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選択と集中

こんにちは。
最近仕事が忙しいのを言い訳にnoteをサボってしまっており、久々の投稿です。

先日『苦しかったときの話をしようか』(森岡毅)という本を読んで大変感銘を受け、森岡毅さんの他の著書である『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』を最近読みました。

この本はマーケティングについて素人でもわかるように解説してくれている本なのですが、大学では医学の勉強だけ、社会人になっても勤務医としてしか働いてこなかった私にとっては、これまで無知だったマーケティングというものについて学ぶことができ、とても勉強になりました。
しかし、それ以上に普段の生活やこれからの人生を考えていくうえで非常に参考になることが多く、経営やマーケティングの世界とは無縁の私にとっても大変ためになった本でした。

今回はその内容の中でも特に勉強になった「戦略的思考」について書きたいと思います。

戦略とは

マーケティングを語るうえで「戦略的思考」が欠かせないと著者は言っています。

戦略とは、目的を達成するために資源(リソース)を配分する「選択」のこと。何か達成したい目的を叶えるために、自分の持っている様々な資源を、何に集中するのかを選ぶこと(要約)

「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」

「戦略」という言葉はよく見聞きしますが、自分の中では定義が曖昧でした。
私達は何らかの目的に向かって日々行動していますが、そのためには資源が必要であり、それをうまく配分する(やることを選択する)必要があるのです。

リソースは常に不足している

経営におけるリソースとは、カネ、ヒト、モノ、情報、時間などといわれますが、個人にとってはこの中でも時間とカネが主たるものかと思います。
現実はリソースは常に限られているものであり、選択しないですべてやろうとすると、意味もなくリソースを分散させてしまうことになります。
お金はイメージがつきやすいですが、時間については私はかなりルーズでした。
今まで、なにも考えずにただ時間をかけて闇雲に勉強したり、効率の悪い業務に時間をかけたりしてしまっていました。
その結果、時間をかけた割には何も達成できずに中途半端に終ってしまうなんてことが非常に多く、そのたびに落ち込んできました。
ああ、なんて自分は要領が悪いんだろう・・と。

目的→戦略→戦術の順で考える

「戦略」に似た言葉に「戦術」があります。「戦略」は目的を達成するための資源配分の選択であり、「戦術」は戦略を実行するためのより具体的なプランのことであると本書の中で解説されています。
これまで私は、「これを時間かけて勉強したら成長できるだろう」、「この作業をこなせば仕事はうまくいくだろう」と「戦術」の方ばかりに注目してきてしまっていました。
しかしこれは間違いで、仕事でも自己成長のプロセスでもまず「目的」を定め、限られた時間というリソースを何に優先して配分してやるのかを考え(戦略)、実行に移していく(戦術)という順番が大事なのです。

やることを選ぶということは、同時にやらないことを選ぶということ

著者は、全てをやろうとすること、つまり選ばないということは戦略がないということであり、とりあえず全てやろうとすることは意味もなく資源を分散させてしまうだけの「戦略なき愚か者」のすることである、と伝えています。
戦略を考えずに全てやろうとするから何もかも中途半端になってしまう。
完全に今までの私のことです。
これからは、闇雲に行動するのではなく、何を達成したいのか目的を明確にして、そのために限られたリソースをどのように配分するかという「選択」を常に意識しながら日々過ごしていきたいと思いました。

まとめ

今回「戦略的思考」を学んで、これまで私が陥っていた「とりあえず時間をかけていろんなこと勉強・努力していればいつか道は開ける」という誤った姿勢を改めるきっかけとなりました。
「大事なものを選んで集中する」を日常的に考えるようにしていきたいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございます。




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