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マーケティングオートメーション=売上の自動化、ではありません。

マーケティングオートメーションは、何もせずとも自動的に売上をもたらしてくれる魔法のツールではありません。表記だけみるとついそんな風に勘違いしてしまいます。

マーケティングオートメーションは、営業担当者に的確なタイミングで必要な情報を提供し、売上機会の創出を支援するシステムです。マーケティングオートメーションは、「自動化(Automation)」というより、営業のヒントや気づきを導き出してくれるセンサー(Sensor)なのです。

マーケティングオートメーションの仕組み

リード獲得、DM配信、ランディングページ作成、広告展開など、様々なマーケティング施策を実行した結果は、マーケティングオートメーションツールに連携することで自動的に記録されます。

そして、「スコアレポート」と呼ばれる機能を活用することで、顧客リストの中から特にアクセスが多い、つまり高い購買意欲が推測されるホットリードを効率的にピックアップすることができます。

気づきに対する行動が大切

しかし、せっかくの通知、ヒントや気づきを、営業担当者に伝えなかったり、営業担当者が顧客アプローチを怠ったりしては、せっかくのマーケティングオートメーションの導入効果もなくなってしまいます。ツールを使うことを目的にするのではなく、通知に対して適切に対応することが、成果に繋がる鍵となります。

こうしたことは、マーケティングオートメーションに限らず、Google AnalyticsやGoogle広告などのレポートツール全般に共通する課題です。ツールが提示する最適化や改善の提案に対して、具体的な行動をおこさなければ、アクセス増加や売上向上を達成することはできません。

人間に問われる部分

マーケティングオートメーションは、顧客のアクセスや行動を分析し、興味関心を持っているホットリードを通知してくれます。この通知に対してどのように行動を起こすのか、アクセスや通知が少ないランディングページや顧客リードに対してどのようなアプローチを仕掛けるべきなのか。これらの判断こそが、人間の真価が問われる部分です。

最後に

最後に、WEBサイト運営も同様です。CMSなどの更新の簡略化、広告の自動最適化を利益獲得につなげるためには、人間の判断力と行動力が不可欠です。マーケティングオートメーションを単なるツールとして捉えるのではなく、営業活動の羅針盤として活用することで 目標は実現に向かっていくのです。

イラスト生成:Canva


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