フランス🇫🇷アルザス・ワイン街道 (Route des Vins d'Alsace) 🆚 ドイツ🇩🇪ラインシュタイク (Rheinsteig) 🍇 どちらもワインの産地として有名なエリアだけど、歩いてみて感じたこと🚶🏼‍♀️

フランス北東部🇫🇷アルザスと、ドイツ南西部🇩🇪ラインラント・プファルツ (Rheinland=Pfalz) やヘッセン (Hessen) は、両国を代表する白ワインの産地として世界中に知られています。

この地方に共通しているワイン作りは、たくさんある葡萄の品種をブレンドすることなく、単一品種のワインがつくられていることです。

ワインは同じ品種の葡萄を使っていても、その地域、土壌や気候により味わいが異なるので、アルザス🇫🇷の白ワインとラインガウ地区🇩🇪の白ワインを飲み比べてみるのも、旅の醍醐味かと思います。

ですが💦ワインの味に関する話はスキップして😅

フランス🇫🇷とドイツ🇩🇪を代表する白ワインの産地には、それぞれの村(街)をつないでいるハイキング (トレイル) ルートがあります。

✅ フランス🇫🇷アルザス・ワイン街道 (Route des Vins d'Alsace)

✅ ドイツ🇩🇪ラインシュタイク (Rheinsteig) 

ここではそれぞれ歩いたハイキング (トレイル) の思い出と、また今度行くことがあればやってみたいことを、忘れないように書き留めておくことにしました。

🇫🇷アルザス・ワイン街道道とは：

フランス北東部🇫🇷ヴォージュ山脈の東斜面に広がる、ワインの産地を結ぶ街道を指します。北は、ストラスブールの西側にある、マーレンハイム (マルレンハイム, Marlenheim) から、南は、ミュルーズの西側にある、タン (Thann) まで、全長は約 170km にも及びます。

この街道沿いには 100 を超える村が点在し、900 あまりのワイナリーがあると言われます。

🇩🇪ラインシュタイクとは：

ドイツ南西🇩🇪Wiesbaden (ヴィースバーデン) からBonn (ボン) からまで続く 320km のトレイルです 🚶🏼‍♀️🚶🏻

ラインシュタイク (Rheinsteig) ルートの中には、世界遺産：ライン渓谷中流上部 (Reine Gorge) が含まれており、ハイキング (トレイル) とは関係なく、電車やライン川クルーズ 🛳 などを利用して、多くの人が訪れます。 

⚠️ ライン渓谷中流上部 (Reine Gorge) とは、ビンゲン・アム・ライン (Bingen am Rhein) からコブレンツ (Koblenz) までの渓谷です。

🇫🇷アルザス・ワイン街道も、🇩🇪ラインシュタイクもフルに歩くのは体力的に厳しすぎると判断 💦 

アルザス・ワイン街道、ラインシュタイクともに、全行程を歩いて比べられればベストだと思いますが、体力的にもキツイので 💦 最も人気のあるルートのみを歩きました 😅

山を歩く登山とは違い、小さな村と村を結ぶ、田舎道を歩くハイキングは、比較的容易に歩くルートをアレンジできるので、オススメです 😅

🇫🇷アルザス・ワイン街道

アルザス・ワイン街道にある村の中で人気の３つの村、リボヴィレ (リボーヴィレ, Ribeauvillé) から、ウナヴィール (Hunawihr) を経由して、リクヴィル (Riquewihr) まで歩きました (4.8km)。

🇩🇪ラインシュタイク

ライン川クルーズ 🛳 で最も人気のある、リューデスハイム (Rüdesheim am Rhein) からカウプ (Kaub) を経由して、ザンクト・ゴアルスハウゼン (Sankt Goarshausen) まで歩きました (56km)。

アルザス・ワイン街道とラインシュタイクの大きな違い

アルザス・ワイン街道 (Route des Vins d'Alsace,🇫🇷) は、基本的に舗装された道で、車でも通ることができます。フランスというお国柄なのか、自転車でワイン街道を走っている人も多く見かけました。

一方、ラインシュタイク (Rheinsteig,🇩🇪) は舗装した道も歩きますが、車では通れない山道も歩きます。

なので、感覚としては、アルザス・ワイン街道は街歩きに近く、ラインシュタイクはハイキング (トレイル) という感じです。

🇫🇷アルザス・ワイン街道を歩いて感じたこと：

約 4.8km の道のりを、1時間ほど歩いただけですが、アルザス・ワイン街道を歩くことで、ヴォージュ山脈の山肌に広がる広大な葡萄畑を身近に感じることができました。

