親友に「粘土できたから行くわ」と言われました‐姉・S子

M美よ……、とんでもないことしてくれたなっ！！
あなたに紹介された「水都百景録」の時間泥棒っぷりがハンパない！！

元来、凝り性のため、ゲームなんて始めたらがっつりとハマってしまい時間を持っていかれるとわかっていたので、ここ10年くらい（いや、もっとか？）ゲームというものをやらずに生きてきました。
家にゲーム機もないし、スマホでゲームをダウロードしたこともありませんでした。

M美ちゃんがオンラインでおしゃべり中に、このゲームをおもむろにダウンロードしだし、「ちょっと！　このオープニング超楽しそうですよ！？」と大興奮していた時（よく考えると、失礼な話だな……。おいっ！　先輩とオンラインミーティング中だぞ？）、「絶対、ダウンロードしない！！」と心に誓っていました。

ところが最近、韓国ドラマを通り越して中国宮廷ドラマにハマりまくっているので、このゲームの「昔の中国を開拓していくシムシティ的なヤツ」というコンセプトが気になりだし、３日後、私は禁断のダウンロードをしてしまいました。

案の定、ゲームにハマり生活が一変……。
毎日、中国を開拓することを考えて頭がおかしくなりそうです。
この生活に恐怖を感じ、私が考えたことは「そうだ、仲間を増やそう……」でした。
最近、うちの課に入社してきた、CC君にこのゲームの魅力を話しまくると、ゲーマー気質の彼は、すぐにダウンロード。
よし、これで頭おかしくなってる仲間が増えたぞ、とよくわからない安心感を得ました。
ちなみに、一緒に話を聞いていたK女史はニコニコ笑うだけでダウンロードしてくれませんでした。賢い子っ！

その話を、私の唯一無二である親友様に電話で話すと、
「何それ⁉　今すぐ、私にURLを送って！」
と、言われました。
そうだった、この人RPGとか大好きすぎて、年越しもドラクエやってた人でした。
URLを送ると、彼女は週末から開拓スタート。
頭おかしい仲間がまた増えました。

先日、彼女とLINEでキャッキャとたわいもないメッセージを送りあっていたのですが、突然「あ、粘土できたから行くわ」というメッセージが入り、交信が途絶えました。

冷静に考えて、このご時世、親友から「粘土できたから行く」という文字を送り付けられることがあるでしょうか？（ちなみに粘土は、採掘に時間がかかって少量しか取れないから、とても貴重）

そんな私も、そろそろ茶畑から茶葉を摘みにいかねばならないので、この辺で失礼いたします。