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大河ドラマ『光る君へ』関連マガジン

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大河ドラマ『光る君へ』に関連する記事をすべて収めてあります。毎週放映後の感想や参考本、また紫式部に関わる地への旅行記も更新します。
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#毎日エッセイ

■大河ドラマ『光る君へ』第28話を深掘りしたい人のための参考本

えりたです。 今日は大河ドラマ『光る君へ』第28話をより深く堪能できる道標となる本のご紹介です。 ・ ・ ・ 第28話では、中関白家の矛でもあり、盾でもあった定子さまがはかなくなられました。その場をぱっと明るくするあの朗らかな笑顔はもう見ることは叶いません……そんな悲しみに暮れた、中関白家激推しの第28話感想はコチラです。 比翼の鳥、連理の枝。「ソウルメイト」をそう言い直すこともできましょう。あなたがいてくれて、よかった。そう思える瞬間があれば、もしかすると、それだけで

■大河ドラマ『光る君へ』第27話「宿縁の命」感想―たとえば、君がいるだけで心が強くなれること

さて、一週の休みを挟んだ大河ドラマ『光る君へ』第27話です。 私の書く記事のなかで、この大河ドラマの感想がもっとも字数が多く、内容もぎゅぎゅっとしているため、「一回やすみ」が入るとその週はなんとも手持無沙汰になると判明……ずっと書いていると、やはりそれが「習い」になるのだなと実感したのでした。 そんな待望の第27話「宿縁の命」は、のっけからめっちゃ蔵之介さまな『源氏物語』が展開されましたね。なに、その懐の深さ……惚れてまうやろ! と生涯道隆さま推しを自認するワタクシでさえ

【写真館638】ききょうのはな

今日の一枚はコチラです。 先日、名古屋城を歩いていたら「ききょう」の花が咲いていました。 「ききょう」と言えば、大河ドラマ『光る君へ』でファーストサマーウイカさんが演じていらっしゃる「清少納言」さまの真名です。 もちろん、史実から見ればまったく異なる名前ではあるのですが、ウイカさんのすてきな演技に毎週触れていると、彼女の名は「ききょう」以外ありえないと思えてきます。 ちらちらっと調べてみると、ききょうは日当たりの良い草原で育ち、茎がすっくとまっすぐ伸びるのだとか。この

■大河ドラマ『光る君へ』を巡る旅⑨―紫式部さんに会いに行ってきました

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』も第26話までやってきました。何だかもぅ…毎回感情をぶんぶこ振り回されて、うぉうぉ言っていますが(擬音過多) 今回は、まだちょっと気が早いかもと思いつつ、ここまでの旅で出会った「紫式部さん―紫式部像」をご紹介します。 ■石山寺【源氏の間】今から1000年前、『源氏物語』という長編物語を著した紫式部。彼女は、石山寺を参詣した折に、びわ湖に映る月を見て、物語の着想を得たと言われています。 その逸話をもとに、石山寺の本堂には【源氏の間】が設

■大河ドラマ『光る君へ』第25話「決意」感想―そして、僕は途方に暮れる

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』第25話の感想です。 いやぁ、第25話もいろいろ盛りだくさんでした。行成さまが超ブラック企業にお勤めなシゴデキ官吏だったり、ロバート実資さまが鸚鵡ちゃんに異世界転生してたり、公任さまが超公任さまだったり。 マジで見どころだらけ。 そんなこんなで、定子さまと一条天皇の悲恋に沸き散らかしている第24話の感想はコチラです。 ではでは、第25話の感想に行ってみましょう♪ ■今日の中関白家道隆さまが天に召されてから2か月。物語内の歳月で言え

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■大河ドラマ『光る君へ』第24話「忘れえぬ人」感想―「寒いね」って言ったら「寒いね」って聞こえるしあわせ

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』第24話の放映が……って、物語がもう既に半分公開されてしまったのですね⁈ この間、第1話だ! 道隆さまだ! と大騒ぎしていたのに。 一日が過ぎるときの体感の時間はさほど早くないのに、「1年」という単位で見ると「え、マジで?」となることしばしば……特に今年は、ご丁寧にも、梅雨前に一度「夏」がフライングしていますからねぇ。だから、余計にそう感じるのかもしれません。 というわけで、オープニングクレジットで「藤原公任 町田啓太」と公任さまのお

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【写真館626】紫式部像はここにも

今日の一枚はコチラです。 今年4月に、宇治の大河ドラマ館へ伺いました。そのとき、せっかく行くのだし…と思い、1泊2日の旅にして、次の日は京都で「紫式部をめぐる旅」をしてきたのです。 今日の写真はそのときの一枚です。 ここは蘆山寺(ろざんじ)。紫式部の邸宅跡と言われ、『源氏物語』や『紫式部日記』もここで執筆したとされています。そして、この紫式部像は、受付に入ってすぐのところにいらっしゃいます。 この像を前にした瞬間、いろいろなざわめきが一気に静寂に変わりました。 もち

