Bリーグ群馬クレインサンダーズ、3年連続赤字でB2ライセンス不認可の件
群馬のファンに聞いてみたい。
「今シーズン、黒字達成できると思いますか?」
突然だが、また全くの部外者だが、今シーズンの群馬が黒字になることを応援している。正確には、群馬ビイキではなく下記6チームを、だが。
ちなみにチームの中の人でもないし群馬の人でもない。よって本来なら応援する理由はない。理屈上は。
ただ日本バスケ、Bリーグを応援している。3年前にBリーグが開幕し、メインは観客動員数であるものの、群馬を3年間毎週見て来たうえに、現在進行形で群馬を今週も来週も再来週も追いかけるわけなので、まあその辺を理由としておく。
Bリーグ規約「3年連続赤字のチームはBリーグライセンスを認めない」
まずBリーグでは、決算が「3年連続赤字だとBリーグライセンスが認められない」と規約に明記されている。
Bリーグ3年目の今シーズン、はじめてこの規約に抵触するチームが現れる。
ちなみに、BリーグとはB1/B2リーグを指す。B3リーグは運営会社が違うのでBリーグ規約には当たらない。
よって実際には、3年連続赤字だとBリーグ(B1/B2)から降格して、B3リーグに所属するということになる。
ただし、B3リーグからライセンスを認可されれば、の話だが。
B3からもダメと言われたらどうなるかは知らない。地域リーグなどになってB3リーグ参入を目指すのかな。
2年連続赤字でリーチがかかっているチームは、
福島、群馬、金沢、西宮、奈良、島根。すべてB2のチーム。
群馬クレインサンダーズはその中の1つ。
「今のままでシーズン終わりまで行ったら、黒字達成になると思いますか?」
群馬のファンなら、チームの内情や現地の情報に詳しいし関心も高いので、ハタから見ている人よりは間違いなく的を得ていると思う。のでこの疑問。
チームや運営会社は努力をしている。その上でファン目線で、「このまま行けば安心」なのか、「このままやばいでしょ」なのか、だ。実際には数字はファンには知りえないので、あくまで感覚や雰囲気といった曖昧なものだが。
群馬県内の高校生以下は今シーズン中すべて無料、と対策を打ち出した。
会場に足を運んでいて、「確かに高校生以下が増えた」「子供を連れた親御さんが増えた」「特に変わったようには見えない」など黒字に向けての効果は出ているのかが気になった。
群馬で最優先なのは黒字であって、観客動員数ではない。
極論だが、個人的にはこう思っている。B1昇格より、B2存続だ。個人的な考えなので共感や同意、論破を求めるものではない。
入場無料の学生が増えて観客動員数の平均が5000人になろうと10000人になろうと、利益はゼロ円の決算赤字でB3へ。これでは意味ない。一番最優先なのは観客動員数ではなく、黒字だ。
逆に、観客動員数の平均が100人や200人でも、今シーズン黒字であればリーチが解消されてB2存続、来季に繋がる。
ただこの発想は、B1を目指すチームや選手には申し訳ない発想。B1昇格条件を疎かにする発想だから。
そりゃ理想は観客動員数1500人を超えつつ黒字も達成なのは当たり前。誰でもわかる。
最初に言った通り、群馬を話題に出しただけで別にひいきしているわけでもなく、立直がかかった6チームに同じことが言える。
「今シーズン、黒字を達成できると思いますか?」
無事に黒字を達成することを願っているし、これからも追いかける。
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