果物いっぱい、水曜日
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果物いっぱい、水曜日

May 26, 2021

5月も終盤となり、スーパーにも、とうもろこしやゴーヤ、ズッキーニといった色鮮やかな夏の野菜が並びはじめました。キュウリやニラのような1年中出回っている夏野菜もお手頃価格に。果物もいちごからメロンやキウイに選手交代です。
アガサ・クリスティーの名作「果物いっぱい、日曜日」は、イギリスでドライブを楽しむカップルが道すがらでさくらんぼを買い、バスケットから首飾りが出てくるところから物語が始まりますが、アメリカもその名の通りアメリカンチェリーの産地。主に西海岸のオレゴン州やワシントン州で生産されています。

日本では遠足やピクニックのお供はバナナやみかんが王道ですが、アメリカではりんご。オフィスのランチミーティングでデリバリーのランチパックが配られると、サンドイッチとともにりんごが入っていることがしばしば(あとポテトチップスの小袋も)。ぶどうやブルーベリーも手頃な価格で、ドライブのおやつに最適です。

カリフォルニア州はオレンジ、プルーン、レーズン、レモンと、アメリカの中でもフルーツの宝庫。サンフランシスコ州立大学では定期的にキャンパスでファーマーズマーケットが開催されていました。他の州でも大学内でのファーマーズマーケット開催はめずらしくないようですが、アメリカと一口に言っても国土は日本の25倍(カリフォルニアは日本がちょうどすっぽり入るくらい)。土地によって果物や野菜の産物も異なれば、料理方法も異なります。

たとえばアメリカ南部では、映画のタイトルにもなっている「フライド・グリーントマト」や、フライドオクラ、バナナフォスター(焼きバナナ)と、野菜や果物を揚げたり焼いたりするのが得意。フライドチキンに代表されるフライ料理は南部名物ですが、かつては労働者の食事とされていて、人種差別の激しかった歴史に由来します。
あるいは、アメリカのファストフードとしてお馴染みのブリトー(トルティーヤで具材を包んだメキシコ発祥料理)も、各地の土地柄が。他の州の大学でインターンをしていた研修同期たちとブリトーの話をしていたら、なんだかブリトーの大きさや中に入っている具材の話が噛み合わない。アメリカの定番料理のブリトーも、どうやら、オリジナルのメキシコ流、メキシコ系移民の多い地区発祥で具だくさんのサンフランシスコ流、カルネ・アサダ(浅田さんとは関係ない)と呼ばれる、肉・チーズ・サルサのシンプルなサンディエゴ流、ポテトの入ったオレゴン流とさまざまのようです。

さて、おやつの時間まではもう少しありますが、今日はノー残業デーです。そして今夜は皆既月食。映画「ティファニーで朝食を」でオードリー・ヘップバーンが空を見上げながら歌うムーンリバーに登場する「ハックルベリー」はモンタナ州の名産ですが、ここで歌われる”Huckleberry friends”は”親しい友人”のこと。今日は業務を早め切り上げて、旬のアメリカンチェリーをつまみながら、気の置けない人と空を見上げるのはいかがでしょうか。

*皆既月食
https://tenki.jp/forecaster/r_fukutomi/2021/05/22/12453.html
スーパームーンでの皆既月食は6年ぶりだそう。食の最大は20時18分とのこと。

*Moon River(オードリー・ヘップバーン、1961年) ※YouTubeなので音が出ます
https://m.youtube.com/watch?v=vnoPke8tlAs
映画「ティファニーで朝食を」の名シーン

*タコベル
https://tacobell.co.jp
日本にも店舗を構えるタコス・ブリトー屋さん。本社はカリフォルニアです。

*Chipotle Mexican Grill (チポトレ・メキシカン・グリル)
https://www.chipotle.com/nutrition-calculator
アメリカのいたるところにあるタコス・ブリトー屋さん。日本進出希望。 

(写真:モンタナ州のベリージャム)          


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大学職員(2012:東京大学職員→2017:文部科学省研修→2018:モンタナ州立大学研修→2018:サンフランシスコ州立大学インターン→2019:東京大学職員)。職場で水曜日にノー残業デーコラムを書いています。社会人10年目の目標は毎日みんながノー残業。