ミトコンドリアとは知っているだろうか?

ミトコンドリアは、細胞の中にある小さな器官で、1個の細胞に数百から数千個存在している。

ミトコンドリアは、糖や脂肪酸から、細胞の活動に不可欠なエネルギーを作り出す役割を担っており、この時、活性酸素も発生させる。

体内の活性酸素の9割はミトコンドリアが作り出していると言われているが、一方でミトコンドリアの中には、抗酸化酵素も存在している。

細胞内のミトコンドリアが新しく、質がよく、数が多いほど、その細胞はたくさんのエネルギーを得ることができ、活性酸素のダメージを受けることが少なくなる。

新しく質のよいミトコンドリアは、抗酸化酵素が活発に働き、たくさんのエネルギーを作るわりに、活性酸素をあまりさせていない。

しかし、加齢や食べ過ぎ、運動不足などは、細胞内のミトコンドリアの質や数を低下させる。

体の細胞内のミトコンドリアが古く、質が悪く、数が少ないと、得られるエネルギーが少ないうえに、活性酸素のダメージを受けやすくなるため、それが疲労や老化の原因となってしまう。

全身の細胞内のミトコンドリアを新しく、質を高め、数を増やせば、細胞内の老化を食い止めることができる。

そしてそれには、空腹の時間を作ることがうってつけ。

なぜなら、トータル16時間、ものを食べない時間を作れば、オートファジーによって、細胞内の古いミトコンドリアが一掃され、新しく生まれ変わるからである。

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