熱意のある起業家

直感は速い思考で燃え上がった感情に基づいているのに対し、論理は遅い思考でより冷静なプロセスである。

直感的な投資家は、起業家の熱意に影響されやすい。

分析的な投資家は、事実を焦点にあてビジネス実現の可能性について感情を交えずに判断することが多い。

アイデアの見込みを判断する際、関わっている人達の熱意に流されてしまうのはいともたやすい。

しかし、情熱を袖に引っ提げてはいない。

心の底に抱いているのである。

真の熱意は外側に表れる感情からは分からない。

言葉や声のトーン、ボディランゲージによって表に出るものは、心の内に抱いている。

真意を見定める手掛かりにはならず、単にプレゼンテーションスキルと性格によるものである。

例えば、外向的な人は内向的な人よりも表現が豊かである。

情熱がより強く外に表れるということである。

しかし、起業家として成功するかどうか、その要因の本質に外向的か内向的かは何らか変わりがない。

どんなに真剣に取り組み、成功へと導く強い決意を持っていても、その熱意を控えめに表れす人もいる。

ただし、起業家の成功に情熱は関係ないという意味ではない。

熱意ある起業家は、より短い期間でベンチャーを成長させ、より多くの成功を収めることができるという証拠が豊富にある。