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そろそろちょっと、人生のステージを変えていく時期なのかもしれない

久しぶりの友人に会う機会が続いている。

昨日は、大学時代に海外で出会った友人の家にお邪魔してきた。

その友人とは知り合ってもう15年ぐらい。4・5年会っていなくて、連絡も今年の2月にLINEのやりとりをしたのが最後(彼に娘ちゃんが誕生したお祝い)だった。それがなぜだか突然、初めてあった頃のことを思い出し、そういえばどうしてるかなあと思った翌日に向こうから「久しぶり!」とLINEが来て、うおぅ、以心伝心だ!もしくはテレパシーの使い手だったのか?!とびっくりしたのが3週間前のこと。ああびっくりした。

彼と出会ったのは、グアテマラにある、日本人宿だった。

2~3日の滞在予定で訪れた私は、すっかりグアテマラが大好きになってしまって、結局2週間ほど、その日本人宿を拠点にして周辺の街を巡った。その宿にいたのが、彼である。

ぶらぶらと気ままに旅をしていた私とは違い、彼はスペイン語留学で来ていて、もう何ヶ月もその宿に住んでいた。なのに全然、ほんとにびっくりするぐらいに全然、どこも観光していなくて、不思議な人だなあというのが第一印象だった。

何がきっかけで仲良くなったかはすっかり忘れてしまった。けれどなんだか意気投合した私たちは友達になり、そのあとも他の国で再会したり、日本に帰ってからも何年かに1度会っては近況報告をしたり、あの宿にいたみんなはどうしてるだろうねえと当時の思い出をなつかしんだりしている。転勤族として育ち、幼馴染と呼べる存在がいない私にとって、こうして何年も何年も長くつながっていられる友人は、とてもとても、かけがえがない存在。

昨日はそんな彼と久しぶりに会い、この数年のお互いの人生を共有し、今後の人生設計の話などをした。

今よりもずっと無鉄砲で、自分の感情に素直で、わがままで、なぞに未来にわくわくしていた私を知っている人と話すと、当時の自分を思い出しながら、今の自分をいつもと違う視点で客観視できるのだなあと、ふと気づく。今の自分が嫌いとか、そういうことではないんだけれど、とはいえ、ずいぶんおとなしいオトナになってしまったよなあ、とは思う。今いる環境の居心地の良さに甘えているよなあ、とも思う。

そろそろちょっと、スイッチを切り替えて、人生のステージを変えていく時期なのかもしれない。それを伝えるために、今回彼は連絡をくれたもかもしれない。なんて、大げさだとは思うけれど。とはいえ出来事にどんな意味を持たせるかは私の自由だ、きっと。

そんなことを考えながら、帰りの駅で空を見上げたら、夕焼けがとてもきれいだった。

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