スイカ割り
子供の頃、夏休みといえば海水浴だった。
子供会の行事で大型バスを借りてみんなで海へー。
内陸に住む私たちには一大イベントだった。
子供だけでなく、親ももちろん参加する。
余談だが、子供の頃の海の写真に若かった頃の両親が水着で写っているのを見るのはなんとも恥ずかしいのは私だけだろうか?
砂浜に大きなシートを広げ、〇〇子供会の基地を作る。
そこを基点に海へ行ったり、散歩したり、自由に楽しむ。
そして、スイカ割りをする。
大きなスイカを目指して、目隠しをしてバットを持った子供たちが順に歩いていく。目隠ししてぐるぐる回されてから歩き出すものだから、スイカにたどり着くことすら難しい。上手に進むと、目隠しが外れていないか怪しまれる(笑)
運良くスイカまでたどり着けても、子供の力ではその大きなスイカは割れない。
上級生または大人がとどめを刺し、やっと割れる。
生ぬるくなったスイカは実はたいしておいしいとも思わなかったが、あの想い出はずっと心に残る。
めいっぱい遊んで疲れて帰るバスは、もはや何も覚えてはいないのだが、夏の想い出を運んでくれたことは間違いない。
懐かしいなぁ・・・。