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大河ドラマ『光る君へ』関連マガジン

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大河ドラマ『光る君へ』に関連する記事をすべて収めてあります。毎週放映後の感想や参考本、また紫式部に関わる地への旅行記も更新します。
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【読書note】あなたの「光る君」はだれですか―紫式部『源氏物語』

えりたです。 今日は、大河ドラマ『光る君へ』に関わる本のご紹介です。 以前、こちらの記事を更新しました。 こちらは、長い間『源氏物語』をはじめとした、平安時代の文学を研究していらっしゃる三田村雅子先生による『源氏物語』の入門書です。「100 de 名著」シリーズですから、書店で手に入れやすいですし、また、お値段もお手頃。なので、私にとっては、心からのおすすめ本♡ これを読むと、けっこう本気で「うわぁ…『源氏物語』読みたい…‼‼」ってなるですよ。しかも、大河ドラマ『光る君

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■大河ドラマ『光る君へ』第23話「雪の舞うころ」感想ー「ありがとう」って伝えたくて、あなたを見つめるけど

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』第23話も、いろいろな思いや思惑が錯綜して、ドキワクしましたね。 でも、いちばん興奮するのは「敦明親王」のご登場だな。間違いない。……と少々サンドウィッチマンのコントの入りを(え) えぇもぅ、あの頃の歴史を大好きすぎるワタクシは、おそらく世間さまがほとんど注目しないであろう敦明親王さまがすでにご誕生になっていたことに狂喜乱舞。「うわぁ…ここからまたこじれるぞぉ♡」とにやにや(をい) リアタイしているときも と叫んでいたワタクシ。公任

■大河ドラマ『光る君へ』をめぐる旅⑧―紫式部公園へ行ってきました

えりたです。 今年2月、武生の地に【越前 大河ドラマ館】が開館しました。今年1年は大河ドラマにどっぷり浸かろうと決めている私は、開館の報に触れるや否や、越前への旅を計画し、敢行したのです。 そうして、訪れた【越前 大河ドラマ館】の様子はこちらの記事にまとめました。 とても楽しかった♡ またこの日、ドラマ館で道隆さまのパネルの前にいるときに、大河ドラマの感想記事を更新したのもよい思い出です。 第9話……直秀が「遠くの国」へ旅立ったお話でしたね(涙)どうにもこうにも道隆さ

■大河ドラマ『光る君へ』第22話「越前の出会い」感想ー一目見んとぞただにいそげる

大河ドラマ『光る君へ』第22話のラスト、ご覧になりましたか? おそらく見ていた方の大半がこう突っ込みましたよね。 「ちょっ……おまっ……日本語しゃべれたんかい!」 そもそも立ち位置的に、周明さんからは「直秀み」がじわじわっと滲んでいたのですが。あの第22話最後の場面にダダ漏れた「直秀み」が、せつない懐かしさを呼び起こさせた上に、今後のワクワク感も爆上げしてきて。 20話を超えても、ドキワク要素をこれでもかとブチ込んでくるあたり、今年の大河ドラマ『光る君へ』はほんとうに油

■大河ドラマ『光る君へ』第21話「旅立ち」感想―あなたの一日が終わるときに、そばにいるね

えりたです。 突然ですが、6月2日は「本能寺の変」が起きた日です。今でこそ、何やら年中行事のように燃えさかっていますが(え)、天正10年のこの日に織田信長公は天下統一の志は半ばのまま、現世との縁を断ち切られます。 そして、第21話で燃えさかる二条第と、火の海のなか一人静かに逝こうとなさる定子さまを見たとき、私が思い浮かべたのはこの「本能寺の変」でした。 無念さも悲しみも覆い尽くすような、生への諦念。あるいは、やっと終わることができるのだという、ほんのりとした安堵。 そ

【写真館604】もう一つの紫式部像

今日の一枚はコチラです。 4月に大河ドラマ『光る君へ』のパブリックビューイングに参加した際、会場からシャトルバスに乗り、石山寺へ再訪しました。そのとき、とてもうれしいことがありました。 1月には会えなかった「もう一つの紫式部像」に会えたのです。 石山寺にはふたり「紫式部」がいて。一つは、光堂から少し下ったところにある像(見出し画像の紫式部さま)。もう一つが今日の一枚にいらっしゃる像です。 こちらは、石山寺本堂にある「源氏の間」。 石山寺に籠り、視線の先にある琵琶湖に映

■大河ドラマ『光る君へ』をめぐる旅⑦―びわ湖/におの浜へ行ってきました

えりたです。 1月の終わりに、滋賀県大津市で開催された「大河ドラマ『光る君へ』スタート記念スペシャルトークショー」へ参加しました。当選倍率3.4倍をくぐり抜け、制作統括の内田ゆきさんと、ききょう/清少納言役のファーストサマーウイカさんのトークショーをめいっぱい堪能したのです。 そのときの記事はコチラです。 今回は、そのときに思いがけず「琵琶湖」に辿り着いたお話です。しかも、そこは『光る君へ』主人公まひろが越前へ渡るときに通った(かもしれない)場所だとか。 予備知識なく