アルザス地方らしい木組みの家 (colombage) が肩を寄せあうように集まった村を遠くから眺め、やがてその村に辿り着く道のりは、どこかでみたことのある絵の中を歩いているような感覚で不思議な感じがしました。

ヴォージュ山脈の山麓一面に広がった葡萄畑に、ポツポツとある小さな村の可愛さがとても印象的で、少し歩いただけでも、この辺りで暮らしている感覚になり、オススメできるルートだと思います。

🇩🇪ラインシュタイクを歩いて感じたこと：

葡萄畑の隙間から見えるライン川と中世古城、それを囲む森林の景色の素晴らしかったです。

特に、リューデスハイム (Rüdesheim am Rhein) からロルヒ (Lorch) の村までは、ライン川沿いの古城の景色がとても素晴らしく、中世の時代にタイムスリップでもしたかのような、他では味わうことのできない、ハイキング (トレイル) ルートだと思います。

リューデスハイム (Rüdesheim am Rhein) からロルヒ (Lorch) の村までは 20km ほど歩くことになるので、本格的なハイキングになりますが、リューデスハイム (Rüdesheim am Rhein) からアスマンスハウゼン (Assmannshausen) までなら 5km ほどです。あまり時間がない場合はこちらでも楽しめると思います。

どちらのルートにもある真珠の村は必見💍：

“葡萄畑の真珠💍” リクヴィル (Riquewihr,🇫🇷)

広い葡萄畑の中にポツンとある村、リクヴィル (Riquewihr) は、“葡萄畑の真珠💍”と呼ばれるだけあり、村の外側、葡萄畑から見る村全体の雰囲気は、とても可愛かったです 💐

そしてリクヴィル (Riquewihr) の村に入ると、観光名所なんてほとんどない小さな小さな村だけど、メイン道路に立ち並ぶアルザス地方特有のカラフルな木骨組みの家 (colombage) がとても印象的でした。

“ラインの真珠💍” リューデスハイム (Rüdesheim am Rhein,🇩🇪)

丘一面に広がった葡萄畑とライン川に挟まれたリューデスハイム (Rüdesheim am Rhein) は、まさに“ラインの真珠💍”という呼び方がぴったりの可愛い街でした。

リューデスハイム (Rüdesheim am Rhein,🇩🇪) の街中は、リクヴィル (Riquewihr,🇫🇷) とは異なり、村里感が少ない気がしました。メイン通りはレストランが立ち並び、ワイン酒場という感じで賑やかな感じ。家のデザインが凝った彫刻や飾り付けがされている影響なのかな 🙄 村というよりも、街という感じがしました。

アルザス・ワイン街道やラインシュタイクを歩く時のポイント：

アルザス・ワイン街道 (Route des Vins d'Alsace,🇫🇷) 付近の葡萄畑は、どちらかというと丘のようなところで栽培されていますが、ラインシュタイク (Rheinsteig,🇩🇪) 沿いの葡萄畑は、少しでも多くの日照を得るために、急な斜面に広がっています。

なので、歩いたルートだけの感想ですが、アルザス・ワイン街道と比べると、ラインシュタイクはアップダウンが激しいです。

それ以外で、なによりも実感できたことは、“葡萄は日当たりのいい斜面で栽培されている” ということです😆

すなわち、葡萄畑周辺を歩くときは、日陰が少ないことを想定し、対策を講じることが重要です 😂

これって歩いてみなければわからないことですよね 🙄

些細なハプニング：🇫🇷アルザス・ワイン街道

リボヴィレ (Ribeauvillé) の村を観光した後で、いよいよリクヴィル (Riquewihr) に向けて出発。とは言っても、いきなり、リクヴィル (Riquewihr) につながるワイン街道道 (Route des Vins d'Alsace) にたどり着く前に、道に迷う😨

