子供部屋の手記4―考え過ぎて倒れ、鬱る
やることが多すぎて、考えることも多すぎて
11月初旬〆切の本命の作品は一応完成し、友人に講評に出した。
だが11月末の次点の賞の作品がまだ序盤しか書けておらず、こんな現実逃避記事を書いている暇が無いほど追い詰められている癖に、Twitterはやめられないし文章も遅々として書けない。
しかもかなりの水物の題材を選んでしまったことで、もう次に応募する時は流行遅れも良いとことなってしまうのだ。
(と言うか、仮に通っても出す時には流行遅れも良いとこかもしれない)
これと平行して積読も片付けているはずなのだが、積読が片付いたと思った矢先に親戚経由で大量の本が届いてくるわ、欲しい本や中古のゲームをポチるわで積読の賽の河原は自分の意思半分・意思外半分で溢れて止まらないし、ゲームに至っては環境を作っても手が付けられてすらいない。
(しかもなかなか読まないジャンルの本を一気にドカッと送られてくるからタチが悪い。特に同じシリーズの本がハードカバーと文庫で被ってしまい、どこにどうすればいいんだ状態だ)
そんな中で僕は読むのも面倒くさい新書に手を出すわ、就労支援員さんに言われてMOSの試験勉強に手を出すわ、ここ最近全く描かなかった絵を描き始めるわと、僕は完全にやりたい事とやるべき事に押しつぶされている状態だ。
「食事時間と睡眠を削る」と言う一番手っ取り早い選択肢すら親の強制やら就労支援通いで封じられて、今の僕は規則正しい生活を手に入れた物の、逆に自分の時間が無くなっていることに苛立ちすら感じている。
そこに重なる金銭不安
しかもここに来て自分の少ない収入源だったココナラのゆっくり解説の台本書きも、どうも取引していたチャンネルが夏の収益化剥奪騒動で軒並み全滅したらしく、仕事のアテが消滅した。
新しい台本書きの仕事を探そうにも、どうにも僕に書くのが難しい分野だとか、ここ数年作品をマトモにリアルタイムで見てないせいでニワカ晒しそうだとかばかりで、参入できる気がしない。
そんな中
・例のソファーとレンタカー代。
・いきなり壊れた原付のメーターワイヤーの修理代と、いつの間にか割れてたヘッドライトレンズの交換品代。
・メンクリの先生に書いてもらった就労診断書代(自分がメンクリの先生に語った弱音と否定的評価でいっぱいで事実上フルタイム労働ムリと書かれててた。その割に値段だけはクソ高い)
と、僕の意思に反した無駄遣い地獄だ。
その割にメンクリの先生からは「あんたぐらいしっかりしてたら国民年金の障害者年金は貰えないと思うよ」と言われる始末(フルタイム無理って書いたくせにそれかよ)で、今のメイン収入源は完全に親からの小遣いだけになっている中で、僕は大量に無駄遣いのツケを抱えている。
しかも小遣いも家事をサボるとおまけで小遣いが減るシステム(これがタイムリミット制で言われてすぐ動かないとすぐダメになる)のせいで、僕は毎月10分の1は確実にサボり認定で小遣いを天引かれている。
最近はもうカードの明細表を見るだけでも嫌になるぐらいだ。
そんなわけで最近の副業収入は「特に思い入れのない身の回りの物を駿河屋やヤフオクに売り飛ばす」となっているのだが、これが全然上手く行かない。
ヤフオクにモノを出品しても、なかなかに落札されない。
駿河屋に買い取りを願い出ても二束三文の端金にすることすら拒否される品も多く、そう言う品はヤフオクでも絶対に売れない。
(特に昔のV系のミュージックビデオのVHS。これに関してはもう諦めて捨てた方が早い気がするくらいだ)
最近はヤフオクの画面を見てウォッチ数は増えてるくせに落札されないことに憂鬱になったりとか、僕が欲しいと思う物ばかり凄い速度で落札されてゆくとか、高額商品(つっても六千円かそこら)を見て手が届かないことを憂うとか、早くあの本を読んで駿河屋に売らなければとか、そんなことばかり考えてる。
収入は遙か遠く、時間だけを浪費して。
新人賞作品はどんなに時間をかけたって受からなければ金にならない。
僕のやってるのは仕事ではなく、報われない時間の浪費に近い行為だ。
結局僕は本来金を稼げたり自分の時間として楽しめる時間を浪費し続けて、金になるかもわからない物を作り続けている訳だ。
特に水物の新人賞応募作に関しては時間も金も結構な額を投資したくせに、その金は一向に回収できそうに無いからタチが悪い。
書き上がった方の作品なんて二年の時間を投資しているんだから、それで何一つ回収できなかったら本物の茶番だ。
だが、そうなる確率の方が高いことだって事実なのだ。
結局僕は再デビューと言う夢みたいな話を歌いながら、茶番劇を踊り続けているのかもしれない。
考えすぎて、疲れて鬱る
と、ここ最近の自分はこうやって無駄に事故や衝動買いで膨らんでゆく出費の事を考えすぎ、小手先で稼げる売却収入でなんとかしようとヤフオクや駿河屋の通知メールを見ては頭を抱えている。
そして小説執筆がスケジュール通りに進まないことに苛立ちの限りで、また余計に考えすぎて、慢性疲労の限りとなって小説を書かないまま寝てしまう事すら増えてきた。
僕の最近の生活は原稿の進まない苛立ちと、セルフネグレクト的な鬱りと身にならない無駄遣いの金銭不安と、それらの考えすぎによる疲れでグチャグチャになっている。
もう何にに対して怒りをぶつければいいのか、何をどうすればスムーズに物事が解決するのか。そればっかりを考えている。
理想は遠すぎ、何を買うにもお金は入らず、背伸びして分割払いで凌いでみても結局月の支払い額は増えるばかり。
副収入は身の回りの物を中古品として流すことだけ。それすら上手く回らない。
そうして僕は勝手に疲れて、勝手に鬱っていた。
そうして僕はぶっ倒れた
10月の4週の日曜、ぶっ壊れた原付のメーターワイヤーの交換代に悩み、ヤフオクで一向に落札されない商品と、その脇で欲しいのにガンガン落札されてゆく商品を眺めながら風呂に入り、風呂から上がって一向に進まない新人賞向け小説を書こうとした。
そうしたら僕の身体に、重苦しいほどの怖気と眠気が襲いかかってきた。
怖気と眠気で集中力は途切れ、「もうこれはダメだ」と諦めて眠りに就くことにするも、なぜだか恐ろしいほどに寝苦しく、寝て、起きてを繰り返す。
次の日目覚めたら頭は重く、完全に発熱状態だった。
その日はコロナを疑われて就労支援も在宅に切り替え・自室隔離となったものの、次の日にPCRを受けたら結果は陰性。
要は僕は考えすぎの慢性疲労と季節の変わり目の温度変化でぶっ倒れたらしい。
この事を支援員さんに話したら「本当に悪いことばっかり考えすぎだと思います」と言われた。
「そこまで悪い事なんて起きませんよ」とも言われたが、実際僕の周りで起きることは僕を追い込むには十分すぎて、それで僕は勝手に疲れてゆくのだ。
(そしてぶっ倒れた次の週にコロナワクチンを打ちに行こうとしたら、予約サイトの予約完了が取れていなかったらしく、無駄足となった。帰りに原付を転がしながら僕は時間の浪費を呪った)
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