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Jアラート発信で待機中、私たち親子がしていたこと。


午前7時55分、北海道を対象に全国瞬時警報システム=Jアラートが出された。

北朝鮮から発射されたミサイルが、北海道周辺に落下の可能性があるというのだ。

今回が初めてではないが、やはりあのアラートの音はドキッとして心臓に悪い。


わが家は札幌、もれなく北海道。

小学生2人の子ども達は登校前で、うちにいたのでよかった。こんな時は、まず自宅待機。

「直ちに頑丈な建物内、または地下に避難するように。窓からなるべく離れて。」
とのことなので、親子3人で脱衣所へ。

これは以前、竜巻で被害が出たニュースから得た情報だが、窓もそうだが、もしもの時に爆風が吹き抜ける廊下なども危険だそう。
なので、自宅で避難するにはトイレかお風呂場、脱衣所がいいという。

わが家は脱衣所と決めている。


お留守番してても、竜巻、ミサイルの時は脱衣所、地震なら玄関だよ、と。マンションのサイレンがなった時は多分火事だから息を止めて外だよ、と。

たまにこういうことがあると再確認する機会となる。

結果的に、その後、落下の可能性なしと発表された。学校からも一斉メールが届き、安全が確認されたので登校していった。



それまでの約30分間、私達は狭い脱衣所で何をしていたかというと。


子ども達はオセロだ。気を紛らわすにはボードゲームがいい。ナンジャモンジャでも良かったかもしれない。


私は、心配してくれた友人や親戚からメールが来たので、返信したり、最新のミサイル情報を仕入れながら、お気に入りの推しの動画を観ていた。

私はスマホの中に、推しの動画や画像をすぐに探せるよう分類している。
今回観ていたのは、その中でも、「チッケム」とよばれるものだ。音楽番組などでパフォーマンスしている動画だが、1人に焦点を当てて撮影を行ったもの。スマホ画面縦型で、パフォーマンスの間中、推しを堪能することができるので、観ていて幸福度が高い。

子ども達が言う。


「ママ、今なんでそれ?」


ーーだってさ、多分今回も大丈夫だとは思うけど、もしほんとにミサイル堕ちたら、一瞬で吹き飛ばされちゃうんだよ。だったらせめて幸せな気分でいたくない?

娘「たしかに。」

同意してくれてありがとう。

息子「痛いのやだー。」

ーーそうだねえ。できれば痛くない方がいいよねえ。でも大丈夫!きっと一瞬だから。


こんな時に不謹慎かもしれないが、出来る対策をした後は、もう祈るしかないって状況が人生にはある。

今がまさにそれ。

不安になりすぎても仕方ない。パニックになるのは逆に危険だ。

過去に何度か身の危険を感じることを体験し、そういうマインドに辿り着いた。

それに、音楽があれば心も落ち着く。

2曲目を観ている途中で、安全が確認され、脱衣所待機は終了した。



ミサイルとかほんとに勘弁してくれよ、と思いつつ、何事もなかったことに感謝。

やっぱり、当たり前の日常が一番有り難いのだ。



最後まで読んでいただきありがとうございました。

みなさんも、安全で心穏やかな1日でありますように。





***2023/5/15追記***

ありがとうございます~

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