メキシコタイム 郵便局にて②
40分待って郵便局にやっと入れた。
40分前の出来事はこちら↓
するとまさかこんなものを大量に送るのか、そして内容証明はここで見せながらしないといけないものなのか…!というやり取りが女性と郵便局員の間でなされていた。
「これはチリです」
「これはトスターダです」
と箱から出てくる出てくる乾燥させたチリや、布に包まれたトスターダ(焼いたトルティーヤ)。プラスチックのボトルに詰められた食べ物や、家の飾りと思われるもの…。
一つ一つを箱の中から出して、郵便局員に中身を見せている。
わ、、、時間かかりそうだ。
私は郵便物がもう届いているか確認したいだけなんだけどな…と思いながら順番を待つ。
その傍らでは、「木陰で待とうや」と言ってくれたおじいさんが段ボール箱外側を紙で包んでいる。
先の女性が内容を見せ終わり、送り状を書いて職員さんに見せると「◯◯宛」と「△▽より」が逆だと言われている。
…そんな間違いある?!と思いながら待ち、やっと順番が来た。
「もうだいぶ前にチアパス州から送ってもらった郵便物がまだ家に届かない。追跡番号で調べると(住む)オアハカ州のオアハカシティまでで更新が途切れてる。どこにあるかわかる?」ときいてみる。
名前などを聞かれパソコンを叩いていた職員は、ひょいと後ろの部屋に行き、私宛の封筒を持ってきてくれた。
こっちまで届いてるやん!
「ありがとう、もう最寄りの郵便局までは着いてたんだね!でもなんで家まで届かなかったの?」と確認すると
「今、配達はやってないんだよね」とのこと!
家で待ってても届かないわけである。
なんでも外部委託していた配達員を切ったことで、郵便局員だけでは人員不足で配達することまでできないのだという。
それ、知らんかったらずっと家で待ってたやん。
誰か教えてよ。
「年初にやり方が変わった時に、この周辺のお宅には配達なくなりますよって触れてまわったんだけどね。お国のことだから、よくわからないよね。もうこっちは配達なくても忙しいよ」と職員さん。
引き取りにIDがいるとのことで、家に取りに戻って、また郵便局に行くと木陰のおじいさんはまだ箱と格闘していた。
その時点でもう11時前。
開いていなかった郵便局におじいさんと私が同時に到着したのが9時20分。
きっと11時20分くらいまでは最低でもかかるだろうから、段ボール一箱送るのにおじいさんは2時間かけているのか。
まったく焦っている様子ももちろんない。
別にそういうもんなんかな。
時間ってほんと人それぞれというか、基準のないもの。
焦ったもん負け、もったいないと思ったもん負けな気がするなと思いながら郵便局を後にしました。
いただいたサポートは今後作りたいと思っているメキシコでのレンタルショップを作る費用にさせていただきます。