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初のシリーズ作品がもたらしてくれた、バラエティー豊かな感魚(かんじょう)たちとの出会い



ある日、ピコンとココナラからメッセージが届いた。

ココナラは個人のスキルを売買できるプラットフォームで、

本当にびっくりするくらい多種多様なサービスが存在する。

人の才能って、こんなにバラエティーがあって、

こんなにバリエーションがあるんだっていうことが
サービスをちょこっと検索してみるだけでよくわかる。

そして、自分が呼吸するくらい自然にできてしまうことで、

誰かの役に立てたり、喜んでもらえること
は、
やっぱりめちゃくちゃ嬉しかったりする。

そんなココナラという場所に、
わたしも地味に出品していたわけです。

たまーーーにしか注文は入らず、

いつも忘れていた頃にピコンとメッセージが届く。

今回も「はて、前回はいつだったかな?」
というタイミングでメッセージが届いた。


*今回はご依頼者さまの許可をいただき、
 
 作品とともにその流れを紹介したいと思います^^

感謝感激初オーダー

ココナラでは購入する前に、

出品者と依頼者がメッセージをやりとりできる

トークルームというシステムがある。

購入してから
「思っていたのと(欲しかったサービスと)違った」
なんてことがないように、
ここで確認ができるのは両者にとってありがたい。

メッセージをくださった方は、
ココナラの利用は今回が初めてらしく、
メッセージをいただいた時点で
なんだかプチ幸福感をいただいた。

星の数ほど存在するサービスの中で、
ココナラの片っ端の隅っこにかろうじて店を開いているような

わたしの作品を見つけてくれたこと、

わたしの作品に興味をもってくれたこと、

もうそれだけで、感謝感激。


その上、初オーダーをいただけるなんて!

ありがたや〜。


ほっこりひと笑い、イメージが降りてくる

オーダー内容は、

釣り仲間の人たちとつくるオリジナルTシャツの

背中の文字を書いてほしいというもの。

それぞれのメンバーさんが考えた
俳句のような、
標語のような言葉があり、
それを書かせてもらうことになった。

書体や作品のイメージに関しても
すごくわかりやすく、詳細を教えてくれて、
頭の中で絵が浮かぶ。

絵(イメージ)が浮かぶと、あとは早い。

作品づくりは、
実は書く前にほぼほぼ決まるというくらい、
この絵が見えているかどうかは大事だったりする。


そして、一発目に届いた俳句にやられる。

思わずほっこり、ひと笑い。

感動的なメッセージや言葉も大好きだけど、
こういったセンスがそれ以上に
たまらなく好きだったりする。

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顔は見えなくても温度は伝わる

作品は何度書いても緊張はなくならない。

出来上がった作品を確認してもらう瞬間
は、毎回ドキドキする。

「えい!」っと送信したあとも、
「大丈夫かな?」と気になってしょうがない。

だから、返信メッセージが届き、
それを開封するときは恐るおそるだったりする。

しかも今回はココナラの利用がお初という方。

「ココナラなんてクソくらえ!もう2度と利用するか!」
なんてことになったらどうしよう。

ココナラさん、ごめんなさい。
それはわたしの責任でございます。

そんな妄想すら展開してしまいそうに。


で、実際はどうだったかというと…

とても喜んでくれました〜!!!


いや〜よかった。
全身の力がゆるみ、息がふ〜っと出ていく感覚。


何年かやっていると、
文章のみのやりとりでも
お相手のテンション、温度みたいなものも
なんとなく感じられたりするんだけど、

今回はその温度もけっこう熱め(高め)な気がして、
それがまた嬉しかった。


速攻リピート第2弾、依頼者さんは褒め上手

気に入ってくれた依頼者さん。

他の仲間の分もお願いしたいと、
速攻リピートしてくれた。

そして届いた第2弾。
この俳句がまたいい。

会ったことなど一度もないのに、
その人のキャラクター、背景、人柄みたいなものまで、
その一句でわかったような気になってしまう。

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実は第2弾は、お互いの認識のズレがあり、
修正したものが上の作品になるのだけれど、

