学業をサボった人が成功できない理由!

勉強するということと、シナップスのネットワークを作るということには関係性がある。

例えば、小学校では国語、算数、理科、社会に音楽、図工とあらゆることを勉強する。

ところが、理科の知識にしろ、歴史にしろ、日常生活で使わなければ、どんどん忘れていく。

だから勉強しても仕方ないのではないかという話もあるが、重要なのは知識そのものよりも、シナップスのネットワークのパターンを頭の中に作ることに意義がある。

つまり、小学校や中学校での勉強は、人として必要な基本的な知識を身につける意味もあるが、それよりも国語から音楽、体育まで幅広く学ぶことで、脳の中のあらゆる部分が開発され、義務教育を終えた頃には、非常にバランスよく配線された脳が出来上がる。

その配線が、実は大人になってから対面するあらゆる問題に生きてくる。

それは情報をベースにした戦略を立てたり、企画を立てるなど、仕事の問題であることもあれば、コスト計算などお金に関連した数学的な問題かもしれない。

あるいは、「この人にはどう対処したらいいだろうか・・・」という人間関係の問題であるかもしれない。

そんな一つ一つの問題解決に対して、実は勉強を通して作った思考回路が非常に効力を発揮していく。

だから脳がきちんと進化していなければ、複雑な問題に対処できないし、その意味で学業をサボった人が成功できないというのは、学歴の話ではなく、脳の発達過程から見た場合の科学的事実なのである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?