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雑記note3 仕事の向こう側

こんばんは。えりたです。
今日は雑記noteです。

先日、わりと大きめの決断をしました。
それは。
【仕事を辞める】ということ。
2か月くらい考え続けて
ようやく肚を括りました。
(そして、手続きを終えました 笑)

・ ・ ・

今、私は書店員をしています。
担当はコミックで
毎日大量のコミックと格闘しています。
基本、紙の書籍が大好きなので
どうあれ、本と戯れていれば
ご機嫌に過ごせるという特性を
持っています。

そんな私ですから
無条件で紙の書籍に触れる
書店員という仕事は
やる前に想像していたよりも
ずっとお気に入りでした。

なのに、なぜ
辞めるという決断をしたのか。

きっかけは
8月にあった本部からの通達でした。
詳細は割愛しますが
それは
会社に対して不信感を抱くには
十分な内容の通達でした。

そうして、その通達を聞いてから
私はあれこれ悩み始めたのです。
このまま会社にいてもいいのかな? とか。
会社って実はそんなものなのかな? とか。
ほんとにあれこれ。
ちょっと不眠が入る程度の深刻さで
ずっと悩み続けていたのです。

そして、9月。
不意打ちのように
人間関係的に
不信に陥る出来事がありました。
それも詳細は省きますが
ずっと悩んでいた私にとって
その出来事は
「会社を辞める」決定打となりました。

でもね。
思うんです。

上に書いた、会社からの通達とか
人間関係的ないざこざとか
それらは
「きっかけ」でしかなかったんじゃないかって。
もっと根本的に
辞める要素というか
続けられない原因が
私自身のなかにあったんじゃないかって。

・ ・ ・

実は、私、
書店勤めを始めてからずっと
「ここじゃない感」を持ち続けてたんです。

ふとした瞬間
例えば、
問い合わせを終えて
担当フロアに戻ろうと
エスカレーターに乗ってるとき。
あるいは
レジでものっそい数のお客さんを
捌ききったあと。
さらには
入荷した大量のコミックを
ブックトラックに載せたとき。
そんな時にいつも
胸に去来する言葉があったんです。
それは。

「私、何でここにいるんだろ?」

文字にしてみると、
どこの厨二病だ?と
思わなくもないんですが(笑)
私は書店員になってからずっと、
そんな思いを持ち続けていたのです。

もちろん、普段は
そんな深掘りはせずに
「とりあえず、目の前の仕事」と思って
無視します。
でも、退職を決めた今
これはちゃんと考えないとなぁと思ったんです。

で、出てきた答えは
「向こう側が見えない」
というものでした。

・ ・ ・

書店員の仕事自体は好きだし
楽しいんです。
でも、私には
その「向こう側」が見えなかった。

大量のコミックを
お客さんに出会ってもらいやすいように
考えて並べて。
お客さんに買っていただけると
すっごく嬉しくて。
あるいは、
問い合わせ(=期待)に応えられたり
お客さんが嬉しそうだったりすると
これもやっぱり楽しくて。

そんなふうに、毎日
楽しい瞬間や嬉しい瞬間は
たくさん積み重なっていくんです。
うん。
でも。
きちきちと積み重なるんですが、
そこから先、
「で、これが何になるの?」
という疑問に対する答えに
私はどうしても辿り着けなかったんです。

国語講師をしていたときには
そうじゃなかった。
授業の時間の楽しさは
最終的に
「生徒たちの生きる糧になる」
という確固たる思い、あるいは、信念に
つながっていました。
だからこそ、どれほど苦しくても
ずっと続けることができたし
「これが何になるの?」なんて
微塵も思ったことはなかった。

でも、書店員としての私は
そんな思いや信念のカケラを
仕事のどこにも見つけることができなかった。

それはもちろん
日々の仕事をこなすのに精いっぱいで
考えることを怠っていた私の所為です。
でも、今改めて考えても
やっぱり思いつかなくて(笑)
モチベーションが上がるとかの前に
根本的なモチベーションの素
自分の中に見つけられらないっていうのが
正確なところなのかもしれません。

・ ・ ・

そんなこんなで
書店員という仕事を辞める決断をしました。
辞めるのは10月末日です。

それまでは、書店員ですから
自分の日々の仕事を精一杯こなしつつ
(引継ぎや片付けをやっつけつつ 笑)
せっかくそこにある書店員としての日々に
心から感謝し
大切に味わい尽くそうと思っています。

あと、一か月。楽しもう。

#退職エントリ

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