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求人広告の制作はつまらない?

いや、分かりますよ。
もう、これでもか!というくらい共感できます。

ただ、正直言って「飽きる」んですよ。(あえて言いますが)求人広告なんて3年やったら飽きます。
そりゃ、3年目の浮気じゃないけど、3年目になったら他人の仕事が青く見えるものです。

私が所属する会社でも一時期、3〜4年の求人広告ライターが堰を切ったように辞めていきました。
だいたいは広告代理店など普通の広告やマーケティング、ブランディングなどへ転職していきました。ここ最近だと採用広報とかですね。

それも仕方なく、求人広告ライターとして働くと、3年でやれることが一周してしまうんですよね。あとは身につけたスキルで手垢の付いた文章を書いていくだけ、、、と考えると転職が頭をよぎるのでしょう。

他社はどうなのか分かりませんが、やめていく人は自分を「ライター」と認識しています。文章を書くだけなら求人広告ライターはつまらないでしょう。

しかし、私達「制作」はマーケティングや企画の要素も含んでいます。視点を変えると、実は私達ができることはもう少しあります。

つまるところ、私達の仕事は求職者と企業の合意点を作ることです。
家族との時間を大切にしたい求職者がターゲットなら、企業の産休・育休取得率や男性の育休取得実績、家族手当、子供の送り迎えができる柔軟な働き方や支援などなど。
そういうことを取材し、求人に盛り込んであげることです。

事実や根拠がないのに、言葉遊びのキャッチコピーだけではつまらなくなるのは当たり前です(言い過ぎ?)。

リクルートのリボンモデルではないですが、求職者と企業をどう結びつけるか、マッチングビジネスとして考えると、やれることはもっと増えます。

と中の人が息巻いても現実はライターの登竜門、というか入門として扱われているのも事実。まったくの未経験がライターデビューして、別ジャンルのライターの踏み台になっているのが求人ライターです。

求人ライターだけで10年選手というのは絶滅危惧種でしょう。(求人営業も含め)ベテランが極端に少ない職種なので業界全体でもノウハウが溜まっていないのが現状です。
言い方が悪いですが、若手の素人が集まっている業界です。中には優秀な営業・制作が存在しますが、伝説のポケモン級のレア度です。

求人広告が面白くなるためには、もっとノウハウを体系化し、ある一定のレベルまで誰もが到達できるようにすることです。裾野のレベルを上げることで頂きの高さが増すように。

と、いろいろ言いましたが、けっきょく同じことの繰り返しで飽きるんです。それは求人広告に限らず、すべての仕事に言えるわけですが。

よろしければ、サポートをしていただけると嬉しいです。サポートが今後の活動の励みになります。今後、求職者・人事担当などに有益な情報を提供していきたいと考えています。