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【GIU 5】日本語解説 過去形 Past simple

今回は、過去形についての記事です。
過去形は英語で "past simple"と言います。

1、過去形の使い方

過去形 ( past simple )は、文字通り「シンプルに過去のこと」をあらわすときに使う語形です。

例えば、下記の文章を読んでみましょう。
ダイアナ王妃についての文章です。
ダイアナ王妃は不慮の事故において1997年に亡くなっています。
彼女のことはすべて過去形で書かれています。

Princess Diana was a beloved figure who captivated the world with her grace and charm.
ダイアナ妃は、その優雅さと魅力で世界を魅了し、愛された人物です。

She devoted her life to helping others and was known for her humanitarian work. Despite the hardships she faced, including a tumultuous marriage and constant media attention, she remained kind-hearted and compassionate.
彼女は生涯を人助けに捧げ、その人道的活動で知られました。波乱万丈の結婚生活やメディアの絶え間ない注目など、苦難に直面しながらも、彼女は心優しく、思いやりのある人であり続けました。

She championed causes such as HIV/AIDS awareness, homelessness, and landmine removal, bringing attention to issues that were often overlooked.
HIV/AIDSの啓発、ホームレス支援、地雷除去などの活動を支持し、見過ごされがちな問題に注意を喚起しました。

Her untimely death in a tragic car accident shocked the world and left a void in the hearts of those who knew and loved her.
悲劇的な交通事故による早すぎる死は世界中に衝撃を与え、彼女を知り、愛した人々の心に空白を残しました。

She will always be remembered as a remarkable woman who made a difference in the world.
彼女は、世界に変化をもたらした驚くべき女性として、常に記憶されることでしょう。


2、過去形の変則動詞

be動詞

be動詞は、英語の中でも最も基本的な動詞で、文法上非常に重要な役割を果たしています。be動詞には、過去形や過去分詞形などの変則形が存在します。

以下は、be動詞の変則形の例です。

  1. am / is / are (現在形)

  2. was / were (過去形) ★

  3. been (過去分詞形) 

  4. being (現在分詞形)

例文

  • 現在形:I am happy. (私は幸せです。)

  • 現在形:He is studying for the exam. (彼は試験勉強をしています。)

  • 現在形:They are playing soccer in the park. (彼らは公園でサッカーをしています。)

  • 過去形:I was tired yesterday. (昨日は疲れていました。)

  • 過去形:She was cooking dinner when I arrived. (私が到着した時、彼女は夕食の準備をしていました。)

  • 過去形:We were watching a movie last night. (昨晩は映画を観ていました。)

  • 過去分詞形:The book has been read by many people. (その本は多くの人に読まれました。)

  • 過去分詞形:The problem has been solved. (問題は解決されました。)

  • 過去分詞形:She has been praised for her hard work. (彼女は努力が認められて褒められました。)

  • 現在分詞形:He is being difficult. (彼は難しい態度をとっています。)

  • 現在分詞形:They are being very loud. (彼らはとてもうるさいです。)

  • 現在分詞形:She is being interviewed for the job. (彼女はその仕事の面接を受けています。)

be動詞の変則形を覚えることで、英語で正確な時制を表現することができます。例えば、「I am studying English.」(私は英語を勉強しています。)や「She was reading a book.」(彼女は本を読んでいました。)のように、現在形や過去形の正しい形を使うことができます。

また、be動詞は否定形や疑問文などでも頻繁に使われるため、適切な変則形を使うことが重要です。例えば、「Are you studying English?」(あなたは英語を勉強していますか?)や「He wasn't feeling well yesterday.」(彼は昨日体調が悪かった。)のように、疑問形や否定形で正しい変則形を使うことが必要です。

