。

中学生の頃、天文に関わる仕事がしたいと思っていた時期があった。毎日白衣を着ているすっぴん美人の理科教師にそれを話したら「数学の知識も必要だし、星空がロマンティックだと思っているだけの生半可な姿勢だとしたら就けない仕事」だと追い返された。
そこまでの情熱は無かったとはいえ、中学生相手に反証も聞かずボコボコに殴り付けてくるとはなかなかバイオレンスな教師である。


その一助もあり、私は地球に光も届けられない、宇宙ゴミのような人間に育った。

しかしたとえ孤独なゴリラであったとしても、キラキラと輝くゴリラ座となって、立派な望遠鏡で天体観測されたいという気持ちはずっと燻っているものである。

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ここで一句

ゴリゴリと  私の笑顔  この宇宙
ばら撒く永遠に  未来人まで

えしかるごりら。



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