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OTANAHA

6月。梅雨の晴れ間。少し前にパッケージを解いたチョコをかじる。初めましてのOTANAHA、70%。インドネシアゴロンタロ州で採れたカカオ豆と、同じ地域で採れるヤシ砂糖から作ったBean to Barチョコレートです。煙っぽくてドライ、牧草のようなほのかな甘み。

オタナハチョコレートはとうもろこしの焼畑農業で無くなった森林の再生や、現地の就業を目的としてカカオを育てるプロジェクトの成果品。インドネシアのカカオ農家への教育・フェアトレードを推進するJIKA CHOCOLATが手がけています。日本の企業のサポートもあるとか。良いね、嬉しい。

JIKA オタナハチョコレート

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乃東枯 

最近は外で飲む機会が無くなって、やむなく家でワインをあけるようになりました。フランスも、インドネシアも、どんな土地なのか分からないけれど、こうして手のひらの一杯、一枚で現地とスパーンと繋がってしまうのがやっぱり不思議で面白い。音楽もそうかもしれない。

「アート」も国境や言語を超えて通じ合うことができるし、そういうキュレーションが面白くてこの仕事を続けているけれど、とかく高価で大掛かり、時に仰々しく、最近は「映える」ものばかりウケる傾向を目の当たりにして実は少し萎えてしまう気持ちもあります。

大学でアートマネジメントを教えている友人と越後妻有トリエンナーレへ行ってきました。毎回一緒に回ることが多いので、サイトスペシフィックなアートに圧倒されたり、新鮮味だけで終わらないのが良い。今年はコロナ禍を挟み一年先送りの開催、会期は約半年と長いので混雑を避けて行ける、と思いつつまだ未公開の部分も多いので結局夏の本会期に来客は集中しそう。予算や安全、運営の判断も難しいところ。

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FILM

まっすぐな 道で さみしい。
種田山頭火。

夜半にふと思い出すことが多い句。おかしみを愛で、かなしみに浸り、あわれみに耽る、そんな時間を生きている。

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前回の日記の、銀行で口座が作れなかったという話は、初めインスタのストーリーズで上げていたのですが、その投稿を見てそんなバカな話があるものかと、友人や美容師さん、その銀行で働いている知人からも、意外にも反響がありました。

でも、そうなの。自由だの自立だの、意気がってみても「どこにも所属していない」という現実は少し不便な田舎暮らしです。それも前向きに、ひとつのロールモデルになりうるだろうか。

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INFORMATION

nakanojo kraft project
HP nakanojo kraft project
facebook @nakanojokraft
instagram @nakanojokraft

◆クラフトチョコレート取扱場所◆
online store

[中之条]
中之条ガーデンズ
tsumuji

[高崎]
SO.ラボ
MARUOKA
VIENTO ARTS GALLERY
Kissa Coffee 生豆と焙煎

[草津]
安齋商店

[東京]
hair&gallerybooks moloco

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