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短所もコンプレックスも、あなたの美しさ【My ego's in this show】

最近クロップド丈のトップスを良く購入している。

というか、去年このクロップド丈が流行り始めたとき、寸胴&上重心の骨格ストレートの私には困る流行だと感じたし、絶対に着ないだろうと思っていた。何より出せるウエストじゃない。

ところが、今年の春クロップド丈のニットとジャケットを購入し、そこから段々と抵抗が無くなってきた。
上重心は下半身を重くして重心のバランスを取ればオッケー。ハイウエストのボトムスを着ればお腹もそんな見えないし大丈夫。
が、最近ついにはローライズ(ミッドライズ?)ボトムスに合わせてお腹を見せはじめた。

ヘソだしコーデ↓


因みに骨格ストレートは太ると最初に腰回りが分厚くなってくる。で、この自撮りのデニムスカート、履いてるとすぐ伸びてローライズになる。なのでめっちゃお腹も腰も出るわけ。

でも、私はこのたっぷりついた腰回りのお肉も、今は堂々と出しておいて良いのではと思っている。
女性らしくて可愛いじゃん。なんで隠す必要がある?私なんて先週義両親との旅行でヘソ出したぜ?って。

まあ、銭湯とかに行ってもタオルで身体を隠さず大股ですたすた歩く人間なので、そもそもあんまり身体を出すのに抵抗が無いっていうのはあるけれども。


話は変わってこないだから見まくっているK-POPグループATEEZのCrazy form。

この、最初の方でセンターで踊るSANという赤髪の男の子。最初の衣装以外は帽子被っちゃってるから判別しにくいけど、見れば見るほど気になってくる存在である。

彼、骨格ストレートだと思うんだけど、ダンスの表現もそうだし、衣装も、骨格ストレートにしてはToo muchというか、
なんと表現するのが適切かわからないが、
彼という人間の、生身の身体の生々しさが衣装や表現から見えてしまう気がしてドキッとする。
※タイプという話ではない。ついでに、他の曲は良く知らなくてこればかり見ている。

こっちの方がダンスのエロ気持ち悪さ(褒めてる)はわかりやすいかも。ロングコートの彼です。

多分、彼だけじゃなくて、他のメンバーも少しToo muchなスタイリングにしてるんだろうなと思う。
わざと彼らの生々しさを出している感じ?ただ爽やかだったりカッコよかったりするだけではそれほど印象に残らないのが、この生々しいセクシーさが垣間見えることで癖になってしまうような。

こんな表現がしたいなと思っていた。

だって綺麗にお洋服を着るだけじゃつまらないし。
骨格○○に似合う服、ってTipsが色々出回っているけど、それは、自分の欠点を隠して一般的な「美」に自分を整えるみたいな話でもあるから。

体型だけの話ではなくて、
社交性があるとか無いとか、センスがあるとかないとか、運動が出来るとか出来ないとか、
欠点も含めて全て自分なのに、なんでその欠点を隠して一般的な「良い」の基準だけを見せるのが「美」になるんだろう。

そんな訳なくない?
ただバランスが取れて美しいだけのものって、綺麗だけど後で印象に残らなくない?

そう思って、
私は外見も、その他の短所や苦手な部分も、全て大事な自分の一部なのだから、隠して生きて行きたくは無いのだなと思った。

勿論、ここが今よりこうだったら、という理想はあっていい。
でも、それによって理想通りでない今の自分を否定・失望したり、隠して無かったことにするのはやめよう。

むしろ、その弱点を出すことによって、その人にしか無い生身の身体の温度感が出てくるから。

"My ego's in this show"
というのは、このCrazy formの歌の歌詞。
ただ踊り狂ってお前のEgoを出せ。他の誰にも出来ないことをしよう。

エゴというとネガティブなイメージだけど、
ここの意味は他ではない自分の基準の「良さ」、自分が見せたい本当の自分、みたいな感じだと思っている。

世間が思う「美」だけ並べられてもつまらないし目に留まらない。短所も含めてそれはあなたの武器である。
私は服を着て、そういう表現がしたいなぁと思っている。



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