古代ローマ人は、食べ過ぎだった・・

ガン、脳梗塞、心筋梗塞から精神疾患に至るまで、食べ過ぎが原因になっていると言ったら、きっと驚くだろう。

日本には、「腹八合に病なし、腹十二分に医者足らず」という金言がある。

食べ過ぎが万病の原因になることは、昔からわかっていた。

6000年前のエジプトのピラミッドにある王族の墓の碑文にある文章が書いてある。

それは、人は食べる量の1/4で生きている。残り3/4は医者が食べているというもので、食べ過ぎるから病気することを表現している。

食べ過ぎは、病気を作るだけでなく、国や文明まで滅ぼすことがある。

エジプト、古代ローマ、古代ギリシャなどの文明が滅んだ要因は、疾病(はしか、マラリア、チフスなど)にあったという見解もある。

国や文明を築くまで、近隣の国と戦争し、粗食や少食で体を動かすために人々は健康である。

しかし、国や文明が築かれると、とくに貴族階級の人達は怠惰な生活をし、毎夜に宴会に明け暮れる。

国を衰退させる大きな原因となったとされる古代ローマ人の宴席は、次の3つのコースがある。

①第一のコース(前菜)
ワインを飲み、卵、腸詰め、セロリ、オリーブの実を食べる

②第二のコース(メインディッシュ)
鳥獣、肉類や魚介類を食べる

③第三のコース(デザート)
フルーツやお菓子を食べる

さらにご馳走を食べるために、ローマの貴族達は、満腹になった後、鳥の羽で喉をくすぐったり、薬を使って吐いてから、次々と宴会をハシゴして廻ったと言われている。

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