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【エッセイ】俺は半熟卵に騙されない

この世が「半熟卵」に対して甘すぎるのは言うまでもないですよね。
肉の上、魚の上、ごはんの上、麺の上。
あらゆる場所に「半熟卵」は存在します。
そしてその魅惑のシズル感(水分的なやつ)に人は騙されるのです。
ほら、SNSを見てご覧なさい。
この世のバズり散らかしている料理は半熟卵とチーズを除いたら肉じゃがしか残らないですよ? 言い過ぎ?
卵って、別に高級品じゃないのになぜあんなに人はありがたがるのでしょうか。
確かに美味しいです。卵、私大好きです。
筋トレを本気でやっていたころは、一日4個以上食べていても全然飽きませんでしたし、今も冷蔵庫に卵が無いとそわそわしてしまいます。
昨今、少しだけ値上がりしましたが別に一食に二個と考えても高級品とはなりません。
皆様、……ありがたがりすぎでは?

しかしここは本題ではありません。
その半熟卵が本当に「半熟」かというのを私は言いたいのです。

白ごはん.comより引用(https://www.sirogohan.com/recipe/yudetamago/)

上記の画像を見て、人はどこを半熟というのでしょうか。
おそらくですが6~7分を上げるの人が多数なのでしょうか。
そうです、あらゆる食材の上に鎮座している「半熟卵」は黄身をとろけさせている必要があるのです。なのでみな6~7分を半熟卵と認識しています。

黄身が、とろけないといけないから……
とろけないと……

いや、それ「」でしょう。半分も熟してないじゃないですか。
半熟っていうのは8~9分を言うんじゃないんでしょうか?
なんなら8分もちょっと私の認識では危ういです。
黄身がとろけてきてしまったら生じゃないですか。
だって半熟って半分熟している状態のことでしょう!
まわりが硬くて黄身がとろけるのが半熟、ではなくてすべての黄身が完全に固まりきっていない状態、なんじゃないんですか?
わかりやすく図で説明します。

てめえら
わたくし

これでわかりますね。
わたくしが言うのが「半熟」
お貴様ら様(おきさまらさま)が言うのが「周り硬いけど中はまだ生の半熟になりきっていない出来損ない卵」です。
わかりましたね? わかったならいいんです。
もう一生卵の黄身がとろけている姿を見て「わあ半熟卵がとろけて!こう、まろやかになって、こうなんか、ほら、美味しい!」とか言わないで下さいね。
私が言いたかったのはそれだけです。

……まあ、私が好きなのは「半熟」じゃなくて「周り硬いけど中はまだ生の半熟になりきっていない出来損ない卵」ですけど。

サポートという機能があるのに初めて気づきました。みなさんもそうだと思うのでぜひ私のエッセイで試してよいですよ。お願いします。