サンティアゴを巡礼した時もそうなんだけど、立ち寄った村を観光したあと、メインの道にたどり着くのに苦労する時が多いです😅💦

大きな誤算：🇩🇪ラインシュタイク

暑さ対策の失敗 🔥 歩いた日は快晴で☀️気温も 30℃🌡 近くまで上がっていたと思われます。

初日は出発時間が遅れたことに加え、この想定外の暑さ 🔥 でかなり体力を消耗し、宿泊予定地のカウプ (Kaub) に到着したときはヘロヘロになりました 💦

翌日は早朝から出発でき、カウプ (Kaub) から最終目的地のザンクト・ゴアルスハウゼン (Sankt Goarshausen) までは快適なハイキングでした。

ハイキングの基本はやはり早朝から歩くことですね 😉

小さなきな誤算：🇩🇪ラインシュタイク

カウプ (Kaub) にもリューデスハイム (Rüdesheim am Rhein) のような村を期待していたけれど、何もない小さな村でした。到着した時間が 20:00pm を過ぎていたためなのか、全てのお店🍺が閉まっていてがっかり 😞

もう一度歩くなら、こんな計画かな🙄：

🇫🇷アルザス・ワイン街道

アルザス・ワイン街道を歩く起点としたリボヴィレ (リボーヴィレ, Ribeauvillé) には、この村を守る3つの城塞、聖ウルリヒ城塞 (die Burg Saint Ulrich)、ギルスベルク城塞 (die Burg Girsberg)、古い城塞 (die Burg Haut-Ribeaupierre) があります。

そのほかにも、ヴォージュ山脈には古い城塞がいたるところに残っているので、この城塞巡りと、アルザス・ワイン街道の両方を組み合わせて歩いてみたいです。

加えて、それぞれの村にあるワイナリーにも寄れれば最高ですが、ハイキングとワイナリー巡りの組み合わせは、時として困難な場合があるので、悩ましい限りです😂

🇩🇪ラインシュタイク

古城での宿泊です。シェーンブルク城 (Schönburg) は ⭐️⭐️⭐️⭐️ ホテル、ブルクホテル アウフ シェーンブルク（Burghotel auf Schönburg) として使われています。

円錐屋根の塔がカッコいい、シュターレック城 (Burg Stahleck) はユースホステル (Jugendherberge Bacharach) として宿泊できます。

⭐️⭐️⭐️⭐️ ホテルは少し敷居が高いですが、ユースホステル (Jugendherberge Bacharach) なら、予約さえできれば、お気軽に泊まれるので、ラインシュタイクハイキングのあと、古城に泊まり、翌日はマッタリとライン川クルーズ 🛳 というプランは、かなり魅力的に感じています。

結論 ： もう一度歩くとすれば、結局どちらを歩くのか 🙄

アルザス・ワイン街道 (Route des Vins d'Alsace,🇫🇷) もラインシュタイク (Rheinsteig,🇩🇪) も個性的なハイキング (トレッキング) ルートで、十分楽しめる、オススメできるルートだと思います。

同じ道をもう一度歩くなら：日程と天候で決める 😆 2日間、晴れ間があるなら、ラインシュタイク (Rheinsteig,🇩🇪)、1日のみならアルザス・ワイン街道 (Route des Vins d'Alsace,🇫🇷) を選ぶと思います。

確かに、土砂降りの雨の中の山歩きは、後で振り返ればいい思い出になる時もありますが、快晴の青空での、ハイキングが自分好みです 😆

短い区間でも歩いてみれば、訪れた街の雰囲気に、季節感や風の匂いも加わり、思い出に残る旅になると思います。

✍🏻 実際に歩いた時の備忘録 👉🏻 アルザス地方のワイン街道 (Route des Vins d'Alsace,🇫🇷) を散策してみて🚶🏼🚶🏼‍♀️

フランス🇫🇷アルザス地方のワイン街道を 🍇 リボヴィレ (Ribeauvillé) から、ウナヴィール (Hunawihr) を経由して、リクヴィル (Riquewihr) まで散策🚶🏼🚶🏼‍♀️

✍🏻 実際に歩いた時の備忘録 👉🏻 ラインシュタイク (Rheinsteig,🇩🇪) を歩く。まずはリューデスハイム (Rüdesheim) からロルヒ (Lorch) の村へ

ライン川沿いの古城 🏰を眺めながら歩くラインシュタイク (Rheinsteig)🚶🏼‍♀️🇩🇪ドイツワインの産地🍇🍷リューデスハイム (Rüdesheim) からロルヒ (Lorch) の村