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今年一年を振り返ってみて「幸せに生きるために必要なこと」

ブログを書きたいなと思いつつも
前回の記事から1か月以上空いてしまった…。
あっという間に年末。
1か月なんてほんとにあっという間だなと思います。

このままいくと
ふわ~と一年が終わってしまいそうだから
ちょっと振り返ってみて
「いい年だった!」と思えるようにしたいなと思います(笑)

今年の私の一番の変化は…
それはやっぱりスクールカウンセラーとして
働き始めたこと。

それにより、以前にもまして
「自分を大切にする」ことが
何よりも大事なことだと
心から感じているところです。



私はもともと
誰かから「相談される」ということが
子どもの頃から多くて
そして、そういうお悩み相談を聴くことが好きでした。

それは誰かの不幸好き…という
ちょっと性格悪いヤツみたいのじゃなくて(笑)

誰かのお悩み相談にのることは
絡まった糸をほぐしていく…そんな感覚でした。

そして私が話を聴かせてもらうことで
目の前の人の表情や声色がぱっと明るくなる。
それも、いつしか私の喜びにもなっていきました。

だから、自然な流れの中で
カウンセラーという道を選び
学校を卒業して。

でも、たましいの計画なのか?
ちょっとした遠回りコースで
ソーシャルワーカーという形で
就職することになり。

最初は戸惑ったけれど
「まぁ、『誰かを支援する』ってことには変わりはないか」と
持前のざっくり感を発揮して
一旦はワーカー職に専念。

なりたかった心理職になれなかったものだから
心に折り合いをつけながらだったけれど

ワーカー職になって
やっぱり誰かの笑顔で救われて
それなりに充実した数年間を送っていました。

でも他県に住む人(夫)を好きになり
結婚して引っ越す…という決断は
あまりにもあっさりできました。

今思えば
「『ワーカー』はもういいかな」っていうのが
あったから、ぱっと仕事をやめられたのだと思います。
「ワーカー職」は嫌いじゃなかったけれど…。
でもやっぱり心理職になってみたかった…
というのが本音。

職種の違いなんて、本質からみれば
関係ないことなのかもしれないけれど

でも私の心のすみにあった違和感が
私の身体を少しずつむしばんでいき、
仕事をやめる時には、「疲労」という形で
身体中に広がっていて
あの時の私には少し休みが必要でした。

そういう経過で
専業主婦になって12年。

子どものために、夫のために
家族のために、私は生きるようになりました。

「授乳がしやすいような」
「家事がしやすいような」
びろーんと伸びるスウェットの服をまとい
髪の毛だっていっつも一つで結わえてて

公園に連れて行けるようにと
誰よりも朝早く起きて家事をして

睡眠不足で寝不足でも
頭痛薬でごまかして。

本屋へ行っても
子どもの絵本コーナーで時間切れ。
自分の本なんて選べやしない。

子どもが小学生になっても
習い事やら塾への送迎だけで
一日が終わっていく。

なんかもう、自分の「好き」とかを
大切にしていると
逆に自分を追い詰めるような感じがしてきて
自分の感情に蓋をしてしまった。
「好き」も「嫌い」も。
ただもう、面倒くさい元となるだけだから…。

早く子どもに寝てほしいだけ。
そして私自身も早く寝たいだけ。
ただ一日のルーティーンをこなすだけ。

もう、自分なんてどうでもいいやと
いう感じになってしまっていました。

そうすると
心も身体もどんどんやさぐれていき
もちろん「心の世界」なんてものへの興味も
どこかへ行ってしまいました。

「どうせ私なんて」が口癖となり
表情だって、今からみるとぼや~っとしていて。
汚れが目立たなないグレーの服ばかり着ているし
体重も自己最高をたたき出す。
頭痛もひどくて毎日、ロキソニンを飲んでいて。

あぁ私はこうやって歳をとり
これで終わっていくんだな…って
思っていました。

結婚して子どもも生まれて
そこそこの生活もしているのに
生きている感覚がないし
「幸せ」も感じられなくて。

以前、誰かの心の世界に触れて
絡まった糸をほぐして
「よし!」って思っていたあの頃の「私」じゃない
私は一体何なんだ…

カウンセラーをやってみたかったとか
もう過去のこと。どうだっていい。

だけど2年前、
こんな話を訥々とある方にしてみたら
「まだえりなさんは旅の途中。魂の計画の中で
少し遠回りしているだけ。」という言葉をもらい
はっとして。

私の魂がそんなことを言っているんなら
今の私がカウンセラーをしてみたら
どんなふうになるのかなと
試してみたくなり

もう一度、カウンセラーの道を
めざしてみようかなと思えるようになりました。

そう、その方の言葉を聞いて
自分の「好き」という火種が
まだ心の中にちゃんと残っているということに
気がついて

そこから
「自分という存在を大切にしてみる」ことを
もう一度、し始めようと思ったのです。

そうやって始めた
心理職の国家資格である
「公認心理師」になるための試験勉強。

「母ちゃんってテスト勉強とか結構好きだったのよね」と
息子たちに言いながら
家事はテキトーにするようになり
日曜日には集中講座を受け
平日はちまちまと空き時間に勉強する日々。

全力で試験に向けて頑張ることが
私を大切に生かすことでもあることだと感じながら
試験を受けることができました。

そして試験は合格!
「あぁ~私、頑張ったなぁ」と思っていたのが
一年前の2021年の暮れでした。


そしてそんな折、
ふと目に留まった
「スクールカウンセラー」の募集の記事。

直感で「これはもう行くしかない」と思って
夫にも子どもにも
ほぼ事後報告的な感じで応募しました。

採用にいたるまでに
私の気持ちを試すようなことがありつつも
無事採用が決まり
4月から高校のスクールカウンセラーとなりました。

そして、この一年を振り返ってみると。

やっぱり毎日が楽しいし
ワクワクしています。

ビロビロのスウェットは脱ぎ捨て
小綺麗に見えるちょっと気分が上がるような服を
まとうようにもなって
背筋がピッと伸びるのがまず、心地よい。

そして何より
生徒や先生と話せるのが
とにかく楽しい。

たとえ「えっ!」っと驚くようなことがあっても
それはそれで楽しめるし

悩んだり
心細くなったり
悔しかったり

自分の力量に
ふがいなさを感じて
少し落ち込んでも

もうそのこと自体が
「生きてる」証拠に思えて
全ての感情がキラキラしています。


だから、カウンセラーになってこの一年。
人の心に触れて、その無限さに
畏れおののきながら
一筋の光をみいだしていくこと。

三度の飯より楽しんでいるし
家で専業主婦をしていたころには感じられなかったワクワクが、何より愛おしいのです。

こんな自分になれたのも
「自分の心を大切にする」ってことを
始めたからこそ。
人生を幸せに生きていくためには
まず何より「自分を大切にする」ことが
大事なんだと腑に落ちた一年でした。

来年ももっと楽しんでいきたいです。

そしてここまで書いてきて
気がついた。

ブログを書くのも
やっぱり楽しいということ。
書くと自分の心が開いていくということ。

つい日常が楽しくて充実していると
体力がひ弱な私は
ついつい、睡眠時間を優先して
ブログを書けないでいます。

もう少し、来年は書けるといいなぁと思います。


それでは皆さまにとって
新しい一年が
さらに良い一年となりますように。


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