見出し画像

「水菜とツナのさっぱり和え」のレシピと「関西の食べ物」の話

水菜は冬の京野菜だけど、今は一年を通して全国で親しまれる野菜になってる。
生で食べても、茹でても、さっと炒めてもおいしい。

水菜と似ていて、葉のギザギザのないのが壬生菜。
東京ではあまり売ってないので、すっかり使うことがなくなっていた。
ちょっとピリッとしていて、この漬物は絶品だ。

今度関西に帰省したら、京都に寄って錦市場の漬物屋さんを巡ろう。
壬生菜以外にも好きなのが、赤いちっさな花大根や長芋の漬物。
打田漬物のそれは、いい塩梅で箸が止まらなくなる。

東京に来て10年。
最初のうちは関西の食べ物が恋しくて、寝る前に「エストローヤル シュークリーム」「ゲンジ エビクリームコロッケ」「順徳 ねぎそば」「明治軒 オムライス」「パパジョンズ チーズケーキ」とか、ノートいっぱいに書き出して、泣いていた。
本当に涙を流して。
食べ物で郷愁を感じるとは、なんとも私らしい。

関西は相変わらず懐かしいけど、東京でも好きなお店ができたし、さすがに今は泣くことはないし、ノートに書き出すこともなくなった。
それでも、たまに食べたくて、食べたくて震えることはある。
中には取り寄せのできるものもある。
だけど、街に馴染んだその店の風景や、湧き出る熱気、一緒に食べた人との思い出も一緒にやっぱりその場で感じたい。

「水菜とツナのさっぱり和え」のレシピ

「水菜とツナのさっぱり和え」の材料(2人分)

水菜…1/2束(約100g)
ツナ…1缶(約70g)
白いりごま…小さじ1
A しょうゆ…大さじ1/2
A 酢…大さじ1/2
A 砂糖…小さじ1/2

「水菜とツナのさっぱり和え」の作り方


1、水菜は根元を切り落とし、5cm幅に切る。
ザルに入れてボウルで受け、熱湯を回しかける。
しんなりしたら、冷水に取って水気を絞る。

お湯はケトルなどで沸かしています。
茹でたいときは、鍋に沸かした熱湯にさっと10秒ほど通して、冷水に取ってください。

2、別のボウルに【A】を入れて混ぜる。

ツナにも塩味があるので少量です

3、(2)に(1)の水菜、汁気を切ったツナ、白いりごまを入れて和える。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?