【雑記17】10月振り返り

もう11月ですね。
先週は、退職の勢いそのままに
バタバタと動き続け、
あっという間に過ぎ去ってしまいました。
なので、ここらで一旦
腰を落ち着けて
10月の振り返りなどしてみたいと思います。

・　・　・

とまぁ、そんなことを思いついて
考え始めたのですが。
「10月…10月…」と思ったとき
正直、出来事どころか
何かしらの感情さえまったく浮かんで来ず。
そんな自分に驚き呆れるところから
振り返りは始まったのでした。

そして、何とかひねり出したのが。

■仕事、ラスト１か月

あと1か月だし、
いろいろ噛みしめて大切にやろう！

そんな風に決意し、始まった10月。

…だったハズなのに、忙し過ぎて
ワタクシったら
最初からやさぐれていました(笑）
かなり真顔で
「10月いっぱいは勤める」なんて
言わなきゃよかったと
全力で後悔するところから
私のラスト一か月が始まったのです。

いや、マジで忙しかったんですよ。

お店が例年より早く繁忙期に入るわ、
アニメ化やら、映画化やらで
勝手に注文されたコミックが
1000冊を軽く超えるレベルで
一度に入荷するわ。

こちとらワンオペコミックだってのに。
うちの店には「ストック」がないのに。
繁忙期に入ったことで、まともに
フロアでの作業時間が取れないのに。

えぇもう、まさに
物理的に「積んで」
精神的に「詰んで」いたのです。

でも、そのなかで学ぶこともありました。

それは、私、
肩の力が入り過ぎてたんだなってこと。

実は、10月の状況が
あまりにも「詰み」だったので
途中で開き直ったんです。
「明日できることは今日しない」って。
それからは、なるべく深呼吸して、
(フィジカルに）肩の力を抜くことを
心掛けてました。

店内を移動するときに
首や肩に意識を向け
力の入り具合を確認する。
そして、あまりにもギュってなってたら
ふぅ～っと深呼吸しながら肩の力を抜く。

それだけで
視野が広くなった気がしましたし
なにより、８月以来のあれこれで
ほぼ無表情な真顔で仕事をしていた私が
少しだけ笑えるようにもなったんです。

もちろん、これはラスト一か月という
ある意味で「ゴール」が見えた状況だから
学べたことだと思います。
でも、頑張りすぎる傾向のある私だから
「肩の力をフィジカルに抜く」ことに
目を向けられたのは
思いの外、大きな学びでした。

・　・　・

また、ラスト一か月は
出勤拒否とストレスによる
吐き気やめまい、頭痛との戦でもありました。

それでも何とか「ゴール」まで
駆け抜けられたのは
推しの存在がとても大きかったのです。

■推しは大事

私の推しさまは
名古屋おもてなし武将隊の織田信長さまです。

10月の私は
ストレスと後ろめたさに苛まれ
出勤拒否の吐き気と戦い
店内での頭痛、胃痛と戦い
なかなかに壮絶な毎日を送っていました。

そんななか、
ぎりぎりで自分の心を支えたのは
お城で、遠征先で
信長さまのお姿を拝見することだったのです。

「あと〇日がんばれば、殿に会えるから
とにかく一日ずつ生き延びよう」
「今日、殿に会えたから
次会える日まで、何とか生き延びよう」

行き帰りの道で、あるいは、お店で
ずっとそんなふうに
自分に言い聞かせていました。

「生き延びる」

ちょっと強い言葉ですよね。
でも、あのときの私の実感は
この言葉でしか表せませんでしたし、
何より「生き延びるための糧」が
私にとっては「殿」だったのです。

推しは大事。
推しは偉大。
推しさまがいてくださることを
心から感謝していた10月でした。

■時間薬は偉大だから

こうして振り返ってみると、10月は
シュノーケルなしの潜水を
なけなしの体力でぶっ続けているような
時間でした。

大きく息を吸って、潜って
そのまま行けるとこまで行って。
苦しくなっても、がむしゃらに頑張って。
これ以上はヤバイってなって初めて
もがきながら水面に上がり、
慌てて呼吸、みたいな。
そのとき、ちゃっかり、
推しさまの姿を見たりなんかして。

そりゃ、そんなことを続けてたら
心も体も限界突破しますよね。
我ながら、納得しかないです(笑）

・　・　・

11月になり
穏やかな時間を過ごし始めてから
漸く自分のぼろぼろ具合に気づくほど
痛みは私に標準装備されていました。

でもきっと
いつかはその痛みも、他の痛みと同じく
私の財産になるはずですし。

今回のnoteには
しんどいことばかり書いてしまいましたが
この時間にあったはずの
楽しかったことも
いつか思い出せるはず。
また、今は何の感情も浮かばないけれど
時間が経てば、
喜怒哀楽がほろほろと解きほぐれて
きっと全部がやさしい記憶に変わるでしょう。

「時間薬は偉大だから」

高校時代の友人の言葉です。
その言葉に今ほど必死に
縋りついてることもないと思いますが。
兎にも角にも
10月は終わり、11月まで生き延びたのだから。
そんな自分を盛大に褒めつつ
そして、推しさまに盛大に感謝しつつ
また、明日から
今度はのんびり呑気に生き延びようと思います。