小説の構成要素と上達のための知のツール・もくじ
このコラム群では、小説や物語を作るときに私がよく使う、考え方と知のツールを紹介していきます。
概要
私は、創作物全般の基本となる構造を次の図のように考えました。
創作物は4つの要素「コンテキスト(文脈)-リズム-モチーフ-テーマ」からできています。そして、どんな「意味」を表現するかは「テーマとコンテキスト」、どんな「表象(つまり伝える方法)」で表現するかは「モチーフとリズム」から決まります。
くわえて、「テーマとモチーフ」は合わせて「コンセプト(概念)」と呼び、モチーフはコンテキストからの影響によって「役割」に差が出てきます。
コンテキストとリズムの違いは、「コンテキスト」がモチーフを並べる順序を決めるのに対して、「リズム」は順序はあまり決めず、代わりにモチーフの間隔を決めるのものと考えています。
これを小説バージョンに置き換えると次の図のようになります。
コンテキストはすなわち「ストーリー」、そして表象は「叙述」となります。「叙述」とは、この場合「文字を用いた表現」全般を指します。これはさらに下位分類として3つの要素、つまり「描写・場面・説明」を持ちます。
それと、小説における最も注目される主要なモチーフとして「キャラ」が挙げられます。キャラは叙述の中でも「場面」、その中でも特に「会話」と密接に関わっています。キャラが書けるかどうかが、場面が書けるかどうかに直結します。
もくじ
では、それぞれの要素をどうやって書いていくのか、より上手く書けるようになるためにはどうすればいいののでしょうか?それらを次のコラムにまとめました。
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興味のあるものがあれば、ぜひご覧ください。
レベルアップの目標と目安
初心者が中級者になっていくために、次の順序でステップアップを図るといいです。
必ず第1ステップから始め、現在のステップが上手くいかなくなったら、一つ前のステップに戻るような形で、一歩ずつ着実に進んでいくといいでしょう。