中1娘、思い出のNコン。
先日書いた、こちらの記事の続き。
最近、中1娘が所属するコーラス部が出場した、Nコン(NHK全国学校音楽コンクール)の県予選が行われた。
観覧自由(無料)とのこと。その日用事があったのだが、運良く娘達の出番は見に行くことができた。
会場に着き、2つ前の学校からホールで観覧する。
課題曲「僕らはいきものだから」と自由曲の2曲を披露。
課題曲は何度も繰り返し聴いていたこともあるが、歌詞が心に刺さりすぎて、娘の出番じゃないのにうるうる。
そして、子ども達の真っ直ぐな歌声が心に染み渡る。
次の学校は大所帯の混声(男の子のパートあり)三部だった。
迫力もあり、ホールに響く大合唱。県のコンクールでも拝見した学校だったが、女性の先生の指揮も、年配の女性ピアニストの方も表現力豊か。歌声はもちろん素晴らしかった!自由曲はすごく難しい曲に取り組んでいて、圧巻だった。
そして、いよいよ娘達の出番が来た。
入場しながら、司会の方(多分アナウンサー)がメッセージを紹介してくれる。
本当に先輩とも仲が良く、楽しんでいることが娘の話から伝わってくる。素敵な部活に入ったんだなあ。
指揮は音楽の先生(男性)。伴奏は知り合いのピアニストの方に依頼したそうだ。
先生が指揮棒を上げ、伴奏が始まる。いよいよだ。
…
2曲の歌唱が終わり、なんというか、ただただ余韻に浸っていた。1つひとつの音を丁寧に歌う姿、みんなできれいなハーモニーを紡ぐんだという意気込み、先生の情熱溢れる指揮、心に響いてくるピアノの伴奏…。
意外と涙は出なかった。どんな瞬間も見逃すまいと、かなり集中して見聞きしていたからかもしれない。先日行われた県のコンクールで、耐性がついていたからかもしれない(その日は涙が溢れた)。
もう一度聴きたい、そんな歌声だった。
ちょうど休憩時間になったので、ホールの外に出ると、出演を終えた娘達が集まっていた。保護者もたくさん来ている(まだあまり交流はない)。
娘が私に気付いたが、近寄っては来てくれない。そんなお年頃になったのだ(ちょっと寂しい)。少し遠くから、娘に「良かったよ!」の気持ちを込めてグッドサインのジェスチャーをした。
と、そこに、観覧されていた校長先生が合流。見ると、校長先生の目は真っ赤だった。ハンカチで目を押さえたりもされている。その姿にもらい泣きしそうになる。運動会の閉会式でも感動して涙されていた先生。生徒達も大好きだ。
「Nコン2024」のパネルの前で集合写真。みんな、晴れやかな顔をしている。そしてわちゃわちゃ、楽しそう。それをにこやかに見つめる先生方。私はカメラを向けるのも忘れて(内心、どなたかがグループLINEにシェアしてくださるだろうと思っている)、その光景をしばらく見ていた。
ーーいいなあ、青春。
こうやって、娘の中学校生活を通して、喜びや楽しみのお裾分けをもらっている。もちろん、大変なこと、辛いこともあるけれど。
この1つひとつの経験が、友達や先輩とのつながりが、間違いなく娘の財産になるんだろうな。
今回の予選では、賞はいただいたのだけれど、残念ながら九州・沖縄ブロック大会への出場は叶わなかった。でも、心の底から「感動をありがとう」の拍手を送りたい。
心に残る、娘の初めてのNコンが終わった。
***
最後までお読みいただき、ありがとうございました♩
ちなみに、県のコンクールでは九州大会に進めることとなり、9月に開催されるみたいです。応援に行ってきます!
それと、「僕らはいきものだから」の、緑黄色社会Ver.が「みんなのうた」で放送になるみたいです。合唱とはまた違った魅力を味わいたいと思います。
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