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夢を諦めてしまいそうになるのか|働きながら芸術活動/アート活動

映画「約束の宇宙」を観ました。

映画『約束の宇宙(そら)』オフィシャルサイト 

シングルマザーの宇宙飛行士と娘とのの絆、それぞれの成長を描いた人間ドラマです。探訪の任務に選出され、小学校からの夢であった宇宙飛行士となれるけれど、キャリアと娘への愛情のはざまで葛藤する女性を描いています。子供が生まれたことにより宇宙に行くことは自分の夢を叶えるためだけではなくなってしまう。1年間は娘に会えない、直接愛情を注ぐことが出来ないことが辛いからと諦めてしまえば、娘は自分を責めてしまう。「自分のせい」で母親の夢を壊してしまうという責任を一生背負うことになってしまいます。映画の感想・評価では批判的な意見が多いです。

宇宙飛行士という憧れ、誰もが出来る仕事ではない。宇宙飛行士になるために様々なことを犠牲にして、辛い訓練に耐えてきたのに、1年間娘に会えないというだけでルール違反をする、宇宙へ行くことを諦めそうになることは理解が出来ないのかもしれません。何度かバックアップクルーの描写が有り、批判的な意見の人は感情移入するのではないのでしょうか。選ばれた人は誰よりも宇宙への憧れがあり、勉強して訓練をこなしてきたんだと思います。もちろん、運的な要素もあったかもしれません。

なぜ、夢を諦めそうになってしまうのか

■自分は出来ないと思ってしまう

■失敗が恐くて動き出せない

■頑張れない自分が嫌になってしまう。

自分は出来ないと思ってしまう

仕事をし働きながらアート活動・芸術活動をするために必要なことはお金と時間の管理です。特に、仕事、家事、睡眠をこなすだけで1日が終わってしまいます。隙間時間を見つけ仕事で疲れ切っている身体に鞭を打って、モチベーションをあげて短期集中しアート活動をしているアーティストがほとんどだと思います。少しでもアート活動・芸術活動の時間を捻出するためにスケジュールを立てたり、家事を自分でやらない(外食・家事代行サービスを利用する、パートナーにお願いをするなど)、疲れが取れるよう睡眠の質をあげるために寝具を新調したりと工夫をする。しかし、スケジュール通りに進まなかったり、疲れ切っていてアート活動・芸術活動が出来ず、家事をやらなくてただただ楽をしただけで支出が増えただけとなったりします。

失敗が恐くて動き出せない

アート活動・芸術活動はお金と時間がかかります。人生は有限です。学生時代はチャレンジ出来る回数が限られていますが、働きながらアート活動は例えば仕事が忙しくて納期に間に合わなかったりしても、また、来年頑張れば良いだけです。しかし、出来なかったら自分を責めてしまいます。また、納期に間に合っても良い結果では無かった時にモチベーションが下がり、もう一度アート活動をするために多大な労力がかかります。アート活動は誰かに求められて始めるのではなく、働きながらでもアート活動がしたいと思い始めるので責任もモチベーションも時間もお金も全て自分が背負うことになります。アートで収入を得るのは難易度が高く、働きながらは失う物が多いです。もちろん、だれからも評価をされなくも得られるものはあると信じてしますが…。アートが好きだったのに、アートが自分を苦しめている。動き出せない自分はアートをアート好きだった頃の自分を裏切ってしまっているを延々と責めてしまいます。

頑張れない自分が嫌になってしまう

単純に絵を描くのが好きだった。ピアノを何時間でも弾いていられた。踊っていても疲れたと思ったことが無かった。アートが好きだと初めて思った頃は頑張っているという認識すらなく、延々と続けているのが当たり前だった。働きながらでもアート活動をしたいと思った。けれど、仕事で疲れて身体が動かない。スケジュール通りに進められない。楽しいはずなのに楽しくない。

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