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リビングウィルの尊重

おはようございます♪

昨夜、帰宅後にnoteにINしようとしたらエラーになってしまい、ヒヤッとしました!もうnoteできなくなるのかな~と一瞬残念に思ってたら今朝は解消されてて、何だったんだろう・・・って(^_^;)

さて、今日は少し重いテーマになります。私の母は去年の4月に他界したのですが、その母の主治医をしてくださっていたのが在宅医の長尾和宏先生でした。長尾先生は沢山の書籍を刊行されていて、その中の「痛い在宅医」と「痛くない死に方」の書籍が原作の映画が3月から上映されます。それに先駆け、長尾先生のドキュメンタリー映画が今日から上映になります。

私が先生とご縁をいただいたのは、2018年の年の瀬、その少し前に「薬のやめどき」という書籍との出合いから始まります。当時、母は糖尿病の治療を中心に公立病院に定期的に通っていたんですが、その時に飲んでいた薬の量が多く、母がちょっと不定愁訴を言うとすぐに対処療法として薬を出されていて、どんどん薬が増える事に私はとても疑問だったのと、薬が良いわけないので、高齢の母に本当に必要なのかなと、ずっと思っていた時にこの本を見つけました。

軽い認知症状があり、はっきりとした検査を拒否するかもしれない母を、診て貰える病院を同時にさがしている時でもありました。そんなある日、診察日に、また薬を大量に処方されました。私は何故か自然に、病院から出て薬を受け取らずに母を連れて、猛スピードで尼崎の長尾クリニックへタクシーで飛ばし駆け込みました。

先生は自然に母を誘導してくださり、無事に認知症の検査も済み、それからの流れを一気にお願いできることになり、物凄く安堵したのを覚えています。医療のこと、介護のこと、在宅に切り替える流れ、ケアマネさんの紹介を経てスムーズに事が進み、母を安全に平和に生活できる基礎ができたことに感謝しました。そして、本当に私は人に恵まれてたんだなと実感しています。

コロナの時期が重なり、外で働き不特定多数の人と接する仕事をしている私は基礎疾患を持っている母を在宅で生活させていることに不安もあり、施設から良いタイミングでご連絡をいただいたので結局は施設に入所させました。その2ヶ月後に他界したわけですが、在宅期間に先生から教わっていた事や書籍、ケアマネさんからの情報など必要なことを知っていたからか、要所要所で決断する際に、しっかりと施設側へも意思を伝えることができたのが、せめてもの救いでした。入所後すぐに他界してしまい、長尾先生が提唱されている「平穏死」にしてあげられなかったのかもという少し後悔はありますが、母の最期の様子などを見て、先生から聞いていた人の最期の様態を確認できたことで、「これで良かったんだな」と思うことができました。母は満89歳、大往生で天寿を全うできました。

先生と出会った頃には、少し認知がでていたので、リビングウィルは書けなかったのですが、その分、家族の私が母と何気ない生活の中で自然に確認する機会があって、母の意思も知り、自信をもって何でも決めていけたことは良かったかなと思っています。

お若い方や、家族や周りに死が目の前に迫りつつある状況の方がいなければ、ピンと来ないというか、関心がないかもしれませんが、最期の時をどうしたいか、自分はどういう最期を迎えたいかの意思をしっかり周りの人と共有しとくと、混乱や迷いがなくなります。つまり、自分のためでもあるし、周りの人の為でもあり、不必要な不安を他者に持たせないで、迷惑をかけない方法の一つなので、ちょっと知識として覚えておくと、いざという時、とても力強いものになると思います。

映画製作の協賛という形で、母がこの映画とご縁を結ばせていただいた関係で完成披露試写会に今月初めに参加させていただいたのですが、本当に素晴らしい映画でした。俳優さんも実力派の名優ばかりが出演されてます。長尾先生がモデルの長野浩平役を奥田瑛二さんが演じてらっしゃいます。宇崎竜童さんもすごくいい味が出ていて、シリアスな中にほっこり、そして穏やかな深いメッセージを伝えて下さっています。

最後に流れるエンドロールの所で協賛者として母の名前が流れた時、想いがあふれ、存命中の母を思い出し、感無量でした・・・

こんな言い方は失礼かもしれませんが、観といて損はない映画ですよ。特にご両親がまだいらっしゃる方、だんだんと高齢になっていってる方が周りにいらっしゃる方。そしていつ何時やってくるか分からない、「その時」の自分の為にも、知識として、どうぞご覧ください。

最後までお読みくださいましてありがとうございます<(_ _)>

今日も善きことたくさんありますように☆


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※今日は聞き流し音声でお伝えはお休みする予定でしたが、夜に時間がありましたので、放送しました♪

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