最高の英語教師に求められる条件とは何なのか？

最高の英語教師に求められる条件とは何なのか、という興味深い研究がある。

もっとも、学習者の能力を高めるとされたのは、教師のフィードバック能力だった。

フィードバックとは、間違いを口頭で直したり、質問して本人に間違いを気付かせたり、ライティングの間違いを赤ペンで直したりといったことである。

形式はどうであれ、気まぐれではなく、常に一貫したペースで間違いを正してくれることが重要だった。

これは、英語を一人で学ぶ人にとっては、かなり深刻な事実。

先生がいない独習者は、自分で自分にフィードバックをしなければいけない。

当然、教師からのフィードバックと比べると、その質は低くなってしまう。

とすると、ここに独学の限界があるということになってしまう。

ここで、助けになるのが「Siri」である。

iPhoneの音声認識ソフトであるSiriは、独習者がフィードバックを得るツールとしてかなり優れている。

Siriの英語版は、使用者の発音に対してかなりシビア。

英単語を発音してみて、何度やっても全然認識してくれないことが多い。

「おかしい、壊れている」と思い、ネイティブの知人に発音をしてもらうと、一発で通る。

自分の英語の発音をチェックしてくれるフィードバックのツールとして、Siriを活用するといい。

Siriなどの音声認識ソフトは、もちろん指導者の代わりを完全につとめてくれるわけではないが、少なくとも発音については、正確なフィードバックをくれるツールとして役立てることができる。