一般動詞

英語の不規則動詞(Irregular verbs)は、日本人英語学習者にとって難しい部分の一つです。以下は、よく間違えやすい不規則動詞のいくつかの例です。

  1. Go-went-gone(行く)-「went」という過去形が覚えにくい不規則動詞です。

  2. Eat-ate-eaten(食べる)- 「ate」という過去形も、発音が似ている「it」や「eight」と混同されやすいです。

  3. Do-did-done(する)- 「did」という過去形も覚えにくいです。特に否定文や疑問文で使うと、誤解されることがあります。

  4. Come-came-come(来る)- 「came」という過去形も、覚えにくい不規則動詞です。

  5. See-saw-seen(見る)- 「saw」という過去形は、発音が似ている「so」や「saw」(のこぎり)と混同されやすいです。

  6. Get-got-gotten(得る、手に入れる)- 「gotten」という過去分詞形は、イギリス英語ではあまり使われないため、混乱することがあります。

以下は、日本人英語学習者が間違えやすい、不規則動詞(Irregular verbs)の20の例です。

  1. Go-went-gone(行く)

  2. Come-came-come(来る)

  3. Do-did-done(する)

  4. Eat-ate-eaten(食べる)

  5. Get-got-gotten(得る、手に入れる)

  6. Give-gave-given(与える)

  7. Have-had-had(持っている、~したことがある)

  8. Make-made-made(作る)

  9. Say-said-said(言う)

  10. See-saw-seen(見る)

  11. Take-took-taken(取る、持っていく)

  12. Think-thought-thought(考える)

  13. Wear-wore-worn(着る)

  14. Write-wrote-written(書く)

  15. Keep-kept-kept(保つ)

  16. Leave-left-left(去る、置いていく)

  17. Meet-met-met(会う、出会う)

  18. Sleep-slept-slept(寝る)

  19. Speak-spoke-spoken(話す)


3、過去形の疑問文、否定文

疑問文

過去形の疑問文の作り方はシンプルです。
最初に"did"または"didn't"をつけて、主語、動詞を続けていくだけです。

did/ didn't + infinitive ( enjoy / see/ go etc.)..?

Did you enjoy?
Did she enjoy?
Did he enjoy?
Did they enjoy?

【疑問文の作り方】

一般的に、過去形の疑問文は、did + 主語 + 動詞の原形の形で作ります。例えば、"Did you eat breakfast this morning?"(今朝朝食を食べましたか?)や "Did they arrive on time?"(彼らは時間通りに到着しましたか?)などです。

ただし、be動詞の場合は、didを使わず、wasやwereを直接疑問詞と共に使うことができます。例えば、"Were you happy with the movie?"(あなたはその映画を見て幸せでしたか?)や "Was she feeling well yesterday?"(彼女は昨日体調が良かったですか?)などです。

【使い方】

過去形の疑問文は、過去の出来事や状況について質問する場合に使われます。例えば、過去の行動や出来事について尋ねる場合や、過去に行ったことや体験について話し合う場合に使われます。

また、過去形の疑問文は、過去の状況を説明するためにも使われます。例えば、「Did it rain yesterday?」(昨日は雨が降りましたか?)や「Did you watch the game on TV?」(テレビで試合を見ましたか?)など、過去の出来事や状況について尋ねたり、話題を振ったりすることができます。

5W1Hをつけるときは、日本語と同じように5W1Hを文頭につけて、上記のと同じ語順で続けます。
疑問詞を使うことで、より具体的に情報を得ることもできます。例えば、「What did you do yesterday?」(昨日は何をしましたか?)や「Where did you go on vacation last year?」(昨年の休暇はどこへ行きましたか?)など、具体的な質問をすることで、より詳しい情報を得ることができます。

否定文

過去形の否定文は、過去に起こった出来事が事実でなかったことを示すために用いられます。英語で過去形の否定文を作るには、適切な形の助動詞(did)と否定語(not)を使います。例えば、次のような文を考えてみましょう。

肯定文:I ate breakfast this morning. (私は今朝朝食を食べた。)
否定文:I did not eat breakfast this morning. (私は今朝朝食を食べなかった。)
過去形の否定文では、didとnotを合わせてdidn'tと短縮形にすることができます。
例:She didn't go to the party last night. (彼女は昨晩パーティーに行かなかった。)

また、be動詞の過去形では、否定文にnotを追加するだけで簡単に否定文を作ることができます。例えば、次のような文を考えてみましょう。

肯定文:He was here yesterday. (彼は昨日ここにいた。)
否定文:He was not here yesterday. (彼は昨日ここにいなかった。)

短縮形では、was notをwasn'tと短縮することができます。
例:She wasn't happy with the results. (彼女はその結果に満足していなかった。)




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