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残業時間の平準化は誰の仕事?

はじめに

 毎月特定の人の残業時間が多い。それを室長は室員に対して、残業時間の平準化をするようにと呼びかける。ここで一つ疑問が生まれる。
「残業時間の平準化って、一体誰の仕事なのだろう」と。

残業くんと定時ちゃんの差は何だろう?

 残業くんはなぜ残業が多いのだろうか
・業務量が多いから
・自分にしかできない仕事だと思っているから
・人に仕事をふるのはサボっているようだから
・仕事を説明するのが面倒くさいから
・成果物をチェックする方が大変だから
・自己肯定感が低く、人を頼れないから
・残業代欲しいから
・現状を変えようと思っていないから
・業務効率化の意識がないから

 定時ちゃんはなぜ定時で帰るのだろうか
・仕事は時間が許す限り膨張すると知っているから
・帰ることが唯一仕事を終える方法だと知っているから
・時間が制限されてないと、何も終わらないと知っているから
・普段から意識的に業務効率化に取り組んでいるから
・自分だったら、キャパを越えそうな時は自分から他の人に投げかけるから
・自分のキャパを正しく理解しているから
・無理をすると長続きしないと知っているから

知っているかどうかが大きな違い

 こうして書き出してみると、定時ちゃんには知っているという表現が多くなる。そう、知っているかどうかで仕事のやり方や意識は大きく変わるのだ。じゃあ、その知るということは、いったい誰がどうすればいいのだろうか。
 室長が全員に周知する?会社が研修で教える?自ら情報を収集する?定時ちゃんが残業くんに言って聞かせる?
 一番多くの情報を得られて自分の血肉にできるのは、自ら情報を収集する方法ではないだろうか。仕事以外の時間をフルに使うことができる。自分の知りたい情報を色々な媒体から収集することができる。自分のペースでやっていける。
 そもそも学習とは自ら進んでやらないと、意味がないものだと思う。ただ人から言われたからやってみるよりも、自らこれだ!と思った方法を試してみる方がよっぽど価値があると思う。

結論

 残業くんに原因がある。
 残業を捨てて、プライベートの時間を充実させる。短期的に見れば残業代が減り、上司からはよく思われないかもしれない。しかし、自分の人生を充実させるために、その一歩を自ら踏み出す必要がある。充実したプライベートを保持するためにはどうすればいいか。残業をしないことだ。では、残業をしないためにはどうすればいいか。そうなってくると、残業を減らすことはただ単に残業代が減る苦行ではなくなってくるだろう。目先の利益を捨て、大きなものをとりにいこう。





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