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12月4日「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」

 本日から産休なり。切迫早産ぎみなので、自宅で安静にしないといけない。せっかくやからやりたいことをやろう!と思ったけど、掃除も片づけも結構体を動かすし、おなかが張ってくる。
 しかし、何をしようか…決めないと、ずーっとスマホでインスタを徘徊してインプットばかりしてしまう。土日はそれでほぼつぶれたようなものだし、右の腕~胸がなんか痛いのも、そのせいだと思う。まったく、スマホ中毒になってる。そんな自分を好きになれないので、できるだけスマホから遠ざかるべく、今もパソコンで入力をしている。
 一人で体を動かさずにできて、お金もかからず、なんか勉強になること(そういう、知識欲を満たすのはとても好き)をしたいし、アウトプットの練習になること…ということで、インプットした内容の感想を記すことにした。
 
 昨日は午前中に、何か海外の雰囲気を感じたいと思って、アマゾンプライムを物色。なんか、朝は、そういう海外のものに触れたくなる。なんでやろう。「世界の車窓から」もいいんやけど、あれは昼下がりって感じやし、とか思ってドキュメンタリーの欄をみていたら、ヨーヨー・マのドキュメンタリーがあったので、それを見ることにした。

 世界的なチェリストのヨーヨー・マの、「シルクロード・アンサンブル」についての映像。面白かった。バックグラウンドが様々な奏者たちが世界中から集まって、それぞれの音楽をミックスしてアンサンブルする。ヨーヨー・マの音楽的ルーツなどのほかには、紛争で故郷に帰れない奏者、マイナー伝統楽器奏者、3.11直前に渡米してきたシリア出身の奏者、伝統楽器でロックをやって賛否両論の奏者にスポットライトをあてて、「アイデンティティ」と「調和」をテーマにまとめていた。
 アンサンブルでは、敵対国出身同士が一緒になることもあるなど、そういう政治的な感情的な面もピックアップされていたが、一番印象に残ったのは音楽のエネルギッシュさかな。おのおのの内面から出た音楽のエネルギーを強く感じた。
 
 生きるか死ぬかに苦労する状況に置かれている国が今も普通にあるし、身近な人が飢えて死んでいったり、寒くて死んでいったり、そういう悲しみをほんとうに知っている人の歌は、ものすごいエネルギーがある。それくらいの強いメッセージがないと、なにも伝わらないんじゃないか、と思った映像だった。

 個人的には、シルクロードアンサンブルの、ああいう泥臭い音楽は大好き。特に、スペインのバグパイプ?やタンバリンや手拍子なんかは情熱的で体が熱くなってくる。「リバーダンス」の「ファイヤーダンス」思い出した。

 ヨーヨー・マが言っていた「神童」が必ずぶつかる壁、というのが興味深かった。興味を持続させることができるかどうか、と言ってたな。どんだけ上手でも、思い通りにできても、興味がなくなってしまえばそこからは進めないということだと解釈した。面白い。いつまでも興味を持ち続けるには、どうしたらいいんだろう。私は、「上には上がいる」というのを知ると興味が持続する気がする。「こんなこともできるんだ!」っていう発見とか。

 こういうドキュメンタリーを、子どもと見たいな。いろいろなことを感じてくれると思う。


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