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今年を終わらせる作業と、前に進む力


団体決算、と確定申告

2023年度の団体決算を終わらせた。かつてない速さだ。毎年、報告書の作成が3月末のギリギリになり、印刷にかけ、助成金報告書と同時進行になり、報告書の郵送は4月に食い込む。報告書の印刷費と、郵送費用が終わりきらないため、最終決算も4月に食い込む。だいたい1カ月前倒しになった。

自分の確定申告作業と、団体決算と。どっちを先に終わらせるべきか迷うところだけど、2023年度は団体決算の方が先になった。といっても同時進行だ。自分の確定申告作業をすすめていくと、出してない領収書がちらほら発見される。昨年の助成金提出締切直前に作業した、「4月1日」の領収書まで出てくる始末で、残すことなく成仏させられた気がしてホッとする。

領収書で振り返るこの1年

まだ任意団体なので、決算作業をすることで年度が終わる。2023年度のすべての領収書達に目を通し、この1年に思いを馳せる。暑かった夏のイベント用に買ったジョイントマット…6月に外でやったら地面が死ぬほど暑くて買ったんだった。でも嵩張るんだよ…とか。活動費や交通費を計算するのに、出席リストとあわなくて、活動写真を隅から隅までみてあの人いたっけ?を探したり…。それこそ、1年にやったことたちを成仏させていくような作業だ。

最終決算にしていく際にどうしても発生する「手元現金」と「会計ソフト」のずれの謎。会計担当で頭をひねる。ひねってひねって、過去の行動や言動を思い返す。8月のこの領収書が怪しい。11月のあの活動の最中の言動が怪しい…云々。本当にいろんなことやったなぁ。

報告書を配りまわる

報告書が2月中に印刷まで仕上がったので、関係者への配布も年度内に終わらせられそうだ。NPO法人設立相談に行ったついでに市役所でお世話になった部署にひとまわり。新年度異動なんです、という話を聞き、年度内にまわることの大事さを改めて実感する。そうか、公務員さんだけじゃなく、会社員も。異動があるのか。。。すっかり会社員時代を忘れている自分。共同してくださる人達の顔触れが変わる可能性のことをすっかり忘れていた。ご縁を大事にする、ということの意義を実感する。顔や名前を覚えていただき、色んな人や機会と繋いでくださる人を大事にしなくてはと。

今週末に、子どもたちも一緒に報告書発送作業もできそう。年度が替わると学年が変わり、こちらも立ち上がりしばらくは気がそぞろで集まることができなくなるんだった、と改めて思う。

前に進む力

決算作業も、報告書も、作業をやる自分にとっては、年度を終わらせるためになまなましく振り返ることになる作業なのだけど。一緒にやっている人達や、関係してくださるみんなにとっての、前に進む力にもなる作業なのだとやたら実感している。

自分の都合で…1カ月前倒しになった決算と報告書作業がもたらしてくれた気づきは、たぶん私の前に進む力にもなる。時々イレギュラーなことをやってみるもんだ。

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