【写真館625】これもきっとパープルちゃん

今日の一枚はコチラです。 今年の4月に大津で行われた、大河ドラマ『光る君へ』パブリックビューイングに参加しました。そのあと、シャトルバスが出たこともあり、石山寺へお参りに行ったのです。 石山寺では豊浄殿で行われていた展示も拝見しました。この子に会ったのは、その展示を見終えたときのことでした。 2008年に『源氏物語』の千年紀を迎え、その折に紫式部をイメージされたロボット「MURASAKI」ちゃんです。身長は31センチほどで、とても愛らしい。 彼女は車輪で自走し、その動

■大河ドラマ『光る君へ』をめぐる旅⑧―紫式部公園へ行ってきました

えりたです。 今年2月、武生の地に【越前 大河ドラマ館】が開館しました。今年1年は大河ドラマにどっぷり浸かろうと決めている私は、開館の報に触れるや否や、越前への旅を計画し、敢行したのです。 そうして、訪れた【越前 大河ドラマ館】の様子はこちらの記事にまとめました。 とても楽しかった♡ またこの日、ドラマ館で道隆さまのパネルの前にいるときに、大河ドラマの感想記事を更新したのもよい思い出です。 第9話……直秀が「遠くの国」へ旅立ったお話でしたね(涙)どうにもこうにも道隆さ

■大河ドラマ『光る君へ』第22話「越前の出会い」感想ー一目見んとぞただにいそげる

大河ドラマ『光る君へ』第22話のラスト、ご覧になりましたか? おそらく見ていた方の大半がこう突っ込みましたよね。 「ちょっ……おまっ……日本語しゃべれたんかい!」 そもそも立ち位置的に、周明さんからは「直秀み」がじわじわっと滲んでいたのですが。あの第22話最後の場面にダダ漏れた「直秀み」が、せつない懐かしさを呼び起こさせた上に、今後のワクワク感も爆上げしてきて。 20話を超えても、ドキワク要素をこれでもかとブチ込んでくるあたり、今年の大河ドラマ『光る君へ』はほんとうに油

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【写真館604】もう一つの紫式部像

今日の一枚はコチラです。 4月に大河ドラマ『光る君へ』のパブリックビューイングに参加した際、会場からシャトルバスに乗り、石山寺へ再訪しました。そのとき、とてもうれしいことがありました。 1月には会えなかった「もう一つの紫式部像」に会えたのです。 石山寺にはふたり「紫式部」がいて。一つは、光堂から少し下ったところにある像(見出し画像の紫式部さま)。もう一つが今日の一枚にいらっしゃる像です。 こちらは、石山寺本堂にある「源氏の間」。 石山寺に籠り、視線の先にある琵琶湖に映

■大河ドラマ『光る君へ』をめぐる旅⑦―びわ湖/におの浜へ行ってきました

えりたです。 1月の終わりに、滋賀県大津市で開催された「大河ドラマ『光る君へ』スタート記念スペシャルトークショー」へ参加しました。当選倍率3.4倍をくぐり抜け、制作統括の内田ゆきさんと、ききょう/清少納言役のファーストサマーウイカさんのトークショーをめいっぱい堪能したのです。 そのときの記事はコチラです。 今回は、そのときに思いがけず「琵琶湖」に辿り着いたお話です。しかも、そこは『光る君へ』主人公まひろが越前へ渡るときに通った(かもしれない)場所だとか。 予備知識なく

■大河ドラマ『光る君へ』第20話「望みの先に」感想―コントの先に推しがいた

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』も第20話まで来ました。日本史上最大の推しさまである藤原道隆さまが天へご出立になってからもう3週も経つのですね(涙)かなしい… と、ワタクシったら、いつまでも悲しみに暮れていますが。そんないたいけな?ワタクシをさらに奈落の底へ落してくれる「長徳の変」がどしどし進む第20話。もうメンタルが、メンタルがぁ……(´;ω;`)ウッ… そんなこんなで、悲しみの予兆に打ち震える前回、第19話の感想がこちらです。 ではでは、第20話の感想に行って

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■大河ドラマ『光る君へ』第19話「放たれた矢」感想―「来ちゃった♡」と宣う白馬な王子と風雅に生きるイケメン

さて、第19話です。 ちょうどこの日は外出しており、リアタイできずでした。さらに今週は仕事でばたばたしていたこともあり、ようやく今日(第20話放送前日)視聴し、見ながら「もう道隆さまはいらっしゃらないのだなぁ」とじわじわしたりもして。 考えてみれば、道隆さまがご出立になってから、もう2週間が経つのですね。そんなこんなで第19話です。 ラスト1分で長徳の変が始まり、中関白家推しのワタクシの心は奈落へ向かってそろりそろり。「隆家さま、誰がどう見ても高貴な身分の方の牛車なのに

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