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「駐在妻から現地採用」を半年やってみて。

今年5月、念願だった現地採用を叶えて、帯同ビザから就労ビザに切り替えて日系企業で働き始めました。メディアからも取り上げていただくなどして、周りからは「すごいね」と言われることが多かったのですが(ありがたいです)、実は私自身の中では全く「ゴール」という感覚はないままです。むしろまだまだ、自分の中のベストを探している最中。

「現地採用が叶ったんだから本帰国まで働き続けるだけでしょ?」と思われるかもしれませんが、私の中で「タイでやりたいこと」はむしろどんどん増えていて、それらのパーツをどう組み合わせていけばよいのか、常に考え続けている感じです。

先日、やえがしさん(@yaegashihenshu1)から「広報note勉強会のアドベントカレンダーに参加してみませんか?」とお声がけをいただき、2023年の振り返り記事を書くことになりました。せっかくの機会なので、「現地採用を半年やってみて今私が思うこと」を書いてみます!

1.仕事以外の活動ーその1(ボランティア活動)

仕事を始めて4ヶ月ほど経った頃から、さらなる欲が生まれ「もっとタイ社会とかかわりたい」「タイ社会にも何か貢献ができないか」と思うようになりました。就職前に少しだけ、タイの無国籍の子どもたちが暮らす「虹の学校」で広報ボランティアをしていたんですが、就職後は忙しくなって活動は止めていたんですね。広報未経験の私ができることは非常に限られており、力不足を痛感したことも理由の一つでした。

でも、就職先で少しずつ広報の仕事を経験できて、やっとペースが掴めてきたし、自分にお給料(バーツ)も入るようになったから、ボランティア活動を再会しよう!と思ったのです。「今の私なら、以前よりもう少し貢献できるかも?」と、ちょっとだけ自信が持てたので。

始めたことは、以下の3つ。

①「虹の学校」を"さとおや"として支援

毎月少額ではありますが、"さとおや"として虹の学校を支援することにしました。担当する女の子(さと子)の動画も送っていただき、まだ直接会ったことはありませんが、この子のために少しでも役に立てているなら…と温かい気持ちになっています。(なお、法的な「里親制度」ではありません)

▼さとおや制度について
https://www.rainbowschoolthailand.com/ja/donation/

②「虹の学校」広報ボランティアを再会

就職前は、虹の学校に関する記事や、活動にかかわっている人たちのインタビュー記事を書いていました。今はまとまった時間が取れるわけではないのですが、メディアアプローチを少しずつ行っています。

その際、過去に自分が書いた記事を参考資料としてメディアの方にお送りできるので、あの時書いておいて本当によかった!頑張ったことって、その時には大きな貢献にはなかったとしても、後になって巡り巡って「頑張っていてよかたったな」と思うことがありますよね。まさにそれでした。

まだまだ貢献できているとは言い難いですが、時間の許す限り、無理のない範囲で、楽しく活動することが長く続けられるコツかなぁと、なるべく自分を甘やかしながらやっています。笑

③「シーカー・アジア財団」広報ボランティアを開始

バンコクにある最大のスラム「クロントイ・スラム」について以前、noteを書きました。このスラム街ツアーに参加したことがきっかけで、スラム街の教育支援や女性自立支援を行っている「シーカー・アジア財団」でも、広報としてボランティアをさせていただくことになりました。

具体的には、11月に開催された「奨学金授与式」に参加し、開催内容に関する記事を執筆。カメラマンの友人も巻き込んで、素敵な写真もたくさん撮影してもらいました。

▼できあがった記事はこちらhttps://www.sikkha.or.th/ja/2023%e5%b9%b4%e5%ba%a6%e3%83%90%e3%83%b3%e3%82%b3%e3%82%af%e5%be%8c%e6%9c%9f%e5%a5%a8%e5%ad%a6%e9%87%91%e6%8e%88%e4%b8%8e%e5%bc%8f%e3%82%92%e9%96%8b%e5%82%ac%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f/

授与式では、バンコクで活動する記者さんとも名刺交換ができました。「虹の学校」に関するお話もしてみたところ、とても興味を持ってくださったので、少しずつ相乗効果が生まれたらいいなぁ。

今後、具体的にどのようなお手伝いができるのか、まだ模索中。何か思いついてはご担当者にメールして…という感じで、こちらものんびりペースでやっています。

奨学金授与式
シーカー・アジア財団にて

2.仕事以外の活動ーその2(他社を知る)

現在勤めている会社が製造業ということもあり、なかなか他社と接点を持つことが難しいのが現状です。「タイ社会を知るには、他社のことを知り、他社の人と話すことが大切かもしれない」と思い、ボランティア活動以外でも社外の人と関わる機会を模索しています。

先日は、日系スタートアップがタイの財閥企業に向けてピッチを行う「Rock Thailand #5」に個人的に参加してきました。「なぜタイでビジネスをしたいのか」「どんな課題を解決したいのか」熱く語るスタートアップの話はどれも刺激的で、メモをとる手が止まりませんでした。

3.半年やってみて、この先は?

現地採用が叶ったからと言って、それがゴールではない。そう実感する半年でした。だからこそ、仕事以外でも色んな挑戦をしてみようと、走り続けた半年でもありました。

日本で働いていた時は、仕事以外の活動をするという発想がそもそもなかったのに、タイではなぜこんなに精力的に動きたくなってしまうんだろう…?

夫の駐在帯同で来泰したのに、最近は「自分の意志でタイに来たのではないか」と錯覚するほど、こちらでの生活が楽しく、充実しています。

きっとそれは、自分で行動を起こし続けているからこそ。いずれ本帰国というタイミングがやってくるのはわかっているけど「期間が決まっているから」といって諦めたくない。むしろ「期間が決まっているからこそ」やりたいことにはどんどん挑戦したい。

膨れ上がる挑戦心に素直に従って、2024年も駆け抜けていきます!

なお、今回仕事の話が全く登場しなかったので(笑)、それについてはまた改めて書いてみます。

この記事は「今年を振り返ってみた(広報note勉強会主催アドベンとカレンダー)」の7日目の記事です。








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