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陽気でスゴいパーカッショニストHogir@イスタンブール

あゆみさんに拝借しているサズがいい音すぎる!というわけで、当該サズを作った張本人の工房へあゆみさんが連れて行ってくれるという。

待ち合わせ場所で明日のレッスンでやる”Ho Dilo”を聴きながら、いい曲すぎて泣きそうになっていると、あゆみさんと共にHogirも登場!

Hogirは先日、これまたあゆみさんのインスタで知ったスーパークールなパーカッショニスト。来日経験もあって、立岩潤三さんなどとも知り合いだ。

先日、すれ違う程度ではあるがチラッと会ったことがあって、「明るい人だなぁ」と思っていたら、「Erika! Çawa yî Baş î!(えりか、元気?調子どう?)」今日もめちゃくちゃ陽気に登場。

工房へ行って、見本用のサズを試奏させてもらう。ロングネックとショートネック、どちらもベラボーにいい音が鳴る。

今発注すると納品は4ヶ月後だという。人気の工房はどこも注文が立て込んでいるんだなぁ。同時に、彼らが作るようなプロフェッショナルモデルを求める人が多いという層の厚さも感じる。価格は500ユーロ。75,000円ほどか。この品質ならむしろ安い方だ、と納得するも、一旦持ち帰ることにする。

これからの自分の音楽への取り組み方をどうするか、という問題を整理して予算を見積らなければならない。

私がやりたいのはクルド民謡だ。クルド民謡はまず第一に「声」の音楽。楽器はその次。

では歌に合わせてどの楽器をやっていきたいのか。

民謡との相性が良い伝統楽器Tembûr(サズ)も引き続きやりたい。

それから、まだあまり前例のない「クルド民謡とピアノ」の可能性も探っていきたい。

そのため、帰国したら微分音が出せるキーボードを購入したい。

勉強のために使える時間もお金も限られているので、いよいよ7弦のサズは後回しかも知れない、と思えてくる。とはいえ、せっかく巡り会えた良い楽器なのに、という思いもある。もう少し考える。

陽気なHogirは帰り際に、「アリガトウ!」「アナタヲ アイシテイル!」「セイセキサクラガオカ!」と叫んでいた。

知っている日本語はこの3つなのだと言う。貴重な3単語のうちの一つにランクインした「聖蹟桜ケ丘」。

明日はコンサートのため、早朝バルセロナに飛ぶそうだ。

まだ生ではHogirの演奏を聴いたことがないので、近いうちに聴くチャンスがあればいいな。


本文とは関係ないが、Mesûd Geverがインスタのストーリーにアップしていたもの。Şitazinは先日のレッスンで歌った”Gulê”の歌詞に出てくる村の名前だ。一週間後からまたGeverなので、チャンスがあれば行ってみたい。

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