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血のつながらない伯母の心得 -姉・S子

M美ちゃん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

タンバリン…。私が最後にタンバリンを叩いたのは、クセ強めの社長とカラオケに行き、社長が布袋寅泰の『ポイズン』を歌った時ではないだろうか……。と薄汚れた気持ちになりました。

さて、最近私の周りではM美ちゃんを含め、出産ラッシュです。

先日、美容室に行ったところ、M美ちゃんより少し早く産休に入った不思議系美容師・さくらんぼちゃんがいて、「今日来るって聞いてたから待ってたのぉ(ため口!)」とかわいい息子くんを紹介してくれました。
ぐっすり眠っていて、ほっぺがほわほわしてて、めちゃくちゃかわいくて、
「かわいい~!」と言うと、さくらんぼちゃんが「ほれっ!」と、私のほうに息子くんをグイっと近づけました。
「え? 触れってこと? このご時世、私のほうが怖いよ……」と、遠慮がちに靴下の端っこをチョンと一回触って、とりあえずにこっと笑ったら、さくらんぼちゃんもにこっと笑ったので、これが正解だったのでしょうか?

また、なんと元祖・M美(※注…M美ちゃんよりも年上の、M美ちゃんと同じあだ名の私の後輩。「旧M美」と呼んでいたら「元祖」のほうがいい、とわがままを言ったので、言うことを聞いてあげました)も年末に娘ちゃんが誕生してました。こちらは、出産後に連絡が来たので、とんでもなくびっくらこきました。
来月、会いに行く予定ですが、お猫さまも3匹いるお家なので、どんなふうに共存しているのか、興味津々です。

私自身、子供はいないけど、この年になると、我が子を紹介してくれて一緒に成長を見守らせてくれる友人が多々います。
すごく近しい関係の場合、私は血のつながらない伯母のスタンスでいるのだけど、私なりのお作法があります。

①ママが叱っているときは、私は無の存在になる
お調子に乗ってママの逆鱗に触れ、ブチ怒られてるときは、私はその場から離れて存在を消します。そのお家の教育方針もあるだろうし、私の後ろに逃げられても困っちゃうから。
めちゃくちゃすがるような眼でこちらを見てこられると心苦しいので存在を消しときます。隠れ身の術です。

②お子さま言葉で話さない
友達の子は、友達と話すときと同じ口調で話します。友達の子供は私の友達だから。
以前、仕事相手の小1の息子くんと、ずっと敬語でしゃべっていたら、「S子さんって、大人としゃべるように息子と話すよね」と言われ、「あぁ、その親御さんと私の関係を継続してしゃべってしまう癖があるんだな……」と気づき、息子くんに「敬語でしゃべるの嫌ですか?」と聞くと、「嫌じゃないです」と言うので、そのまま敬語でしゃべり続けました。

③勝負事は本気で挑む
挑んでくるゲームも、本気で戦います。
9歳・みんみ(女子)は、0歳の頃から友達で、小さい頃は私に、かるたで挑んできてはコテンパンにやられ、しりとりでやられ、ババ抜きでやられ、地団太を踏む毎日でした。
ところが、小1になったとたん、神経衰弱で私が完敗。小1の伸び盛りの記憶力と、衰え行く私の記憶力が逆転した瞬間でした。勝利を確信した時のみんみのドヤ顔がすごかったです。
先月は、風船を打ち合うという遊びをしました。元テニス部の名に懸けて、負ける訳にはいきませんでしたが、後半バテてしまい、強制終了させてもらいました。
そのあと、悔しかったので、UNOで打ち負かしてやりました。
みんみは、最近初めて好きになった推しが兵役に行くという経験をしてしまったので、やさしくしてあげようと思います。9歳で推し兵役は、つらい。出てくるころには、みんみ、小5になっちゃうよ!

子供じみたことばかり挙げてしまいまいたが、ちゃんと大人として言動に気を付けますので、いつか一緒にタンバリン叩かせてくださいませ(布袋のビートで)。

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