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【英語の多聴多読学習 成功のポイント】辞書なしで読める優しい本をたくさん読む!

こんにちは!
前回の「多聴多読の学習法」についての記事は読んでいただけましたでしょうか?


今回は『多読』にフォーカスして学習がより継続できて、成果を出しやすくなるポイントをお伝えします。
多読を続けている方も、意外とやってなかった、というポイントがあるかもしれません。ぜひ最後までお読みください!


Point 1:
「英語で考える」練習には「多読」がピッタリ!

英語を使えるようになるためには、語彙や英文法のインプットだけではもの足りません。
学習したそれらの英語知識を使って、「英語で考える」ことが必要で、
「頭の中で日本語を一度も作らずに語彙・英文法の知識だけで英文を理解する・組み立てる」ことを繰り返すのが重要です。

「英語で考える」ことは「英文を作る」「英語で話す」といった学習法でももちろん練習できます。ただそれには「英文の添削が必要」「英語で話す相手が必要」で、必ずしも自分1人だけで完結できないことも。また、数をこなすのも難しいものです。
英語のリーダー(本)をたくさん読む「多読」なら、
リーダーさえあれば、1人でも「英語で考える」練習が可能!

自分に見合ったレベルのリーダーであれば、練習の数をこなすことも簡単です。


Point 2:
3つのコツを押さえて、「多読」の効果を最大化しよう!

1.英語を、英語の語順のまま理解するように気を付ける

多読で「英語で考える」練習をたくさんするために、
「一度日本語に訳してから内容を理解する」といった手順を踏まないようにしましょう。
優しめのリーダーから読むようにすることで、
「日本語に訳す」といった過程を挟まず英語を理解する習慣を身に付けることができます。

2.辞書をできるだけ使わない

英文を全体の文脈と共に読みといていくことで「英語で考える」練習をすることができます。
辞書を頻繁に引くとそれまでの文脈を忘れてしまうため、
なるべく辞書を引かないようにしましょう。最初は辞書を引かなくても読めるリーダーから始めることをおすすめします。

3.100% の理解にこだわらない

100% の理解にこだわると一文一文を読む時間が長くなり、触れられる英文が少なくなってしまいます。
そのため、全体の約80% を理解できていればOKとしてしまいましょう。
読んだ内容の確認時には、全体の文意を理解しているかを確認することで、より全体理解を意識して読むようにできますよ。


Point 3:
10 万語・30 万語・100 万語を多読の目標に!

多読学習での成長度合いを把握するには、「読んだ語数」が参考になります。特に「10 万語」「30 万語」「100 万語」、それぞれの語数に達した学習者は、英語のリーダーを次のように読めるようになると言われています。

10 万語:多読学習をするための基礎ができています!(必要な読書時間:およそ20 時間)

先に挙げた3 つのコツを意識せずとも取り入れることができれば、
多読学習を通じて「英語で考える」練習を効率よく行えるようになっています!
10 万語読むまでにはおおよそ20 時間の読書時間が必要です。通勤や通学中・自宅学習の時間で読む機会を作っていきましょう。
朝活などで「カフェにいったら読む」と決めたりするのも効果的ですね。

30 万語:「文章を英語のまま理解する」読み方が身についています!(必要な読書時間:およそ60 時間)

英文を読むスピードが上がっており、おおよそ100WPM のスピードで読めるようになっています。同時に英文を20 分間以上読める集中力も身についています

WPM:(=words per minute)
1分間に何語の速さで話されているかを示します。

多聴多読ステーション 基本用語ページより

100 万語:自分で英文の難しさを判断でき、自由に多読をできるようになります!

英文を読むスピードは120WPM を超えてくるでしょう。
この語数まで読んでいると様々なジャンルの文章を読めるようになっていて、英文を1 時間以上読む集中力も身に付きます


Point 4:多読を実施する上での注意点

最初は「興味」よりも「適度な難しさ」でリーダーを選ぶ

興味あるテーマを中心に選ぶと、レベルの高い本を選びがちです。
最初は多読学習を効率的に行うコツを身につけるために、なるべく優しめ(YL0.9 以下)のリーダーを選びましょう。
10 万語に到達したあたりから、興味に応じた本を徐々に選んでいくと問題なく最後まで読めるようになってきます。

YL(読みやすさレベル):
SSS英語学習法研究会が日本人英語学習者にとっての読みやすさを0.0から9.9までの数値にしたもの。数値が小さい程読みやすい。YL0.0-0.9 の本をレベル0の本、YL1.0-1.9の本をレベル1の本などといいます。

多聴多読ステーション 基本用語ページより

「読んだ気」になっていないか気をつける

理解度が低いままリーダーを読み進めると、自分が読める単語だけを拾って、それをもとに架空のストーリーを作り上げてしまうことがあります。
これは「すべり読み」などと言われています。
このような読み方は「英語で考える」練習にはならず、英語の理解力向上にもつながりません。
e ステには「Reading Quiz」や「サマリー」のトレーニングの機能あり。
積極的に活用して、適切に内容を理解できているかチェックに役立ててくださいね!


今回の記事はいかがだったでしょうか?
次回は多聴多読学習 成功のポイント「多聴編」の記事をお届け予定です!
お楽しみに!

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