森から離れることのできないエストニアの人たち。

エストニアの人にとって「森」というものが
日々の生活の中に溶け込んでいるのは
このブログでも何度もふれてきました。

そんな森ではベリー類・きのこの採集にいくだけでなく、
キャンプ・トレッキング・狩猟、その他たくさんのアクティビティを
森で行うことができます。

「Läheme metsa!」「森に行こう!」

はエストニア人の口からよく放たれるフレーズです。

うちの娘もよく言います。


そんな多目的使用満載な森ですが、
まだまだ活躍の場面があります。

それはロケ地としての役割りです。


ドラマ・映画を始めに、
音楽のPVなんかにもよく森は登場します。

おそらくですが、一番の理由としては、
「タダだから」
じゃないでしょうか?

よほど大きな規模でやらない限り、
とくに自治体からの許可なんかもいらないようですし、
森ってやっぱりそこそこ絵になるので、
低予算かつ、仕上がりもいいので、よく使われるんだと思います。


木漏れ日の差し込むさわやかなシーン

松の匂いがこちらまで届きそうな森の静けさ

ちょっとダークな雰囲気もかもしだす深い森


目的に合わせ、その顔を変えることのできる森は、
ロケ地としても人気があるのも納得がいきます。

ということで今日は、
エストニアの音楽で森がPVの舞台になっているものを
いくつか紹介したいと思います。

まずはこちら。

Trad. Atack! / トラッドアタック  「Kuukene / 月」

トラッドアタックはエストニアのフォーク・民族音楽を取り入れたフュージョンバンドで、太古から続いているレギラウルという歌を上手く自分たちの歌に組み入れています。

やはりフォーク系な音楽は森が舞台になる確率が高い気がします。


Ewert and the two dragons - 「Good man down」

エストニアのロックシーンで活躍しているこのバンド。

一応部類としてはインディーズロックになるようですが、
エストニア国外でもライブを精力的におこなっているバンドです。

よく、海外から大物がやってくるときなどに、
前座としての役割りを果たすことも多いです。

たしかボクが初めてこのバンドを見たのもそんな状況だったと思います。


お次は既に何度か紹介した、Curly Stringsです。

Curly Strings - Hommik

今度は雪一面の森です。

やっぱりエストニアと言えば雪景色も欠かせません。

たまに何にもない田舎だと、見渡す限りが真っ白になり、
どこからが平でどこからが縦かわからなくなり、
目がおかしくなりそうになったこともあります。w

冬の雪の積もった森はソリなんかでも遊びにいくことができます。

場所によってはクロスカントリーようのコースができているところも。


Arop - Kiki Miki

おそらくクセが強いので、

「なんじゃぁ!?」ってなった方も多いかと。。w

大雑把にまとめると、

「オレは森の男だから森以外のものは必要じゃないぜぇー」

みたいなこと言ってます。💦

エストニアのヒップホップ、初紹介です。

エストニアでは近年ヒップホップシーンがすごく人気で、
エストニアのラッパーも多く活躍しています。


最後は「キノコ狩り」という名の映画です。

エストニアの伝統行事、キノコ狩り。

ちょっとトラブルをおこした政治家が休暇がてらに、
キノコ狩りにいく~。から始まる物語。

ちょっと独特な展開の映画ですが、
エストニアの映画を見てみたい人は是非どうぞ。


エストニアの魅力と言えば森だ!!


そう声を高々に宣言する人もたくさんいるエストニアの森。

国土の半分以上が森というのも国の宣伝材料のひとつです。

ぜひエストニアに来られたさいは森を訪れてみてください。

ほぼ、どの場所にいても15分くらい1方向に進めば必ず森に突き当たるのが、エストニアなので難易度はかなり低いと思います。w



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