■5月5日 優先順位
今日の名古屋はものっそい晴れで。基本、全身黒コーデなワタクシは、季節先取りを誇示する陽光のもと、目にやさしくない暑苦しさを存分に振り撒いておりました。だって、しょうがないぢゃん、黒しか持ってないんだもん。
さて、本日読んでいたのもラノベ。電撃文庫です。
暁佳奈『春夏秋冬代行者 夏の舞 下』(2022年7月刊)
ちゃんとハッピーエンドで、よかった♡
昨日は渋滞気味の締め切りを何とかやっつけるため、推しさまに会いにいくのをやめたのですが、今日は行きました。少しでもご尊顔を拝したいと、思ったのですよ。
・ ・ ・
最近、ふと思うのが。自分のなかで「優先順位」が変わったなぁということ。
以前の私において、「優先順位」とはわりとガチめに「推しさま一択」だったんです。
たとえば。
国語講師をしていた頃は、自分でスケ管できたので、推しさまの出陣に合わせて、一か月の仕事を組んでいました。推しさまの出陣に、遠征も含めて、ほぼ全部付いて行っていたんです。
でも、書店員になってからは、シフト制だったのと、体力気力ともに仕事でごりごりに削られていたのとで、月に一度お目にかかれればいい方でした。以前と比べると、極端から極端に走った感じ(笑)
その後、メンタルをぶっ壊して書店員を辞めてからは、再び推しさまの出陣に全部付いて行きました。2年間お目にかかることがなかなか叶わなかった分を取り戻すかのように、私はほぼほぼお城&遠征で過ごしていました。
そして、退職してから半年経った今。ぶっ壊れてたメンタルが徐々に輪郭を取り戻してくのと連動するように、自分の時間をどう使うかについて、「推しさま」という要素抜きで決められるようになったのです。
たとえば。
今日みたいに「推しさま」に会いたいと思えば、原稿仕事を前倒しでやり、時間をこじ開けるし。朝起きたときに「今日は本を読みたい」と思ったら、ご出陣の日であろうと、家に籠って本を読み耽るし。「仕事しないと、あれこれやばい」となったら、兎にも角にもスタバに籠るし(え)。
そんな感じで、とりあえず「推しさま一択」という日々ではなくなったんです。
でも、それは私のなかに確実にある「推しさま」への敬愛が目減りしたのではありません。それは絶対に。うん。
だって、やっぱり今も「推しさま」大好きですし、誰よりも恰好いいと思っていますし、会いたいですし、お話したいですし。
ただ、言い方はちょっと違うかもですが、拗れてたモノがほどけたというか、「依存に近いもの」が魔法が解けるみたいに消えたというか。
もしかすると。
今までは、「推しさま」を思考の中心に据えることで、メンタルの「ある部分」をようやく構築できていた。けれど、今は、その中心部分を自分で支え切ることができるようになった。これが感覚的にいちばん近いかも知れません。
推しさまは推しさまで相変わらず尊いし、光の速さで課金とかするけど、でも、私の世界の中心に「推しさま」を置いたりはしない。そんな感じ。
だけど、実は、その変化にいちばん戸惑っているのは、私自身だったりします(笑)
いや、だって今までマジで拗れてたし(笑)私の世界の中心にいた「推しさま」なんて、結局は幻想でしかないのに、それを真ん中に鎮座させて構築するとか、どう考えても狂気みあるし(滝汗)
そして、何よりそれが私のなかの「あたりまえ」だったし。
って、こう書くと「推しさまごめん」としか言えなくなりますが(号泣)
でも、多分。今のが「推しさまのまま」好きですし、私ものっそいラクに好きでいると思う。気軽に好き、軽率に好き、どっこい大好き。
・ ・ ・
せっかく出合ったのに、必死に懸命に、悲壮感あふれる迫力で「依存的に」好きでいるというのは、やっぱり自分がものっそいしんどい。楽しさが目減りして、どうでもいいことが増殖して、自爆して後悔して(いろいろお察しください 笑)。
そう考えると、笑っていられる距離って大事だなって思う。勿論、それは今の私だから思えること、ではありますが(苦笑)
それはそれとして。
「推しさま一択」の固定化が解除され、日々変動してく自分の「優先順位」にちゃんと心を向ける。
その時々の気持ちに素直に率直にしたがって、今日という時間を楽しむことにいたしましょう。
今日がいい日でありますように。
んじゃ、また。
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