■大河ドラマ『光る君へ』第20話「望みの先に」感想―コントの先に推しがいた

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』も第20話まで来ました。日本史上最大の推しさまである藤原道隆さまが天へご出立になってからもう3週も経つのですね(涙)かなしい… と、ワタクシったら、いつまでも悲しみに暮れていますが。そんないたいけな?ワタクシをさらに奈落の底へ落してくれる「長徳の変」がどしどし進む第20話。もうメンタルが、メンタルがぁ……(´;ω;`)ウッ… そんなこんなで、悲しみの予兆に打ち震える前回、第19話の感想がこちらです。 ではでは、第20話の感想に行って

■大河ドラマ『光る君へ』第19話を深掘りしたい人のための参考本

えりたです。 さて、久しぶりの参考本記事です。ばたばたしていて、なかなか記事執筆に辿り着かず、少し間遠になってしまいました。 今回は大河ドラマ『光る君へ』第19話「放たれた矢」を深掘りできる参考本のご紹介です。 ・ ・ ・ 第17話で大好きな藤原道隆さまがご出立になり、ドラマを見続けるモチベは大丈夫か? と自分でも((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルしていたのですが、何のことはない、蓋を開けてみたら2週続けて4000字超え記事を更新。ぜんぜん問題ありません

■大河ドラマ『光る君へ』第19話「放たれた矢」感想―「来ちゃった♡」と宣う白馬な王子と風雅に生きるイケメン

さて、第19話です。 ちょうどこの日は外出しており、リアタイできずでした。さらに今週は仕事でばたばたしていたこともあり、ようやく今日(第20話放送前日)視聴し、見ながら「もう道隆さまはいらっしゃらないのだなぁ」とじわじわしたりもして。 考えてみれば、道隆さまがご出立になってから、もう2週間が経つのですね。そんなこんなで第19話です。 ラスト1分で長徳の変が始まり、中関白家推しのワタクシの心は奈落へ向かってそろりそろり。「隆家さま、誰がどう見ても高貴な身分の方の牛車なのに

■総アクセス16万ビューを達成しました!

えりたです。 先日久しぶりにダッシュボードを覗いてみたら、総アクセスが16万ビューを超えていました。 10万ビューを超えたのが昨年の九月ですから、8か月かけて6万ビューを積み重ねたことになります。 記事更新のたびに読みに来てくださるみなさま、たまたま見かけてご来訪くださったみなさま、お気持ちを飛ばしてくださるみなさま、本当にありがとうございます。 この数字は自分だけでは絶対に達成できないものです。ご訪問くださる、読んでくださる方がいてこその数字。この高揚感と感謝をわす

■大河ドラマ『光る君へ』第18話「岐路」感想―兄ってやつはどいつもこいつも

さて、第18話です。 第17話で、ワタクシの日本史上最大の推しさまである「藤原道隆さま」が天へ向けご出立になりました。そもそも「映像苦手民」なワタクシは、実は大河ドラマ『光る君へ』を見るのをもう辞めようかとも思っていたのです。 ですが、少なくとも、道隆さまがあれほど行く末を気に掛けられた「中関白家」を最後まで見届けることはせねば…と謎の使命感に駆られ、今週も視聴することに。 というわけで、今週もがんばって書いていきたいと思います。その前に、先週の振り返りはコチラから。

■大河ドラマ『光る君へ』をめぐる旅⑥―国宝「道長の経筒」に会いに行ってきました

えりたです。 「本物の迫力」というのは言葉に尽くせぬものです。以前、名古屋にある徳川美術館で【義元左文字】を間近に見たことがあります。あのときの「ぞくり」とナニカが背筋を走った感触は未だに忘れることができません。 そこにそっと佇んでいるだけなのに、怜悧な覇気を発しているような。「刀で斬る」ことの本質を、身体の芯に冷え冷えと突き刺してくるような。そんな存在感が無言の圧をまとって、身の内を走り抜ける。今思い返すだけでも、背骨にぴりりときます。 そんな出会いがあってから、私は

■大河ドラマ『光る君へ』第16話「華の影」感想―キャッキャウフフなイケメンからしか摂れないビタミン

さて、あっという間に第16話です。気が付けば、物語の3分の1近くが放送されたことになります。月日の流れが速すぎて、ちょっと何を言ってるのか分からない…(白目) そうして、そろそろ中関白家物語の向こう側の構想を模索せねば…と一方では思い知りつつ、それでも最期の日までは中関白家全力推しを尽くすべきであろうと千々に思い乱れてもいて、なかなかにそわそわしてしまう今日この頃です。 えぇ、どうあろうとも主人公ふたりの物語について書こうという気持ちがないことだけは揺るがないようで♡ そ

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