「。」を語尾につけない彼女たちの話し
「令和に生きる、孤独でタフな彼女たち。」
そうキャッチコピーが決まったのが、1週間前。
1月10日から始まる「令和を生きる女性」をテーマにした写真展。キャッチコピーが必要だ!ということで、そこから1週間ほど練りに練りました。
被写体の彼女たちを象徴するような言葉。
届いて欲しい人に響いて欲しい言葉。
たくさん考えて、このキャッチコピーにしました。
(一緒に考えてくれた、ハルカナさん、せらなつこちゃんに感謝)
じゃあ、どうやったらこのキャッチコピーにピンと来る子にまで届けたらよいんだろう?と思ったときに、ふと思いました。
「そもそも、私のフォロワーには写真展のメッセージに興味を持ってくれる子はいるのかな?」
「被写体の子たちのようになりたいっていう子たちはどれくらいいるんだろう。そもそも、被写体の子たちの存在をどれくらい知っているんだろう。」
「被写体の子たちのようになりたいと憧れる人たちへちゃんと届いているのかな?」
準備している気になってるけど、本当に届けたい人たちに届くのかな?って不安に思いはじました。
どうしたら良いんだろう、、と悩んですが。私の大尊敬するゆうこすさんはちゃんと本人たちに聞いていたよなって思ったんです。
彼女は届けたい人たちのためにだったら、全身全霊で駆けずり回っているし、良いものを届けたいって、いつも言っていて。だからこそ、届けたい人たちの声をちゃんと聞いているよなって。
私も勇気を出して聞いてみよう。と思いました。
でも、いきなり生配信するほど勇気はなかったので、インスタのストーリーで募集を掛けてみました。
会ったこともない人間からいきなりお話し聞かせてくださいと言われても、スルーするのが普通だし、1人でも良いから来て欲しいな。そんな風に思って募集してみました。
結果は、4人の子が反応してくれました。
もうこれだけでも嬉しくなりました。顔も知らない誰かが私のお願いに動いてくれるんだなって。(泣き1回目)
そして、チャットが始まるわけなのです。
「今回の写真展の被写体の子達を知っている?」
「同世代で憧れる人はいますか?」
と声を掛けてみました。
が、まったく反応がない…ダメかぁ。とちょっと落ち込んでいたところに。
チャットにも参加してくれた子たちがちらほらとDMを送ってくれました。
「チャットの仕組みがわからない」
「知らない人を交えたグループで発言するのがちょっと勇気がいるので、個別でお話ししたい」
前置きでそんな風に伝えてくれました。
そして、「三浦さんの写真が好きでいつも見ています。」とも一緒に添えてくれて、それだけでも嬉しいのですが、長文でどんなところが好きかとっても細かく教えてくれました。(泣き2回目)
私の中でSNSをやっている子たちって不特定多数に免疫があるのかな?と思っていたのですが、そんなことはなかったみたいです。
23才以上ですが、お話ししたいです、とDMを送ってくれた方もいたり、少ないながらもお知り合いの大学生や社会人1年目の子達にも個別に連絡を取ったら快くお話しを聞かせてくれました。あと、周りのお友達にも興味ある人がいないか聞いてくれた方もいました(感謝です)
お話しを聞いてて感じたのは、twitter派とinstagram派で想像以上に思考が違うということ。もともと感じていたけど、こんなに違うんだと感じました。twitterにいる子たちは「自分自身を変えたい。目指してみたい憧れの人がいる。そういう人たちの言葉を聞きたい。」instagramにいる子たちは「好きなものや人を見ていたい、情報を手に入れたい。友達の近況を見ていたい。」でした。
だから、instagramで呼びかけた子たちに写真展の話しをすると「???」な反応がありました。やっぱりインスタにいる子には伝わりづらいのかなぁって思いました。
ただ、一人一人の個人的なお話しを聞いている中で、具体的には言えないですが、一人一人に悩みがあったり、人生の決断でいろんなことがあることを知りました。周りの人たちに後押しされて前に進んでいる子や、一人でじっくりしっかり考えて動いた子だったり。将来についてもたくさん考えているんだなって。みなさん、めちゃ長文でしっかりした文章で伝えてくれるんですよね。しっかり考えてくれたのが分かるし、ちゃんと伝わるようにって丁寧に説明してくれていて。(泣き3回目)
そして思ったのが、誰一人同じ人はいないんだなって。どれが正解とかなくて、みんなそれぞれに悩み方があるし、決断の仕方があるし、周りの環境の違いってあるんだなって。リサーチして数字にするなんて無理だなって。ただ、それぞれみんなが何か動き出そうとしているとき、決断するときに後押しになるような写真展にしたいなって思いました。
会話の最後で、写真展のメッセージについて伝えた子には「まったく知らなかったことだけど、知れてよかった。きっかけを作ってくれてありがとうございます」と言ってくれました。(泣き4回目)
twitterにいる子とかインスタにいる子とか関係なく、みんな一人一人が「令和を生きる子」なんだなって。カテゴライズなんてせずに、届けられたら良いなって思いました。
余談なのですがDMでやりとりしていて、ふと思ったんですが、みんな語尾に「。」付けないんですよね。
そういえば、お仕事でも20代の人とメッセンジャーやりとりするときに語尾に「。」つけなくて、すっごくムズムズすることがあって…笑
ちょっとネガティブに思っていたのですが、どうやらそんなことはないらしく、ただただそうしてるみたいです。だって、送ってくる文章はとにかく丁寧に一生懸命考えてくれたものなのだから。
なので、キャッチコピーは「令和に生きる、孤独でタフな彼女たち」にしました。
頑張って「みんな!!」って声を出して聞いてみて良かった。できるだけ、たくさんの人に届けたいなって思った。他にもいろいろあったのですが、この2日間で10回くらい嬉し泣きました。私は。
ということで、もっとたくさんの人の声を聞きたいな、1対1で話せる機会があれば作りたいな。もっともっとたくさんの人に知って欲しいなということで、この試みは続けてみようと思います。写真展の準備でバタバタしているので、自分のできる範囲になってはしまうのですが。
ということで、写真展までtwitter、インスタのDMでお話し聞ける方お待ちしてますし、LINEの公式アカウントも取ったので、写真展のお知らせとかもキャッチしたいよという方はぜひこちらも登録してみてください。写真展に向けてのイベントも準備しているので、なにかお得になるようなこともできたらなぁって思ってます。
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あと、まだまだ拡散できていないなと、実感もしたので、広めてくれるととっても励みになります。よろしくお願いします。
写真展「風和らぐ」
場所 表参道ROCKET
日時 2020年1月10日(金)〜1月15日(水)
最後まで読んでいただいてありがとうございます。写真展が続けられるようにサポートしていただけるとありがたいです…!