拝啓、「歩きタバコ」をされる方へ。
毎日、お疲れ様です。
お仕事、大変なのだとお察しします。
忙しい毎日、ストレスも溜まりますよね。
私の父は、その昔、ヘビースモーカーでした。
1日2箱吸う時期もあったみたいです。
今では考えられませんが、小学生の頃、父のお遣いで、自動販売機にマイルドセブンを買いに行ったものです。
「タバコを吸うとイライラが収まる。そうやってすっきりさせないとやってられないんだ。」と父はよく言っていました。
ストレスだらけの会社で闘い、私たちを育ててくれたこと、心から感謝しています。
私は吸わないので実際の感覚は分かりませんが、タバコから得られる効果もある程度理解できます。お酒は好きですから。
昔と比べて、喫煙できる場所はずいぶん減りましたよね。「敷地内禁煙」なんて当たり前のように書いてあります。
吸わない私たちからすると有り難いのですが、ご不便も多いことでしょう。
それに、ただでさえ物価高なのに、税金でタバコの値段はどんどん上がって。コスパ悪いですよね。
「百害あって一利なし」。色んな方から言われ続けたでしょうね。
ご自分だけじゃなく、副流煙で周りにも健康被害を及ぼす可能性…、耳タコですよね。
それでも、結局、吸い続ける道を選んだあなた。
きっと、相当な覚悟がおありなんだと思います。
でも、1つだけ。
1つだけお願いしてもいいでしょうか。
歩道での「歩きタバコ」をやめてほしいのです。
回数を減らしてくださるだけでも助かります。
移動時間を利用して吸ったほうが、確実にタイパ(タイムパフォーマンス)はいいですよね。それは分かります。私も、家事をしながら、移動しながら、…。「ながら○○」は大好きですから。
でも、ちょっと聞いてください。
あなた方が吐き出す煙、思っている以上に周囲に広がっていますよ。歩くことで広がるんです。
野外だから、空気中ですぐ薄まる、と思いませんか?私もそう思っていました。
でも、全然なんですよ。すぐには薄まってくれないんです。
あなた方とすれ違った後、歩いて来られた道に煙が漂い続けています。
もっと辛いのは、あなた方が私の前を歩いていらっしゃる時。あなた方から出た煙を、しばらく高濃度で浴びながら歩くことになるんです。
じゃあ、避ければいいじゃないかと思いますよね?
ちょっと前までは、風向きを見て、同じ歩道でもなるべくあなた方の煙を吸わない場所を選んで歩いていました。
それが最近、除雪された所しか歩けないので、雪山に囲まれ、逃げる場所がなくなってしまったんですよ。
だから、より悲しく感じるんだと思います。
トホホ、なんです…。
私も小学生の子ども達と歩くことが多いのですが、大人より身体の小さな子ども、赤ちゃんも歩道にはたくさんいます。
よかったら、一度、周りを見渡してみてくださいね。
私がここまで言うのには、実は、頻度が影響していまして。
片道20~30分の徒歩の移動中、毎回と言っていいほど、歩きタバコの方に出会うんです。出会わない時の方が珍しい、という状況なんですよ。
1週間に3~5分(煙を浴びている時間)×7~8回といったところでしょうか。もっと多い時もあるかもしれません。頻度高いと思いませんか?
多分、北海道の喫煙率の高さに加え、生活圏がオフィス街や駅周辺なので、出会ってしまう頻度が高いんだと思います。勝手に出会っておきながら、なんだかすみません。
でも、煙を浴びるのは、本当に辛いです。子どもはたまにむせますし、私は偏頭痛が起きる時もあります。
何をそんなに大袈裟な、と思われるかもしれません。でも、本当なんです。泣
今、ちょっとだけ、「え、そうなの?」と思ったあなた。
ありがとうございます。
「じゃあ、歩きタバコの回数を減らすか」とか、「歩きタバコはやめとくか」と思い立ったあなた。
素敵です!
あなたのように考えを改めてくださる方が増えたなら、副流煙で辛い思いをしている人が確実に減りますね。
あなたのその心掛け1つで、私たちを煙から救うことができるんです!
それは、とてもすごいことです。拍手
せめて、立ち止まって吸っていただけると助かります。私たちは、その横をささっと通り過ぎますので。
お忙しいのであれば、移動中はニコチンガムとかいかがでしょう。
どうか、お願いです。
今日から、ちょっとだけ行動を変えてみてもらえませんか。
歩きタバコの方に出会う回数が減ったよね、さらにクリーンな街になったよね、と実感できる未来を期待しています。
お一人おひとりの力が必要なんです。
どうか、どうか、よろしくお願いいたします。
長文をお読みいただき、ありがとうございました。
*
あまりにも歩きタバコの方が多いので、どこかのどなたかお1人だけにでも届いてほしいと願い、勇気を出して手紙形式で書いてみました。
もちろん、世の愛煙家の方々は、きちんと然るべき場所で吸っておられ、マナーも良い方が大半だということは知っていますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
***2024/2/12追記***
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