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「世界で一番面白いクイズ」を考えました【お金の話】

実は案外本気でクイズを考えたことなんて、大人になってからはないのではないでしょうか。

先日、飲み会をしました。
気のおけない仲との家飲みというのは中々に心地が良く、なんだったらそのまま寝てもいい最高の飲み会です。
まあやったのは唯一の単身の私の部屋で、私以外家庭があるので誰も泊まりませんでしたが(笑)(泣)(爆)(轟)(梅雨)

その中で酒の肴として「世界で一番面白いクイズ」を考えようといったことになったのです。
ちなみに私はその「世界一おもしろいクイズコンテスト」4人中1位でした。
せっかくなので皆さんにおすそ分けしようといった次第です。

あんまり焦らしても仕方がないので初めに言うと、正確な答えは無いクイズです。
ということで、こちらいかがでしょうか。

「私(出題者)は先日、無人島の過酷な環境で3週間暮らしてきました。家に帰って一番最初に食べたものは何でしょう」

これが世界一おもしろいクイズコンテスト(参加者:酔っ払い4人)で優勝したクイズです。
なかなかに面白くないでしょうか。

唐突に「面白いクイズ考えようぜ」と酔っ払った脳を使ったにしては悪くないと思います。
改めてこうしてシラフで考えてみると、その人の性格や食生活、どういう人間かを知っていないと難しい中々の良問だと思います。
「お前なら牛丼だ」とか
「いやお前は極限状態でも胃のことを気遣って味噌汁とおじやにする」とか
「実際こうなったら結局寿司なんじゃね?」とか飲み会トークが弾む良問です。

もちろん「日本で一番高い山は?」のような一つの正解があるクイズではありません。
多分マジもののクイズ作家さんとかに言ったら鼻で笑われるものだと思います。
でも「飲み会で出たクイズ」界隈だったらどうでしょう。
良問に感じませんか?

さて、なぜ私がこのクイズを思いついたかと言うと、実は裏があります。
その飲み会の更に先日、私は近くに住んでるベトナム人と話したことがきっかけです。
私は家賃がめちゃくちゃ安い外国人と老人しか住んでいない団地に住んでいます。
そのうち外国人は集団で戯れている何をしているかわからない方々、もしくは出稼ぎに来ているスーツの方とわかれます。彼は後者の方です。
彼は同じマンションなので、ゴミ捨ての時や通勤のタイミングでたまに話しかける仲です。
それは私が欲望に負けコンビニでソフトクリームを買って帰宅している時のこと、仕事終わりの彼と出くわしました。

ぼく君「グエンさんじゃん。おつかれ」
グエン「おつかれ。仕事帰り?」
ぼく君「ううん、今仕事してない」
グエン「そう……大変だね」
ニート「まあねー(罪悪感)グエンさんも大変でしょ」
グエン「大変だけど、出稼ぎだし」
ニート「お疲れ様です。ミニ羊羹食べる?」
グエン「食べる!ありがとう!」
ニート「(かわいい)」
グエン「お金欲しいなあ」
ニート「ねー。グエンさんはお金あったらどうするの?」
グエン「仕送り」
ニート「偉すぎるなあ。なんか車とか家とかは?」
グエン「いらない。もっと勉強したい」
ニート「グエンさんってすごいよねぼくより10歳若いのに。本当に」
グエン「今度またいらない本下さい」
ニート「あげるあげる。ビジネス書とかの方が良いでしょ?」
グエン「うん。あ、私お金あったら本買うよ」
ニート「グエンさんすごすぎて輝いて見える」
グエン「それじゃ、私こっち」
ニート「それじゃ。またカレー作るから食べに来て」
グエン「行く。日本のカレー好き」(ぼくのカレー好きとは言わない)

と、なんてことないクソニート日本人と神聖ベトナム人の会話です。
これが先のクイズを考える切っ掛けになったのです。

私の得意なことは妄想です。
妄想して、おもしろそうだったらメモをします。
グエンさんと別れて玄関までの数分で、以下の妄想をしました。

グエンさんはお金を得たら車や家じゃなくて本を読たいと言っていた。
つまり外見よりも中身を素敵にしようと考えたわけだ。
これは私の周りにいた起業して事業を始めた人や、社長さんと同じ考えだ。
これの理由は、その方がもっとお金を稼げるようになったり、いろんな事を思いつくようになるから。まあ単純に勉強好きもいると思うけど。メガネクイッ。

さて、じゃあ自分ならどうしよう。
お金があったら何をするか。
もちろん現在ニートなのでお金が欲しい。生活費が欲しい。
でもまあニートになった理由はまあ簡単に言うと事業を始めたいから。準備や諸々に時間がかかるから。
生活費がかかることはわかっていた。
そういう姑息的なものではなく、もっと根本的にお金で自分を磨けるものは無いだろうか。

そこで短絡的に思いついたのが無人島だ。
無人島を買う。自分しか知らない無人島。
人の中身を鍛える一番のことは、環境を変えること。
ナイフ一本持って無人島にしばらく暮らすのはどうだろう。(なろう系)
今までの知識や知恵が総動員出来るし、あたらしく覚えないといけないことも多い。そしてお金でなんとか出来ない環境。
しばらく暮らして日常にもどったら、日々のなんてことのない幸せを感じられて人生が素敵になるんじゃないか。
中身にお金をかけるってそういうことなんじゃないのかな。
そして無人島から日常へ帰った時、ぼくは何を考えるのだろう(ポエミィ)

私の脳内より

といった流れから、私は先程のクイズ

「私(出題者)は先日、無人島の過酷な環境で3週間暮らしてきました。家に帰って一番最初に食べたものは何でしょう」

を思いついたのです。
妄想でしょう。妄想力でしょうこれは。

以上が、飲み会とグエンさんで体験した話です。


さて、このクイズの答えはなんなのでしょうか。
想像では先程出た牛丼や寿司、あとはスイーツやラーメンとか。
刑務所から出てきた人は結構甘いものが多いって聞きますね。
でも3週間ですから、何年もシャバに居なかった人とは違います。

その仮の答えは保留にしておきます。
いつかマジで無人島を買ってしばらく生活した時に答えのエッセイを書こうと思います。
多分今無人島に行った場合と、来年無人島に行った場合では答えが違う気がします。
なぜなら人は成長するからです。


皆さんは、何を食べますか?


今回は以上です。
それでは。





おまけ
ベトナムのグエンさんって本当に多いですよね。
以前勤めてた会社でもグエンさん居ましたし、昔の客先にもグエンさん居ましたし、今近くにもグエンさんが居ます。
総じていい人。そして賢くてちょっとずるい。
まあ外国に出稼ぎに来てるんだから、頭が回って甘え上手じゃないとやっていけないですよね。本当にすごいよなあ。ぼくと違って(まだニート3ヶ月目だから許して)

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サポートという機能があるのに初めて気づきました。みなさんもそうだと思うのでぜひ私のエッセイで試してよいですよ。お願いします。