見出し画像

【映画紹介】ウェストサイドストーリー

水曜が祝日とは最高の週ですね☺️
みなさまいかがお過ごしでしょうか?

一日オフで好きなことが出来るということで、映画「ウェストサイドストーリー」を見てきました。今大注目の、ブロードウェイミュージカルのリメイク版第2弾ですね。

事前知識があまりない状態で見たのですが、見終わった感想としては、多少舞台となった1950年代の時代背景は知っておいたほうがいいなあと感じました。

なので、これから見る方のために映画の時代背景を簡単にまとめたいと思います。

最後に感想・ネタばれを含む可能性があるので、
まだみていないかたは【感想】は読まないようにお願い致します!


映画の概要🍿

1957年初演のブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド物語』は、1961年に映画化され、大ヒットを記録。ミュージカル映画の名作として知られています。

リメイク版『ウエスト・サイド物語』の監督を務めるのは、
映画界の巨匠スティーブン・スピルバーグ。
実は本作は、彼にとって初めてのミュージカル映画となります。

マンハッタンのアッパーウエストサイドという街に暮らす、プエルトリコ系ギャングと白人ギャングの抗争をテーマとしています。

こちらから引用↑


簡単なあらすじ🍿

1950年代のニューヨーク。マンハッタンのウエスト・サイドには、夢や成功を求めて世界中から多くの移民が集まっていた。
社会の分断の中で差別や貧困に直面した若者たちは同胞の仲間と集団をつくり、各グループは対立しあう。
特にポーランド系移民の「ジェッツ」🇵🇱と、
プエルトリコ系移民の「シャークス」🇵🇷は激しく敵対していた。
そんな中、ジェッツの元リーダーであるトニーは、シャークスのリーダーの妹マリアと運命的な恋に落ちる。

ふたりの禁断の愛は、多くの人々の運命を変えていく。

あらすじはこちらから引用↑


1950年代の時代背景🍿

舞台は1950年代のNY、世界中から移民が集い、同胞で対立しているというのが物語の主軸になります。
まず、この時代に夢と希望を持った世界中の人々がアメリカに集ったのはなぜなのでしょうか。

第二次世界大戦終結に伴い、植民地独立に伴う政治的再編、世界規模で移民は大量に発生しました。人々は移民を受け入れるアメリカに自由を求め移動しました。
 

1950年代のアメリカは、第二次世界大戦に勝利し急激に経済も成長していく中、低賃金で働かざるを得ない移民たちが影で経済を支えていました。
映画内に登場するプエルトリコから来たシャーク団は英語を話さず、貧困と犯罪がはびこり、
ギャングや麻薬も浸透していました。

二次世界大戦後にアジアやラテンアメリカからの移民が増えると、アメリカには新たな問題が起こります。かつてはマイノリティ対マジョリティの対立が主流であったが、だんだんとマイノリティ同士の対立が起こってきたのです。

そんな状況下で、シャーク団🇵🇷と敵対関係にあったのが、同じ移民でありながらも2世ということでアメリカ人として生きていたジェット団🇵🇱。

どちらもアメリカという地の底辺で、
自分たちの居場所を探そうともがいている若者です。


感想🍿

160分ほどの長い映画ですが、本当に一瞬でした。決闘のシーンなど、ハラハラドキドキな場面での緊張感は流石の演出。手に汗を握ります。
トニーがマリアを思って歌う「マリア」や、シャークスの女性たちが故郷プルエトリコを思いながらもアメリカでの生活に心躍らせる「アメリカ」など、
登場人物の感情が鮮やかに表現される歌が素晴らしくて、何にも言い難い。
衣装の色、美しい照明、ダンスの躍動感から溢れる感情。
すべてがきらめいていました。

政治、宗教、民族的な迫害からの逃避などが理由としてあげられますが、大きいのは経済的要因でしょう。
互いに恨みなどないはずの移民たちですが、
時代によって生まれる貧困や悲劇を経験し、
妬みや衝突を引き起こし、殺しあう悲劇を生む。

スピルバーグ監督の丁寧な描写は、現在のような世界情勢の中でも「世界が一つになってほしいと願っているような、そんなメッセージを私たちに与えているように感じられました。

感じ方はそれぞれだと思いますが、美しい歌と映像だけでも見る価値があると思います。ぜひ劇場で、そのエンターテインメントに触れてみてください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?