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「街角ピアノ」in パリ。娘と私、ハラミちゃんのピアノが好きなのは。


娘(小6)と私は、ピアニストでYouTuberのハラミちゃんが弾くストリートピアノが大好きだ。

きっかけは、2年くらい前にこの動画を見たこと。


たまたま空港に居合わせた女の子と即興で「千本桜」を連弾する動画。ハラミちゃんのテクニックもさることながら、笑顔がとっても優しくて。2人とも心から楽しそうで。

ピアノってこんな風に弾けたらいいよねーと、娘と話したのを覚えている。

弾き終わってからの女の子の興奮とお母さんの感動が、よく分かる。

そして、ハラミちゃんのほんわかした人柄に一気に惹き込まれた。


それからは、あちこちのストリートピアノを弾くハラミちゃんの動画を色々見て。

エッセイ本も読んで。

娘、夏休みの宿題に読書感想文書いてました。

天才ピアニストハラミちゃん、笑顔はつくるのじゃない、感じるもの!

絶対音感を持ちながら、一度はプロでの道をあきらめ、一般OLに。仕事を突き詰めすぎて体調を崩し、引きこもり生活を経験した彼女。

そんな彼女を救ったのは、大好きなピアノ。彼女の挫折とそこから得た「好きなことを貫くパワー」。
一度暗闇に落ちた経験を持つ彼女だからこそわかる、心から笑える笑顔の見つけ方や、ストーリーを通して感じた人々との絆など、等身大の彼女の魅力を徹底解剖。

今まで語られなかった真実のハラミちゃんの姿が知れる一冊。

KADOKAWAホームページより


ハラミちゃんの決して平坦ではない道のりを知り、さらにしっかり「お米さん」(ファンネーム)になっていた。


娘は最初に見た動画への憧れがあったのか、その年(小4)の発表会で先生と連弾する曲に、「千本桜」を選んだ。中級の楽譜だったので、音取りもリズムも結構難しくて、過去一練習したかもしれない。

本番ではその思い入れの強さや努力が頭をよぎり、ビデオを回しながら泣いた。なので、私の鼻水を啜る音まで録音されてしまうという失態。でもそれもいい思い出。



それからハラミちゃんはどんどん有名になって、武道館とか大きな会場でもコンサートをするまでになる。「情熱大陸」にも出演していた。


そして最近。

たまに動画はチェックするものの、あまり追っていなくて知らなかったのだが、テレビを付けたらたまたまこちらの番組(再放送)をやっていた。

元々大好きな番組、NHKの「街角ピアノ」のスペシャル。

ハラミちゃんがパリに行っていた。

街角ピアノ、今回は花の都パリ・スペシャル。
J-POPの演奏動画で大人気のハラミちゃんが、初心に帰りたいとストリートピアノをめぐる旅に出た。

実はパリは、駅ピアノの街。フランス国鉄が駅にピアノを置き始めて11年。その数は国内60ヶ所以上に及ぶ。ハラミちゃん、言葉の壁もなんのその。

路上ミュージシャンとの即興演奏を披露。駅ピアノが生んだスターとも競演。パリの人々と笑顔で交流し、心のメロディーを奏でる。

NHKサイトより


あちこちの駅ピアノを弾くハラミちゃん。またその前後で弾く方々のストーリーやセッションもすごくて、心温まるものがあった。


ピアノが1台そこにあるだけで広がる世界。改めてピアノの素晴らしさを感じる。



放送ではなかった曲も、ハラミちゃんのチャンネルに上がっていた。


やっぱりすごい。ハラミちゃん。

そしてパリでも「千本桜」!乱入して連弾とかすごすぎる。




さて、この放送の中で、鍵となるシーンがあった。

リヨン駅で、ハラミちゃんがヴァンソンという1人のピアニスト(シンガーソングライター)に出会うところ。

この2人、熱量が半端なくて、相乗効果がホントすごい。途中から立ち上がって弾いてる。

これをきっかけに、意気投合して、彼の作業室まで出かけ、セッションしたり、それぞれ自作曲を演奏したり。

なんとなく境遇や感じ方が似ていて、共感し合う2人。

そして、ハラミちゃんは彼にならいいかなーと前置きして、ある悩みを打ち明ける。

有名になったからこその悩み。

いつでも人目を気にして行動しなくちゃいけなくなったこと。

大きな会場で演奏させてもらうのは有り難いのだけれど、戸惑いを感じること。

すると、ヴァンソンも同じような事で悩んでいて。

駅で弾いているパフォーマンスがメディアに出て、急に有名になっちゃったみたい。

でも、ヴァンソンは、そんな時だからこそ、駅ピアノに戻るんだ、みたいな結論に至った。それが自分の原点だから、と。


それを聞いたハラミちゃん、「やっぱりそうだよね、うんうん。」と共感し、なんだか晴れ晴れした表情に。迷いがなくなったかのようだった。


ハラミちゃんは、やっぱりストリートピアノが好きなんだなあ、即興のパフォーマンスと、その場に居合わせた方々との交流が何よりも大切なんだろうなあと感じた。

そして、私たちがハラミちゃんのピアノが好きなのは、彼女が心から楽しんで弾いていて、まさにそこでしか生まれない音色だからなんだなあと改めて思った。


パリで、音楽を愛する熱い方々にたくさん出会い、初心を思い出すことができたハラミちゃん。偶然にもこの番組を見ることができて、本当によかった。



これからもハラミちゃんは、あちこちのストリートピアノを弾いていくだろうし、たくさんの方々と交流して、それを配信してくれると私たちもうれしい。応援しています!


いつか、その場に偶然居合わせて、その音を生で聴いてみたいなあと密かに思っている。



そして娘も、楽しく、無理なくピアノを続けていってくれたらいいなあと思う(素敵な先生方に恵まれて、ゆるっと7年続けています)。現実を知ってしまい、ピアニストが夢とは言わなくなっちゃった。現在の夢は、「人を笑顔にする仕事をすること」だそう。



番組のインタビュー記事ありました。



※動画など色々お借りしました。




最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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***2023/6/26追記***

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