毎回、作品を確認してもらったあとの
メッセージにわたしはやられる。

依頼者さんは、とーーーっても褒め上手&乗せ上手。

おそらくご本人は、無意識無自覚。

でも、さり気ない一言やメッセージが
わたしを小躍りさせてくれる。

こういう自然に人を喜ばす言葉をかけられるって
ものすごい才能だと思う。

どちらがお客さんか分からないほど、
おだてられた猿のように、
調子に乗ってどこまでも登りたくなる、
わたしなのであった。


第3弾を心待ちにしているわたし

「あと3つお願いしたい」
と、ときめきキュンキュンメッセージを
送ってくれた依頼者さん。

第3弾のご依頼と同時に、
第4弾、第5弾がスタンバッてくれていることを知る。

だんだん
「次はどんな一句が届くのか」
と、心待ちにしている自分に気づく。

そして届いた第3弾。

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またズキュンと撃ち抜かれる。

オチまでついて、哀愁すら感じられる一句。
お見事!と言いたくなってしまう。

第3弾からは、
メンバーの人柄、お仕事、外見などの情報も教えてくれ、

ますます筆に力が入る。

人柄を知ると、単なる文字の羅列ではなくなり、
その人の表情というかちっちゃい魂みたいなもの
が文字の中に入る気がする。

これもまたわたしが大事にしているポイントで、
そういった情報をさりげなく教えてくれたことが
嬉しかった。

見たことも、もちろんお会いしたこともない
板前一筋“板長さん“に勝手に親近感を感じ、
「絶対いい人だ」と好きになってしまいそうになるから
危ない。


衝撃的刺激的な第4弾

「第4弾はちょっと特殊でして…」
という前置きメッセージが送られてきた。

“特殊”の文字に、
俄然興味がそそられる。

カモン!ベイベー!

そんな陽気なスタンスで待ち構えていたら、
想像の斜め上をいく、
なんとも刺激的な一句が送られてきた。

第4弾も釣り仲間のお人柄について
詳細を教えていただいたのだけど、

「ぜひとも一度お目にかかりたい!」
と誰もが思ってしまうほどの
強烈なオリジナリティとインパクト

謎めきすぎて、
突っ込みどころが満載な
アニメのキャラでもいないんじゃないかと思うほどの
濃厚なパーソナリティな方なんだけど、
そちらは割愛させていただき、

ぜひ、この一句から想像してもらえたらと。

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最高です。


急展開の第5弾が愛おしい

第5弾で完結となるはず…だったのだけど、
まさかまさかのもう一枠が誕生した。

この頃になって、気がつく。

どうやらこの釣り一句シリーズは、
依頼者さんが一人一人のメンバーを思い浮かべて、
一人で考えているんじゃないかということに。

釣り仲間のために…という言葉はその通りなんだけれど、
そこに楽しさや面白さや遊びといったスパイスを
これまたいい塩梅でふりかけているスタンス。

よくできる男は遊び上手というけれど、
そんな気配を感じる依頼者さん。

釣り仲間とのTシャツにここまでの情熱とエネルギーを
かけるあり方が好きだ。

そんな姿に奥さんが気づかないはずがない。

奥さまから
「わたしのも作ってよ」
と、リクエストをいただき、

渋々(笑)、急きょ追加でつくることになったという、
奥さまへの作品がこちら。

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奥さんがこのTシャツを笑顔で着ている姿を願う。


完結第6弾を前に、思うこと

シリーズ完結となるだろう第6弾。

その作品は、これから書かせてもらうことになる。
最後になるのがちょっぴりさみしい。

いや、だいぶさみしいと感じている自分がいることに驚く。

今回初めてこういったシリーズ作品に
関わらせてもらった。

回を重ねるごとに、次の作品を心待ちにするようになり、
釣り仲間の方々に興味が湧いてくるようになることも
初めての経験だった。

次はどんなメンバーさんが登場するんだろう?
密かな楽しみであった。

何より依頼者の方とのやり取りが
とても気持ちよく、
そのエネルギーが作品に乗っかったのも
大きかったんじゃないかと思う。

人は同じエネルギー同士で共鳴し合うと言われるけれど、
依頼者さんの周りには、
共通の趣味で集った、
それはそれはオリジナリティ豊かな仲間たちで
溢れているのがよくわかる。

まるで海の中の魚みたいに、
姿形も大きさもどんなタイプかもまったく違う中で、
それぞれがそのまんまで一緒にいられる仲間みたいな。

そういう仲間って素敵だなぁ。
そういう繋がりっていいなぁ。

面白そう!
楽しそう!

心からそんなふうに感じた。

依頼者さんとの出会い、
そんな依頼者さんが教えてくれる多彩な釣りメンバーさんとの出会い、

実際にお会いしたことはないのに、
わたしにとっては素敵な出会いだった。

そして、依頼者さんとのやり取り、
シリーズ作品の制作を通して生まれた、
自分の感情との出合いも新鮮だった。

冒頭のタイトルがなんともヘンテコになってしまった背景は、
ここにある。


金目興業の釣り仲間さんたちが
密とか気にせず、
心のままに集って、釣って、呑んで、話して、
そんな日がまた来ますように!

あぁ幸せな時間だった。

#筆文字えりちゃん

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