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金色~派手な見た目をしていてもお寺が落ち着くのだ~

金色

金色は特別感や高級感のある色。

輝きを感じさせる色。

 金色はアクセサリーや腕時計にもよくある色だ。好みは人それぞれだけど、私は金色のものは殆ど持っていない。そもそもアクセサリーはつけるのが面倒だと感じてしまう性格だからよく身につけるアクセサリーはピアスくらいだし、ピアスさえしていない時も多い。

 金色から最初に思い浮かべたのは、金髪と仏様だ。

 まず、金髪について。金髪は私にとって身近な髪色。20歳過ぎてからは流石に地毛で金髪にしてはいないけれど、10代の頃は地毛を金髪にしていることも多かった。20代になってからは地毛ではないけれど、普段使い用ウィッグで金髪を選んでいることが多い。

 10代で散々ブリーチをしたから、金髪にすることでどんなダメージを受けるかわかっているからこそ地毛はそのままにウィッグで金髪にするのだ。

 今も昔も、ギャルでもヤンキーでもないけれど、やっぱり金髪好きなんだよなあ。

 次に、仏様について。仏像について詳しいわけではないけれど、金色に輝く仏像が思い浮かぶ。仏様によっては燻った色になっているものもあるし、木製の茶色い仏様もある。

 それでも金色から仏様を連想するのは、自分が今生きている現世とは異なるところの存在に思えるからなのかもしれない。本来は仏様の御心は私達のそばにあるはずなんだけれどもね。

 私は祖母達の看取りや葬儀を経験するまでは仏教についてあまり考えることはなかった。考えるどころか、世間的に話題にする場合には細心の注意を払わなければいけないものだという認識だった。

 それに、今の日本はお寺で除夜の鐘をついたりしながらも、初詣には神社にお詣りに行く。信仰心があるのか、全く意識していないのか、さっぱりわからない状態だ。

 実際、街の声としては「自分は無宗教だ」と答える人が多いそうだしね。

 私自身はどうかというと、信仰心が強いというわけではないが、意識はしている。ちなみに、うちは曹洞宗だ。

 意識をするきっかけになったのは、祖母達の看取り、そしてお寺に通うようになったことだ。お寺では、宗教というよりは心の関わりなので、仏教とは関係ない話をしていることが殆どだ。

 だけど、ご住職と関わらせて頂くうちに、自然と仏教を近いものに感じるようになった。もっと言うと、元々の私の研究分野は社会学なんだけれど、研究の中ではお寺と現代社会の人々の間に距離があるように見えていたけれど、本当はこんなにも近い存在なのだと感じるようになった。

 ピアスだらけで金髪だった私が、仏様やお寺について考える日が来たり、ご住職との時間に安らぎを覚える日が来るとは自分でも想像していなかった。

 あ、ピアスだらけは今もだ。(笑)