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サラリーマンが金持ちになれない本当の理由

「お金とは価値の対価である」と考えると、世の多くのサラリーマンがいくら必死に働いてもお金持ちになれない理由が見えてきます。
起業家でもなんでもないあなたにも、やはりお金と交換できる価値があります。それは「時間」と「労働力」です。それらは有用ですから、会社は毎月一定のお金を払ってあなたからそれらを買い取ります。
これが「給料」というものです。時間と労働力という商品を会社に売ることで対価を得ることができます。

ではなぜ、時間と労働力を売っていては一生金持ちにも自由にもなれないのでしょうか。答えはシンプルで、人間の時間や体力は限られていますし、あなたの体から切り離すこともできないからです。
あなたは1日24時間以上働くことはできませんし、あなた自身が分身して、何十社も相手に同時に時間と労働力を提供することもできません
。一度に1人の人間が働けるのはせいぜい1社か2社で、しかも健康を維持するためには毎日ご飯を食べたり眠ったりして、翌日も働けるだけの体力を回復しなければなりません。すると当然、市場に提供できる価値の総量には限界があります。
提供できる価値が少なくなれば、対価としてもらえるお金も少なくなります。自給800円のアルバイトで1日10時間、365日休みなしで働いても、年収300万円にも満たないのはそういう理由です。

しかも、会社は労働者の価値をぎりぎりまで低い価格で買い取ろうとします。会社の目的はあくまで利潤の追求であり、人件費は会社の利益を圧迫する最も大きな要素の一つですから、社員に支払うお金は少なければ少ないほどいいのです。
海外から安い労働力がどんどん流入し、労働者の機械への置き換えが進むと、その傾向にさらに拍車がかかります。
日本に出稼ぎにやってくる中国人やベトナム人は、あなたと同じ商品、すなわち時間や労働力を持っています。そして彼らはあなたよりも圧倒的に安い価格でそれらを売ります。
同じものが安く買えるなら会社だってそちらを買いたくなります。
あなただって同じ商品をわざわざ高く買いたくはないはずです。会社もそれと同じなのです。
そういう状況下で、時間や労働力だけを売って雇用を維持しようと思えば、あなたの時間や労働力の価格を下げざるを得なくなる。つまり安い賃金で働かざるを得なくなるのです。

基本的に給料は努力や成果をベースに決まっているわけではありません。1000万円売り上げても給料が月収500万円になったりはしません。サラリーマンとして労働力を売ってお金を稼ぐ以上、会社にとって給料とは「経費」です。この経費とは「明日も労働者が同じように働くために必要なお金」のことです。
サラリーマンは労働力を再生産するため(明日も働くために)には食事や休息、あるいはモチベーションを維持するために娯楽をとらなけれななりませんから、会社はその分だけを給料としてお金をくれます。

つまり労働者は「明日も同じ仕事をするために必要な分」しかもらえないのです。仮に所得が多くても、労働力の再生産のために、その分支出することを考慮しての給料(経費)ですから、手元にお金は残りづらいのです。このようにして、給料のために時間と労働力をささげ続けるラットレースの人生がはじまります。
ラットレースから抜け出すには、あなた自身が働かなくても収入が発生する仕組み、不労所得をつくる必要があります。
もしあなたが自由なお金持ちになろうと思ったら、時間や体力の切り売りとは決別しなければなりません。
それらの価値はどんどん低くなりますし、それらをお金と引き換えに売っていては、今度は自分のために使える時間がなくなってしまいます。

あなたが手に入れなければならないのは、あなたの体から切り離せて、いくらでも複製できる、時間・労働力以外の商品です。
それがあればお金を稼ぐために必ずしもあなたが働く必要はなくなります。時間や労働力以外の、お金と交換可能な価値を生み出し、それが自動で売れていく仕組みを作ること。
それにはインターネットの活用が不可欠です。
インターネットの強みは圧倒的なレバレッジのかけやすさにあります。レバレッジとはテコの原理のことで小さな力でも影響が大きくなり情報が拡散することを意味しています。
インターネットは価値の拡散を容易にしました。インターネットを仕える全ての人が潜在的な見込み客です。

あなたの提供する価値が広まれば広まるほど、その対価としてのお金が日本中からあなたの手元に集まってきます。インターネットが個人でも大きなお金を稼ぐことを可能にしたのです。


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